台湾・台東県政府は本日、日本の著名飲食ブランド「一石三鳥飲食グループ」および日光市の歴史的洋館レストラン「日光 明治の館」との連携による新たな取り組みを正式に発表した。
(画像)台東県産のシイラを丁寧に調理し、特製フォカッチャバーガーに仕上げるシェフの様子。
本企画は「台東祭」と題し、日本の洗練された料理表現を通じて台東の高品質な食材を紹介するとともに、日本の消費者に台東が掲げる「スローエコノミー」の魅力を伝えることを目的としている。食を通じて台東の風土や文化を知ってもらい、最終的には実際に台東を訪れ、東海岸の豊かな山海の風景と文化を体感してもらうことを目指している。
本取り組みの最大の特徴は、「一石三鳥」グループが運営する焼鳥、和牛料理、鮨などの高級レストラン計10店舗において、台東県の代表的な食材を3ヶ月間にわたり一挙導入する点にある。導入される食材は、小米(アワ)、赤藜(レッドキヌア)、紅烏龍茶、シイラ、洛神花(ローゼル)、アテモヤなど計6品目に及ぶ。
(画像)提供メニューイメージ:左上より「栗団子とサーロインの芳醇角煮」、左下「シイラの旨味まぜそば」、右側「台東県産ローゼルとアテモヤのフローズンヨーグルト添え」。台東県の厳選食材が、日本の名店の手によって新たな一皿へと昇華されています。
台東県政府は、一石三鳥グループが持つ食材への鋭い洞察力と卓越した職人技術により、台東産品固有の風味や安定した品質が最大限に引き出されたと言及。同グループの専門開発チームによる創意工夫を通じて、これら地域の食材が国際的な視点を持つ独創的な一皿へと昇華されたことを高く評価している。今回の「台東祭」は単なる短期的な食材プロモーションにとどまらず、実際の店舗での提供と消費者の反応を通じて市場性を検証し、日本市場における安定した供給体制を構築することで、台東農産物の長期的な採用と活用につなげることを目標としている。
一方、日本有数の観光地である日光市では、歴史的建築として知られる「明治の館」が桜の季節に合わせ、春季限定イベント「ローゼル祭」を開催する。開催期間は2026年3月15日(日)から4月下旬までを予定している。
同店のシェフは「大地のルビー」とも称される台東産洛神花(ローゼル)を百年の歴史を持つ洋食の技法に取り入れ、淡いピンク色が印象的な「台東ローゼルチーズケーキ」を開発した。また、自宅でも楽しめる商品として「台東ローゼルジンジャーシロップ」も同時に販売し、花見を楽しむ来訪者が台湾東海岸の味わいをお土産として持ち帰ることができるよう工夫されている。旅先での味覚の感動を日常生活の中でも感じてもらうことを狙いとしている。
台東県政府は、今回の「食材外交」の核心は「味わう―知る―訪れる」というブランド連結を築くことにあると強調する。日本の有力飲食グループと歴史ある名店との連携により、台東農産物の国際的な認知度を高めるとともに、日本の人々がその美味しさに感動する中で、「この素晴らしい食材を育む土地を実際に訪れてみたい」と感じてもらうことを期待している。
そして将来的には、日本の多くの人々が台東を訪れ、豊かな自然と文化が息づくこの土地を体験することを心から歓迎したいとしている。