当社が長崎県壱岐市の社会医療法人 玄州会(以下、玄州会)(注1)様向けに実施した、AIを活用した収入改善と経営高度化の推進プロジェクトが、このたび、世界経済フォーラムのAI Global Allianceが主催するMINDSプログラムにおいて、先進事例の一つとして選定されました。MINDSプログラムは、世界各国のAI業界における独立性を保った業界横断的なリーダーが、社会全体に測定可能なインパクトをもたらすAIの成功事例を選定し、紹介する取り組みです。今回、数百件の応募の中から15件の先進事例の一つとして選出されたことは、当社の病院業務変革への取り組みがグローバルに高く評価されたことを示しています。なお、当社は2025年7月に続く2期連続での選定となります。

本プロジェクトにおいて当社は、社会課題を起点とする事業モデル「Uvance」を通じて提供する、データとAIを活用するオペレーションプラットフォーム「Fujitsu Data Intelligence PaaS」を活用した病院経営ソリューションを開発しました。これにより、玄州会様が経営する光武内科循環器科病院(以下、光武病院)において、施設基準のコントロールや病床運用の最適化、患者の入院から退院までのプロセスの効率化を実証しています。全国の病院の約7割が赤字(注2)という厳しい経営環境の中、玄州会様においても、持続的な地域医療提供の実現が喫緊の課題であり、診療報酬制度の複雑さから生じる返戻金の削減や、病床運用の最適化による収入最大化が求められていました。今回の選定において、本プロジェクトにおける以下の点が特に高い評価を受けました。

1.AIを短期的な対策にとどめず、病院経営ソリューションにより組織の運営モデルに組み込むことで、持続的な病院経営を実現する方法を実証している点2.病院経営ソリューションが、形式が統一されていないデータも柔軟に統合できる高い拡張性を有しており、日本国内の小規模病院から大規模病院まで展開が可能であり、医療のレジリエンス強化と持続可能性の向上に貢献している点3.光武病院において、経営の持続可能性と業務効率が向上し、年間約10%の収入増加と、月間約400時間の病院管理業務の工数削減を実現している点

AIを短期的な対策にとどめず、病院経営ソリューションにより組織の運営モデルに組み込むことで、持続的な病院経営を実現する方法を実証している点

病院経営ソリューションが、形式が統一されていないデータも柔軟に統合できる高い拡張性を有しており、日本国内の小規模病院から大規模病院まで展開が可能であり、医療のレジリエンス強化と持続可能性の向上に貢献している点

当社は、社会課題を起点とした事業モデル「Uvance」のもと、今後もデータとAIを活用したDecision Intelligenceによる先進事例の創出を実現し、お客様のビジネス成長と社会課題の解決を前進させます。

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注2 全国の病院の約7割が赤字:出典 2025年10月6日 一般社団法人 日本病院会、公益社団法人 全日本病院協会、一般社団法人 日本医療法人協会、公益社団法人 日本精神病院協会「2025年度病院経営定期調査―中間報告(集計結果)」

データ&AIで変革する経営の意思決定:ビジネスインパクトとソーシャルインパクトの最大化

2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)は、世界全体が2030年までに達成すべき共通の目標です。当社のパーパス(存在意義)である「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」は、SDGsへの貢献を約束するものです。

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