震災ですべてを失った地で、全日本BMX選手権が開催される。~震災15年目の現在地~
 
一般社団法人全日本BMX連盟(JBMXF)は、公益財団法人日本自転車競技連盟(JCF)が主催するの第43回全日本自転車競技選手権 BMXレーシングを、主管団体として岩手県大船渡市の三陸BMXスタジアムにおいて2026年10月17日(土)・18日(日)に開催いたします。
スタートヒルから三陸の海を望む三陸BMXスタジアム全景
震災から日常へ - 三陸BMXスタジアムの歩み -
2011年3月11日の東日本大震災により、この地からは日常が失われ、子どもたちの遊び場や学びの場、笑い声の響く場所も姿を消しました。
 
 それから15年。地域では「もう一度、子どもたちの声が響く場所を取り戻したい」という思いのもと、時間をかけた議論と合意形成が重ねられてきました。その歩みのなかで生まれ、育まれてきたのが三陸BMXスタジアムです。
 
 
 
 
 三陸BMXスタジアムは、開設以降の約5年間、地域で日常的に利用されながら、子どもたちの育成、指導体制の構築、安全管理、そして大会運営に向けた経験が少しずつ積み重ねられてきました。そうした歩みの延長線上で、全国から選手が集う全日本選手権という舞台に、いま挑もうとしています。
 
 本大会は、追悼行事や記念イベントではありません。しかし同時に、通常開催の全日本BMX選手権とも異なる意味を持ちます。震災を経験した世代と、震災を知らずに育った世代の選手たちが、同じ大会の場に立ち、全国から集まるトップライダーが競い合い、その中で2026 年の全日本チャンピオンが誕生します。
 
東日本大震災から15年が経過した現在、三陸の地域では、日常の中にスポーツや子どもたちの活動が戻りつつあります。三陸BMXスタジアムもまた、そうした日常の積み重ねの中で育まれてきた場所です。スポーツが地域の日常に根付き、当たり前に続いてきた歩みの延長線上に本大会があり、日本一を決めるための特別な舞台として準備を進めてまいります。
 
2025年大会開催時の三陸BMXスタジアム
2025年大会開催時の三陸BMXスタジアム
2025年大会開催時の三陸BMXスタジアム
2025年大会開催時の三陸BMXスタジアム
 
大会概要
大会名:第 43 回全日本自転車競技選手権 BMX レーシング
主催:公益財団法人 日本自転車競技連盟(JCF)
主管:一般社団法人 全日本BMX連盟(JBMXF)
会場:三陸BMXスタジアム(岩手県大船渡市三陸町越喜来甫嶺 134-2)
日程:2026年10月17日(土)・18日(日)
BMXレーシングとは?
BMXは1970 年代のアメリカで子どもたちがオートバイのモトクロスを真似たのが原点とされているスポーツです。300 ~ 450 mのコースを最大8人が一斉スタートし、着順を競うダイナミックな走りによって全世界に普及しました。その自由な競技特性からフリースタイルという派生競技も生まれました。BMXレーシングは2008年北京五輪から正式種目に採用され、世界で人気のスポーツとなっています。全日本BMX連盟は1984年に発足し、BMXレーシングの大会開催や普及活動を積極的に行っている団体です。