大阪韓国文化院、4月3日・4日にヌリホールで民謡とバンドのコラボ公演を開催。京畿民謡と南道民謡の魅力をバンドサウンドとともに描く「GANGNAM OASIS」「NAMDO CALLING」を上演
韓国民謡、バンドと踊る
 
 大阪韓国文化院(院長 キム・ヘス、以下「文化院」)は、韓国伝統民謡とバンドサウンドが出会う公演「韓国民謡、バンドと踊る」を、2026年4月3日(金)と4日(土)の2日間、大阪韓国文化院ヌリホールで開催します。韓国民謡と現代音楽が響き合うコラボレーション公演を通じて、韓国民謡の魅力を日本の観客に紹介します。
 
 4月3日(金)に上演される「GANGNAM OASIS」は、京畿民謡の履修者として、「シンシン」「韓国男児」「オバンシンガ」など多様なジャンルを横断する実験的な活動を続けてきた歌い手イ・ヒムンが、自伝的な物語を創作民謡に込めた作品です。自身の幼少期の物語を盛り込んだ楽曲をもとに、公演全体をひとつの劇のように構成した作品で、民謡の唱法や発声、リズムをR&Bバンドの演奏に溶け込ませることで、韓国民謡が持つ現代にも通じる魅力を伝えます。
 
GANGNAM OASIS
 
 4月4日(土)に上演される「NAMDO CALLING」には、南道民謡の歌い手「チョン・ウネ」が出演します。第32回イム・バンウル国楽祭名唱部大統領賞、2025 KBS国楽大賞の大賞を受賞した実力派であり、唱劇や演劇への出演、他ジャンルとのコラボレーションなど新たな挑戦を続けてきました。本作は、2025年に韓国国立劇場「Yeowoorak Festival」で「Southbound」のタイトルで初演された作品をさらに発展させた舞台で、海外では今回が初公演となります。バンドサウンドを基盤に、民謡に自由で即興的な表現を取り入れた新たな舞台を披露する予定です。
 
NAMDO CALLING @National Theater of Korea
 
 両公演には、ジャズやブルースなどブラックミュージックを基盤に活動するバンド「CADEJO(カデホ)」が参加します。ギターの「イ・テフン」、ベースの「キム・ジェホ」、ドラムの「キム・ダビン」による3人組で、民謡の旋律やリズムをバンドサウンドとして再構成し、伝統民謡と現代音楽の新たな接点を生み出します。同じ民謡を出発点とする二つの作品が、CADEJOによってそれぞれどのように異なる広がりを見せるのかを聴き比べるのも、本公演の見どころの一つです。
 
 また、「NAMDO CALLING」にはヴィブラフォン奏者「キム・イェチャン」も参加します。澄んだ独特の音色を持つヴィブラフォンがバンドサウンドに新たな色彩を加え、伝統民謡と現代的な編曲のあいだに新しい響きを生み出します。
 
 文化院では、今年2月に開催したパンソリ影絵劇「どんぶらこ『水宮歌』」に続き、本公演を通じて韓国伝統音楽のさまざまな実験と変化を紹介していく考えです。日本でも比較的親しまれている韓国民謡が現代の舞台でどのように新たな形へ広がっているのかを、多様な公演を通じて伝えます。
 
 公演は無料、事前申込・抽選制で実施します。観覧申込は3月23日(月)まで受け付けており、詳細は大阪韓国文化院ホームページ(https://www.k-culture.jp)およびSNSでご確認いただけます。
 
✿概要
✦公演名:韓国民謡、バンドと踊る
✦会場:大阪韓国文化院 ヌリホール (大阪市北区東天満1-1-15)
✦主催:駐大阪韓国文化院
✦制作:EWON ARTFACTORY
✦観覧:無料(事前申込・抽選制)
✦詳細URL:https://www.k-culture.jp/info_news_view.php?number=3311
 
『GANGNAM OASIS』
韓国で最もヒップな伝統音楽家イ・ヒムンと、フリーセッションバンドCADEJOによる、絶妙な出会い!
✦日時:2026年 4月 3日(金) 19:00 (約70分)
✦出演:イ・ヒムン(京畿民謡) × CADEJO
『GANGNAM OASIS』は、韓国・京畿民謡の歌い手「イ・ヒムン」が自ら作詞・作曲した自伝的な物語をもとに構成された音楽劇形式の公演です。伝統の声を通してこれまで語ることのなかった自身の物語を静かに、そして率直に紡ぎ出し、自分自身と観客に向けた癒やしを届けます。
NPR Tiny Desk や Tiny Desk Korea など、世界的な音楽プラットフォームへの出演でも注目を集めてきたイ・ヒムンは力強さと繊細さを併せ持つ唯一無二の声で、伝統と現代をつなぐアーティストです。
個人の物語から始まった“声”の旅が国境を越えて共感へと広がる特別なステージをぜひご体感ください。
 
『NAMDO CALLING』
非凡さの中に自由を見出す、伝統の声とCADEJOのサウンドの出会い
✦日時:2026年 4月 4日(土) 15:00 (約70分)
✦出演:チョン・ウネ(南道民謡) × CADEJO × キム・イェチャン(ヴィブラフォン)
多彩で確かな声の力を持つ南道民謡の歌い手チョン・ウネと、現在の韓国インディーシーンで最も注目を集めるバンドCADEJOが伝統民謡の新たな可能性を探ります。
彼らは韓国・南道民謡の旋律やリズム、構造を解体・抽出し、再配置と再解釈を通して同時代の音楽言語として再構築します。
難しく親しみにくい伝統音楽ではなく、今の感覚で誰もが楽しめる「南道民謡のポップス化」を目指したステージです。さらに、ジャズシーンで活躍するヴィブラフォン奏者キム・イェチャンが加わり、ドラム、ベース、ギター、ヴィブラフォンが響き合う全11曲の豊かなレパートリーを完成させます。(2025 Yeowoorak Festival 初演作)
 
✿出演者プロフィール
LEE HEEMOON(イ・ヒムン)
LEE HEEMOON(イ・ヒムン)
韓国の伝統民謡「京畿民謡」を継承する国家無形遺産・京畿民謡の履修者であり、伝統芸術を現代の感覚へと拡張してきた韓国を代表するアーティスト。膨大な京畿民謡のレパートリーを基盤に、伝統声楽の美学を現代的なパフォーマンス形式と融合させ、ジャンルの境界を越える実験的な活動を継続している。韓国の伝統音楽を過去の遺産としてではなく、今を生きる音楽として再解釈し続けている。
Instagram @leeheemoon.official
 
JUNG EUNHYE(チョン・ウネ) @National Theater of Korea
JUNG EUNHYE(チョン・ウネ)
チョン・ウネは、現存するパンソリ五大演目をすべて師事し、計12回の完唱公演を行うなど、伝統に対する深い研鑽を積んできた実力派の芸術家である。現在は歌い手であると同時に俳優・創作者としても活動し、ジャンルの垣根を越えて幅広い舞台に立っている。特に唱劇、演劇、ミュージカルなど多様な作品で独自の存在感を発揮する一方、作唱家として創作にも取り組んでいる。バンド、現代音楽、ジャズなどとの多彩なコラボレーションを通じて、パンソリの新たな地平を切り拓く現代的な歌い手として高く評価されている。第32回イム・バンウル国楽祭 名唱部 大統領賞受賞、2025年KBS国楽大賞 総合大賞受賞。
Instagram @jung.voice
CADEJO(カデホ)
CADEJO(カデホ)
CADEJOは2018年に結成されたバンドで、ブラックミュージックを基盤とし、ジャム演奏から生まれる自由さと即興性を追求している。韓国音楽シーンで長年活動してきたイ・テフン、キム・ジェホ、キム・ダビンの3人によるバンドで、それぞれの音楽的スペクトラムと個性が色濃く反映されている。2019年以降、各種フェスティバルや企画公演に多数招聘され、注目を集めてきた。自由で即興的なリズムに身を委ね、観客が思いのままに踊れるダンスミュージックを体現することを目指している。
Instagram @cadejo___
KIM YECHAN(キム・イェチャン)
KIM YECHAN(キム・イェチャン)
韓国において最も精力的に活動するヴィブラフォニストの一人。2022年に発表したフルアルバム「Forestet」を皮切りに、ジャズ、即興音楽、ソウル、国楽、ファンクなど多様なジャンルで活躍している。CADEJO、omm..、Soul Delivery、Nardis などのアーティストとコラボレーションを重ね、ヴィブラフォニストとして幅広く多彩な音楽世界を提示している。
Instagram @yechn