「日本には人材も可能性もある。だが“爆発”していない。今こそ、国家として起業家を本気で支援するフェーズに入った。ここに集まった皆さんが、日本を動かす“突破口”になってほしい。」

一般財団法人 UPDATE EARTH(理事長:福田 正/東京都千代田区)は、2025年7月11日(金)、最先端のビジネスとテクノロジーに触れる大型イベント「UPDATE EARTH シンポジウム Summer」をDeloitte Tohmatsu Innovation Park(東京・丸の内)にて開催しました。イベントでは総務省ICTスタートアップリーグの令和7年度採択者62件が発表され、会場には、スタートアップ支援関係者、行政、投資家、報道関係者など約200名が来場。未来を拓く革新者たちが次々と登壇し、「次の10年をつくる」熱気と可能性が交錯する空間となりました。

【総務省「ICTスタートアップリーグ」令和7年度採択者 発表】

過去最多の62社を選出──課題解決型スタートアップの最前線

本シンポジウム内では、総務省主導による起業支援プログラム「ICTスタートアップリーグ」の令和7年度採択企業が発表されました。過去最多の62社が選出され、会場ではその成果と期待に包まれたフォトセッションが行われました。

【写真】イベントに参加したICTスタートアップリーグ採択者

採択企業は、すでに多彩な分野での実装フェーズに突入している企業もあり、今後1年間にわたる伴走支援が行われる予定です。

衆議院議員/前経済再生担当大臣/ 前スタートアップ担当大臣/元総務大臣・新藤義孝氏

オープニングを飾ったのは、前スタートアップ担当大臣・新藤義孝氏(UPDATE EARTH名誉会長)。国内外のスタートアップと日本経済の構造を比較しながら、「規制や慣習を打ち破る発想と仕組みこそが、未来を切り拓く鍵になる」と力強いメッセージを送りました。

「ダンスは自由の象徴です。誰もが楽しめる権利を持っていますが、そこに経済的価値を付加する仕組みが必要です。」

神田氏の提案するこの仕組みは、世界的な知財インフラとなる可能性を秘めています。「動きが文化になる」「ノリが経済になる」という新しい時代の先駆けとして、大きな注目を集めています。

「Worldcoin」の日本展開を担う牧野氏は、虹彩認証によって「その人が“人間である”こと」を証明する仕組み「World ID」の社会的意義について語りました。「AIと共存する時代には、“人間である”ことを証明する技術が不可欠になる」という視点から、未来のデジタルアイデンティティの在り方に迫りました。

谷氏は、GAFAが席巻する米国における“金融×IT×エンタメ”の融合構造と、日本のエンタメ産業との違いについて鋭く指摘。また、巨大なタレントネットワークとSNSフォロワー数というデータ資産を活用して世界市場へ展開する、米国の巨大エージェンシーのビジネスモデルを紹介しました。

この取り組みを通じて、新しい挑戦が次々と生まれ、未来を切り拓く突破口となることを目指しています。ここに集う全員が一丸となり、みんなで日本のスタートアップを盛り上げていきたいと思います。

今後、ICTスタートアップリーグの採択企業に関する取材やインタビューをご希望の報道関係者の皆様は、下記までご連絡ください。

事業内容:イノベーションアワード及びビジネスコンテスト等との連携による起業家の発掘及び育成支援、起業家人材及びスタートアップ企業へのビジネス支援ほか