砂漠都市インフラに“日本発の透水革命”Dotconが進出 |
中東の乾燥地帯に位置するサウジアラビアにて、透水貯留浸透コンクリート「Dotcon(ドットコン)」が世界で初めて“砂漠都市”のインフラ構造材として導入されることが決定しました。 | |||||||||
施工対象は、リヤド市内にあるシェラトンホテルのエントランスおよび大型駐車場。 さらに、中東湾岸地域における独占販売契約も締結予定であり、同地域におけるDotconの本格展開が始動します。 |
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■ 本展開の背景に──松島栄一氏の参画とグローバル戦略の推進 | |||||||||
今回の中東展開は、2025年よりPUMPMAN取締役に就任した松島栄一氏が、戦略設計・現地法人連携の両面から深く関与し、実現に至ったものです。 | |||||||||
製造業・インフラ・DX領域で25年以上の実績を持つ松島氏は、 国際プロジェクトや海外インフラ整備に精通しており、今回の湾岸諸国との戦略的関係構築にも中心的な役割を果たしました。 |
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■ 今後の主要アクションと展開地域 | |||||||||
【サウジアラビア】中東湾岸地域での独占販売開始 | |||||||||
日本水道機工グループの現地法人と連携し、湾岸諸国における都市インフラ導入に向けた実証施工・運用体制を構築 | |||||||||
Dotconは、中東エリアの極端気候に適応した環境型舗装材として、都市の排水問題・温熱環境改善・メンテナンス課題に対する持続可能な解決策を提供します。 ■ “水を流さず、地中に還す”インフラ技術とは |
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Dotconは、雨水を地中に還元できる多孔質の透水性コンクリート。 従来の舗装とは異なり、道路や駐車場に降った雨水を排水せず、その場で吸収・浸透・一時貯留します。 |
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特に以下のような性能が評価され、今回の採用に至りました: | |||||||||
透水率100% : 最大97.7 mm/h(20年目詰まりを模した試験でも81.8 mm/h維持) 貯水量1枚あたり14L : 一時的な貯留によって排水設備の不足を補完 ヒートアイランド緩和 : 通常舗装材との比較で表面温度・最大-2.4℃ 水勾配・排水桝不要 : 設計・施工・維持コストの削減 |
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■ なぜ砂漠に“透水性”が必要なのか? | |||||||||
中東地域では降水量が極端に少ない一方、降雨時は短時間豪雨となる傾向が強く、 従来の不透水舗装では、排水インフラの容量不足による冠水リスクや路面劣化が深刻な課題となっていました。 |
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Dotconは、そうした課題に対し、 | |||||||||
・その場で雨水を吸収・緩和し、排水量のピークカット | |||||||||
・排水インフラへの過負荷を軽減 | |||||||||
・保水による路面温度の安定化 | |||||||||
といった、多機能な気候対応型インフラとして評価を受けています。 | |||||||||
■ グローバル展開の今後の展開 | |||||||||
今回のサウジアラビアでの導入は、Dotconが世界市場へ本格進出する象徴的な第一歩であり、 日本発の“水循環インフラ思想”が、気候変動と向き合う各国の都市づくりに新たな選択肢を提供することになります。 |
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今後もPUMP MANは、松島氏のリーダーシップのもと、アジア・アフリカ・北米へと展開地域を広げ、“流さず、還す”インフラ思想の社会実装を推進していきます。 | |||||||||