| DANCEでアフリカルワンダと日本のダンサーが「世界とつながる」大阪の一日 |
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NPO法人なかよし学園プロジェクト(以下、なかよし学園)は、2026年1月24日(土)に藤井寺パープルホールで開催されたダンスイベント「DANCE☆STAR challenge 2026(Vol.2)」に、公式パートナーとして参画しました。 本大会は、ダンサーが“本気で挑めるステージ”として、コンテスト/バトルを軸に開催される一方、来場者から500円の寄付を預かり、その全額を国際教育支援に充てる「チャリティ連動型」の仕組みを採用しています。 |
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| なかよし学園は、寄付金を活用し、出場チームの衣装(希望チーム)をルワンダのユースダンスチームへ寄贈。さらに、当日の会場と現地をつなぎ、日本側のダンス動画→現地での視聴・反応→ルワンダ側のアンサー動画という循環(CoRe Loop)を実装しました。 | |||||||||
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| 大会の特徴: “上手い”だけではなく「心を動かす作品性」を評価 | |||||||||
| DANCE☆STAR challenge 2026では、CONTEST部門を中心に、BATTLE部門、BEST DANCE TEAM賞など複数の部門を設け、審査基準として以下の5項目を公表しています。 | |||||||||
| ・技術優位性 | |||||||||
| ・振付の創造性 | |||||||||
| ・ビジュアル表現 | |||||||||
| ・音楽の選定 | |||||||||
| ・総合評価 | |||||||||
| つまり本大会は、技術点だけでなく、表現・創造性を含めた「作品としての完成度」を競う場として設計されています。 | |||||||||
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| “寄付”を「現地の学び」と「相互交流」に変える--なかよし学園のCoRe Loop実装 | |||||||||
| 本大会の寄付は、「来場者数=世界の子どもたちへの教育支援」という循環設計により、参加者の行動がそのまま教育支援へ接続される仕組みです。なかよし学園は今回、この寄付を「支援の一回性」で終わらせず、相互交流=学びの往復へ転換するCoRe Loop(つくる→届ける→共に振り返る→還す)を実装しました。 | |||||||||
| 背景にあるのは、日本のZ世代が置かれている現実です。情報やつながりは増えた一方で、将来不安、孤立、比較疲れが可視化されやすい時代になりました。日本では、15~39歳の死因として自殺が最も多いことが知られ、若者の心の課題は社会全体の構造課題として捉え直されています。 さらに、直近の「自殺対策白書」でも子ども・若者対策の重要性が強調され、学校現場における自殺者数が高水準で推移していることが報じられています。 | |||||||||
| だからこそ、いま改めて注目されているのが「ダンス」です。ダンスは、言語や立場を超えて感情を表現できる“身体のことば”であり、自分を解放し、仲間とつながり直す体験でもあります。実際、日本では中学校の保健体育でダンスが必修化され、ほぼすべての若者が何らかの形でダンスに触れる土壌が整ってきました。 さらに、全国規模の大会や、優勝賞金1,000万円規模の地上波番組など、ダンスが「一部の文化」ではなく「社会の表舞台」に広がっていることも象徴的です。 | |||||||||
| この潮流の中で、DANCE☆STAR challenge 2026 × なかよし学園が目指したのは、「寄付する/される」という一方向の関係ではありません。踊る人が、世界の誰かの学びと未来を支え、支えられた側が“応答”を返す。その往復が、参加者にとっても「自分の表現が社会とつながった」という確かな実感になり、現地にとっても「私たちは孤立していない」という希望の回路になります。寄付を“善意の消費”で終わらせず、続く関係=学びの循環へと転換すること--それが、今回のCoRe Loop実装の核心です。 | |||||||||
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| ルワンダの若者に「踊れる未来」を--寄付を“衣装”と“希望”に変えるCoRe Loop | |||||||||
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ルワンダは、1994年のジェノサイド(約100日間にわたる大量虐殺)という歴史を背負いながら、復興を重ねてきました。 しかし「戦争が終われば苦しみが終わる」わけではありません。社会の傷は世代をまたいで残り、貧困や就学機会の格差は、若者から“選択肢”を奪い続けます。世界銀行のデータでも、ルワンダでは依然として貧困に直面する人々が少なくないことが示されています。 さらに、若年層は失業率が高く、将来への不安を抱えやすい状況にあります。 |
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だからこそ、私たちは「教育」と同じくらい、若者が自分を取り戻し、社会と再びつながる“居場所”が重要だと考えています。 なかよし学園が支援するルワンダのユースダンスチームは、小学校中退経験者を含む若者たちが、ダンスを通じて社会復帰と自己肯定感の回復に取り組む団体です。世界でも、ダンスを活用して脆弱な立場の子ども・若者の認知面・社会性を支え、学習支援へつなげる取り組みが行われています。 「踊ること」は娯楽ではなく、人生を立て直すための“希望の技術”になり得る--現地の若者たちは、そのことを身体で証明しています。 |
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| 今回のDANCE☆STAR challenge 2026では、来場者からの寄付を、単発の支援で終わらせません。なかよし学園は、寄付を“踊れる環境”と“つながり”へ変換するため、CoRe Loop(循環型モデル)を実装しました。 | |||||||||
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| 衣装を寄贈:希望チームの衣装をルワンダへ。練習や舞台に必要な「最低限の装備」を整え、“踊る権利”を支える。 | |||||||||
| 動画を送る:日本の会場で撮影されたダンス動画を現地に共有し、「あなたたちの寄付が、誰かの毎日につながった」ことを可視化する。 | |||||||||
| アンサーが返る:現地から“アンサー動画”が届く。遠い国の若者が同じ熱量で踊り、笑い、見つめ返すことで、支援は“関係”へ変わる。 | |||||||||
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重要なのは、「寄付する/される」という一方向の構図ではなく、“同じ舞台に立つ仲間”として互いを認識できる状態をつくることです。 歴史と貧困の中で、夢を見ることさえ難しい若者がいる。その現実を知ったうえで、なお「自分の表現が誰かの力になる」と体感する--この経験こそが、若い世代の中に“多国間で助け合う感覚”を育てます。ジェノサイドの記憶を抱えながらも未来へ進むルワンダの若者と、日本のダンサーが「踊る」という共通言語で出会ったとき、支援は寄付金額以上の価値を生み始めます。 |
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| 現場で起きた変化:ダンスが「世界課題を自分事化する入口」になる | |||||||||
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会場では、競技の合間にルワンダ現地の映像を共有し、出場者が「遠い国の出来事」ではなく、「同じ時代を生きる同世代の現実」として受け取る導線を設計しました。 この“自分事化”は、説教や情報提供だけでは起きません。自分の表現(ダンス)が相手に届き、相手の表現が返ってくる--その往復が、最短距離で人の認知と態度を変えます。 |
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| 後の展開:次回(3rd)は「ダンス留学生」招待で、Z世代の“共創インフラ”へ拡張 | |||||||||
| なかよし学園は次回(3rd)に向けて、ルワンダから「ダンス留学生」を招待し、フリーダンスバトルや共同セッション、ワークショップ等を通じて、交流を“イベント演出”ではなく人材育成の枠組みへ引き上げる計画を進めています。 | |||||||||
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その核となるのが、DANCE☆STAR challenge 2026が示した「Z世代の共創モデル」です。本大会では、株式会社NIJINが運営する不登校オルタナティブスクールNIJINアカデミーの取り組みとして、不登校の小学生がJrスタッフとして運営に参加する機会が創出されました。 “踊る側”だけが主役ではない。受付、誘導、会場運営、コミュニケーション、映像連携--イベントの裏側に立つことで、子どもたちは「社会とつながる手応え」「自分が場をつくれる実感」を得ていきます。これは、学校という単一の制度だけでは拾いきれない多様な学びを、社会側が引き受ける新しい形です。 次回(3rd)では、このモデルをさらに一段深め、以下を一体設計していきます。 |
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| ・国際共創(ルワンダ×日本):ルワンダのダンス留学生が日本のステージに立ち、共演・共同制作を通じて“文化交流”を“共同成果”へ変える。 | |||||||||
| ・教育共創(学校×オルタナティブ×NPO):NIJINアカデミー等の多様な学びの子どもたちが、運営・企画・通訳的役割・発信などで参画し、「誰もが役割を持てる大会」へ進化させる。 | |||||||||
| ・社会実装(寄付×循環):来場寄付が衣装寄贈・現地活動・アンサー動画へと循環し、参加者が“支援のその先=関係”まで体験できる構造を強化する。 | |||||||||
| この取り組みが目指すのは、単発のチャリティでも、単発の国際交流でもありません。教育、福祉、文化、国際協力、企業、地域--それぞれの強みを持ち寄り、Z世代が「表現」と「社会課題解決」を同時に学べるオープンイノベーション型プラットフォームをつくることです。 | |||||||||
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“学校に行ける/行けない”で可能性が分断されない社会へ。 “踊れる人だけ”が輝くのではなく、“場をつくる人”も輝ける社会へ。 そして、ルワンダの若者と日本の若者が、同じステージで互いの未来を押し上げ合う関係へ。次回(3rd)は、その実装をさらに加速させます。 |
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| 主催・開催概要 | |||||||||
| イベント名:DANCE☆STAR challenge 2026 | |||||||||
| 開催日時:2026年1月24日(土)13:00~18:00 | |||||||||
| 会場:藤井寺パープルホール(大阪府藤井寺市) | |||||||||
| 内容:ダンスコンテスト/ダンスバトル/チャリティ企画 | |||||||||
| 参考記事:1/24大阪 不登校の小学生が1000人規模のイベントを支える一員に(株式会社NIJIN提供) | |||||||||
| https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000701.000099150.html | |||||||||
| なかよし学園プロジェクト 代表・中村雄一 コメント | |||||||||
| 踊ることは、自己表現です。そして自己表現は、世界のどこに生まれても、誰からも奪われていいものではない。今回、DANCE☆STAR challenge 2026の会場には、挑戦する覚悟を持ったダンサーが集まりました。その一人ひとりの挑戦が、500円の寄付という“現実の支援”になり、さらにルワンダの仲間へ衣装として届き、映像として返ってくる。この循環が生まれた瞬間、「支援」は“遠い誰かのための善意”ではなく、“同じ舞台に立つ仲間との約束”に変わります。 | |||||||||
| 世界には、紛争や貧困の中で、学ぶことも、踊ることも、夢を見ることも難しい子どもたちがいます。それでも、今日この会場で生まれた熱量は、国境を越えて届く。私たちは、それを何度も現場で見てきました。 | |||||||||
| ダンスで世界を変える。 | |||||||||
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それは綺麗事ではなく、「つながりを、助け合える関係へ変える」という実装の話です。 次のステージでは、ルワンダから“ダンス留学生”を迎えます。日本の若者の挑戦が、世界の若者の挑戦と交差し、互いの未来を押し上げる。 その“次の景色”を、ここから一緒に掴みにいきましょう。 |
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| 団体概要 | |||||||||
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特定非営利活動法人 なかよし学園プロジェクト 所在地:〒270-0021 千葉県松戸市小金原4-14-14 代表者:中村 雄一 事業内容:教育支援・平和/防災教育、探究学習の設計運用、海外(アフリカ・中東・アジア)での教育協働 |
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