パナソニック コネクト株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 執行役員 プレジデント・CEO:樋口 泰行、以下、パナソニック コネクト)は、物流・製造現場の人・モノの動きから作業のボトルネックを可視化し、現場の改善に向けた真因分析を支援する、物体追跡技術を活用した課題発見型カイゼン支援ソリューション「CYTIS Insight(サイティス インサイト)for Worker(※)」を2025年7月9日より提供開始します。
昨今、物流・製造業界では、「2030年問題」として知られる人手不足の深刻化により、倉庫運用・生産プロセスの効率化が求められています。熟練者の経験・勘への依存作業を減らす取り組みの促進など、限られた人的リソースで生産性を向上させることが急務となっています。
今回、新たに提供開始する「CYTIS Insight for Worker」は、物体追跡技術を活用して現場の人の作業やモノの動きを自動的に検知し可視化します。それにより作業効率の改善に向けた分析を支援し、現場の生産性向上に貢献します。
パナソニック コネクトでは現場改善において(1)可視化、(2)標準化、(3)最適化という課題解決アプローチを提唱しており、「CYTIS Insight for Worker」は、現場改善に不可欠な(1)可視化と現場作業の(2)標準化を支援するものです。具体的には画像認識AIといったセンシングと物体追跡技術を用いて現場を可視化し、計画と実績を対比させて課題の抽出を通じて作業を標準化します。
その後、データに基づく日々の振り返り活動とシミュレーションを通じて現場にフィードバックすることで、現場の実態に基づく戦略策定と改善活動を促進し、生産効率の最大化に貢献します。
※旧名称はMDOS(Manufacturing Digital Optimization System)。
・課題発見型カイゼン支援ソリューション「CYTIS Insight for Worker」