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瓶子 根来塗 小坂 公一 作 |
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「最後の朱」 |
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古来人々にとって特別な色であった「朱」の色。鉱物から作られる辰砂や弁柄、鉛丹などの赤色の顔料は縄文時代には既に神聖なものとされ、死者を弔う際にも用いられたといいます。 |
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血の色であり、火の色であり、太陽の色である朱色が想起させるのは生命や再生の力。真塗と呼ばれる格式高い黒色の漆も人気ですが、黒の漆よりも昔から使われていた朱の漆は長い歴史の中、邪を祓う力を人々に与えてきました。ひとたび漆器に使えば、その神聖な力を秘めた道具になることでしょう。 |
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このたび、木曽の伝統工芸士である故小坂公一氏の遺作展として、中世最高峰の朱の漆器「根来塗」の東京、パリ、ニューヨークでの巡回展示を開催します。 |
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440年前に一度途絶えた「根来塗」は、2000年頃に和歌山県岩出市の根来寺にて甦りました。焼物にも負けない堅牢なつくり、数十年使い込むことで見えてくる地の黒の美しさが国内外のコレクターを魅了しています。 |
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生と死を想い、再生を祈る朱色。その精神は、断絶と復興を経て甦った根来塗の歩みとも重なります。 |
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本展に並ぶ作品はすべて、故 小坂公一氏による貴重な一点ものです。 |
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再制作はかないません。ぜひこの機会にご高覧ください。 |
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小坂公一展「奇跡の根来塗り」 |
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東 京 会 場:AREA Tokyo 107-0061東京都港区北青山2-10-28 1F |
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会 期:2025年6月20日(金)~8月17日(日) |
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パ リ 会 場:AREA Paris 4 rue de l'Universite 75007 Paris FRANCE |
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会 期:2025年9月3日(水)~10月25日(土) |
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ニューヨーク会場:AREA New York 172 Madison Avenue, New York, NY 10016 |
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会 期:2025年11月14日(金)~2026年1月17日(土) |
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小坂公一 |
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1949年 長野県 木曽平沢生まれ |
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伝統工芸士(うるし工芸) |
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国画会会員、第75回国展工芸部奨励賞(H13) |
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小田原城ミュージアム 内装壁漆塗制作 |
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長野県中信美術展 長野県民芸協会賞(S63) |
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(社)松本芸術文化協会 美術賞(H13) |
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木曽漆器新作見本市 商工会長賞(H15) |
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卓越技能者知事表彰(H18) |
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会社情報 |
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「AREA」は、2003年に創業した家具とインテリアデザイン企業、株式会社NODA Japanが展開するオリジナルブランドです。2024年にはニューヨーク・マンハッタンに「AREA New York」をオープン。東京、パリ、ニューヨークを拠点に、高品質な家具コレクションと日本の伝統的なプロダクトを世界へ発信しています。 |
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