株式会社WILLTEX(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:上田彩花、以下「WILLTEX」)は、吸熱・放熱塗料「NEZLEAD(ネツリード)」を核とした新たな事業を立ち上げ、当社にとって第3の事業として本格展開を開始したことをお知らせいたします。

本事業は、株式会社塩原製作所(本社:東京都大田区、代表取締役社長:塩原 透)との連携により推進するもので、調理・製造・インフラ・設備分野をはじめとした、熱とエネルギーに関する社会課題の解決を目的としています。

NEZLEADは、塗布するだけで吸熱と放熱の両機能を発揮する機能性塗料です。塩原製作所独自の革新技術により開発されました。

加熱時には、火や熱源からのエネルギーを効率よく吸収し、放熱によって内容物や設備へ素早く熱を伝達します。一方、冷却時には、加熱された素材の熱を吸熱し、外気へ放出することで、冷却効率を高め、熱の滞留を抑制します。

実証試験(大豆加熱試験)では、調理鍋に塗布することで沸騰までの時間を約23分から約18分へと短縮し、約22%の効率化を実現しました。これにより、エネルギーコスト削減、設備の長寿命化、そしてCO2排出量削減への貢献が確認されています。

WILLTEXはこれまで、以下の温度制御技術を軸に事業を展開してきました。

第1の事業:布ヒーター「HOTOPIA」を中心とした加熱事業。

第2の事業:特殊低温保冷剤「ICE ARMOR」技術を用いた冷却事業。

今回のNEZLEAD事業は、それらに付随する「熱そのものを制御する」領域として位置づける第3の事業となります。

なお、本事業を通じて得られる知見は、現在展開しているNEZLEADそのものに限らず、熱の吸収や放出を制御するという考え方自体を、さまざまな分野へ応用していく可能性を広げるものと考えています。

近年は、機器の高性能化・小型化に伴い、熱の扱い方が性能や寿命に大きく影響する分野が増えています。WILLTEXでは、そうした分野で求められる要件を踏まえ、用途に応じた新たな材料や塗料の検討も視野に入れながら、熱に関する課題解決に取り組んでいきます。

本事業およびNEZLEADは、以下の展示会に出展予定です。

WILLTEXは、創業当初「温かい」ことを提供する布ヒーター事業からスタートしました。その後、特殊低温保冷剤技術を用いた冷却事業へと領域を広げ、現在では加熱と冷却の両面から“温度”に向き合う企業へと進化しています。

今回立ち上げる吸熱・放熱塗料事業は、これまでの取り組みに付随する第3の事業として、熱そのものを制御し、エネルギー効率を高めることを目的としています。

本事業は、吸熱・放熱に関する独自技術と豊富な実績を持つ塩原製作所様との連携により実現したものです。現場起点で培われてきた同社の技術と、WILLTEXがこれまで取り組んできた温度制御分野での知見を掛け合わせることで、実用性と社会性を兼ね備えた熱マネジメント技術の展開が可能になると考えています。

また、吸熱・放熱という考え方は、特定の用途や製品に限定されるものではありません。将来的には、より高度な温度管理が求められる分野に向けた新たな材料や技術の検討につなげていきたいと考えています。

WILLTEXは今後も、信頼できるパートナー企業の皆様とともに、「温度で社会課題を解決する企業」として、熱とエネルギーに関する本質的な課題解決に取り組んでまいります。

吸熱・放熱塗料「NEZLEAD(ネツリード)」の詳細については、以下の製品チラシ(PDF)をご覧ください。

所在地:〒231-0861 神奈川県横浜市中区元町5-196 ルネサス元町4F