通信インフラ事業と地域振興事業を手掛ける 株式会社 ALL CONNECT(代表取締役社長:岩井 宏太、福井県福井市)は、国立大学法人 福井大学 大学院工学研究科 経営・技術革新工学研究室 と連携し、プロバスケットボールクラブ 「福井ブローウィンズ」 を題材にした産学連携授業 (前期全3回)を実施しています。
7 月 18 日(金)に迎える最終回では、ブローウィンズの活動が地域にもたらす変化(情緒的変化や定性的変化)を可視化し、その調査方法と活用案についてまとめたレポートの中から選抜されたグループが発表を行います。優秀な提案は今後大学院生や研究室メンバーも加わり実装に向け、最終的にブローウィンズへ提案を行う予定です。
第1回(5月16日)では、ブローウィンズの活動が地域にもたらすポジティブな変化を学生ならではの視点で洗い出し、仮説を立案。続く第2回では、100以上にのぼった仮説やアイデアの中から、どれを実際に調査するか“決定する”というテーマで講義とグループワークを行いました。決定するまでのプロセスや決断するための考え方などを学び、学生たちはアイデアの中から調査テーマを決定しました。最終回となる7月18日(金)は、実際に調査した結果を発表します。
学生ならではの視点や機会を活かした調査結果から今後ブローウィンズの地域連携施策への反映に期待しています。
プロジェクトの狙い 
地域振興効果の可視化 
福井ブローウィンズがもたらす経済波及効果(2023-24シーズン試算:約28億円)だけでなく、活動によって起こる定性的な価値を含めた様々な変化や影響などを観測し地域振興効果の見える化に挑戦します。
実践的な人材育成 
学生はこの講座を通じて、将来起業をする際や就職活動において活用できる経験と学びを深めます。 
10年続く産学連携モデル 
単年度で終わらず、長期にわたり地域の知見を蓄積し、企業・行政・大学が共創するプラットフォームを目指します。
講義スケジュール
日時 内容
第1回 5月16日 仮説立案構築
第2回 6月20日 調査手法設計
第3回 7月18日 調査結果の発表・共有
 
関係者コメント 
福井大学 基盤部門
地域創生推進本部 教授
竹本 拓治
本プロジェクトは、地域社会が持つ情緒的・定性的価値をデータで可視化し、科学的に捉えるという、経営・技術革新工学研究室の強みを生かした挑戦です。
学生にとっても、社会実装を見据えた実践の場で、課題発見力と提案力を磨く貴重な機会となります。
大学・企業・地域が一体となって福井の未来を考えるこのプロジェクトを、教育・研究の両面から力強く支援してまいります。
株式会社 ALL CONNECT
執行役員/第二事業本部 本部長
千本 祥三
すべての企業が地域事業の有益性を実感し、積極的に投資できるようになる。そのきっかけを、この取り組みでつくりたい。地域の活性化が日本全体の豊かさにつながる-その第一歩にしたいと考えています。
福井で生活している学生だからこそ見えるリアルな経験や気付きによって、この取り組みが、私たち企業にとっても、大きな学びになると信じています。
メディア取材のご案内 
第3回目授業(7月18日/福井大学文京キャンパス教育系1号館 大1講義室)は報道公開を行います。学生のディスカッションや最終調査結果の発表の様子を取材いただけます。取材をご希望の方は、下記連絡先までお申し込みください。
法人概要 
株式会社ALL CONNECT 
代表取締役  岩井 宏太 
所在地 福井県福井市栂野町第15号1番地2 
設立 2005年4月21日 
URL https://all-connect.co.jp
国立大学法人 福井大学 
文京キャンパス 福井県福井市文京3丁目9番1号
  福井大学大学院工学研究科 経営・技術革新工学研究室(教授 竹本 拓治) 
URL ttps://www.u-fukui.ac.jp/