「KAWASAKI L4 Bus Project」が、国土交通省から自動運転社会実装推進事業の重点支援(全国10箇所程度)に採択。
 川崎市は、令和9年度の自動運転バスのレベル4※実装を目指して、「KAWASAKI L4 Bus Project」を進めています。今年度は、様々な移動需要への対応や事業性を検証するため、昨年度導入した中型バス「Minibus2.0」の1台に加えて、いすゞ自動車製の国産大型バス「ERGA」の1台を新たに使用し、計2台で実証実験を行います。これにあたり、川崎市は、国土交通省から自動運転社会実装推進事業の重点支援(全国10箇所程度)に採択されました。この事業への採択は2年連続となります。
 また、令和6年4月に設立した自動運転バスのレベル4実装に向けた取組を推進する「川崎市自動運転実装推進協議会」に、新たなメンバーを加え、プロジェクトを加速していきます。
 なお、今年度の運行につきましては、秋頃の開始を予定していますので、詳細が決まり次第、お知らせいたします。
 ※レベル4とは場所や天候、速度などの特定条件下で、システムが車の全ての運転操作を担う完全自動
 運転のことです。
1 今年度の実証実験の概要
[ポイント]
1. 中型バスのティアフォー製Minibus2.0に加えて、国産大型バスのいすゞ自動車製ERGAで実証運行を
  行い、複数台の自動運行を検証
2. 2つの路線バスの営業路線において、運賃有料の実証運行を実施(Minibus2.0のみ)
3. レベル4運行に向けて延べ約140日間の長期間、レベル2で運行し、許認可に必要なデータを取得
 
[車両]
  大型バス ERGA(いすゞ自動車製)
   中型バス Minibus2.0(ティアフォー製)
車両サイズ 大型バス 中型バス
車両名 ERGA Minibus2.0
車両メーカー いすゞ自動車 ティアフォー
乗車定員 24名 16名
最高速度 40km/h 35km/h
※乗車定員、最高速度は自動運転時の数値
※乗車定員は運転席含む
 
[運行ルート、走行期間]    
<羽田連絡線>                <川崎病院線>
世界への玄関口である羽田空港エリアと     1日30万人が利用する川崎駅と病院を結ぶルート
川崎を結ぶルート
走行期間:7月~11月(準備走行含む)         走行車両:中型・大型バス         
走行期間:11月~1月(準備走行含む)         走行車両:中型バス
2 川崎市自動運転実装推進協議会に新たなメンバーが加入
 令和6年4月に設立した自動運転バスのレベル4実装に向けた取組を推進する「川崎市自動運転実装推進協議会」に新たなメンバーを加え、国産大型バスの活用や社会受容性の取組を行うなど、プロジェクトを加速します。
 
協議会構成員
     構成員   代表者      所在地       主な役割
川崎市 市長
福田 紀彦
川崎市川崎区
宮本町1
事業主体
川崎鶴見臨港バス
株式会社
取締役社長
野村 正人
川崎市川崎区
中瀬3-21-6
運行事業者
A-Drive株式会社 代表取締役 社長
岡部 定勝
横浜市港北区
新横浜3-2-3
総合調整、レベル4実装・
許認可取得に向けた支援
アイサンテクノロジー株式会社 代表取締役社長
加藤 淳
名古屋市中区
錦3-7-14
高精度3Dmapの作成、
車両運行支援・調律、レベル4認可取得に向けた支援
株式会社京三製作所 代表取締役社長
國澤 良治
横浜市鶴見区
平安町2-29-1
信号協調システム
株式会社ティアフォー 代表取締役CEO
加藤 真平
品川区北品川
1-12-10
車両開発
損害保険ジャパン
株式会社
代表取締役社長
石川 耕治
新宿区西新宿
1-26-1
自動運転専用保険および
リスクアセスメント提供支援
LocaliST株式会社 代表取締役
有吉 亮
千代田区丸の内1-11-1 社会受容性に関する企画運営
KDDI株式会社 代表取締役社長CEO
松田 浩路
千代田区飯田橋3-10-10 通信提供・通信調査
いすゞ自動車株式会社 常務執行役員
佐藤 浩至
横浜市西区高島1-2-5 車両開発および提供
筑波大学
システム情報系
教授
谷口 綾子
つくば市天王台1丁目1-1 社会受容性に関する企画運営
多摩大学経営情報学部 樋笠 尭士ゼミ 准教授
樋笠 尭士
多摩市聖ヶ丘
4-1-1
社会受容性に関する企画運営
※順不同
※協議会は、会長を川崎市まちづくり局長、副会長を川崎鶴見臨港バス担当役員が担います。
※下線部が、令和7年度から協議会に参画いただいた構成員です。
問合せ先
川崎市まちづくり局交通政策室 藤島
 電話 044-200-1485