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イラスト:小柳なずな(日本工学院八王子専門学校 デザイン科 イラストレーション専攻) |
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特定非営利活動法人日本パラ・パワーリフティング連盟(以下、JPPF)は、6/28-29に開催した「第8回チャレンジカップ京都」大会の結果を受け、世界選手権、日本代表選手の選考を行い、7/7付で「日本代表選手団」が決定したことを発表しました。 |
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世界選手権は10/11-18まで、エジプトのカイロで開催される予定です。 |
この大会は、2028年ロサンゼルスパラリンピックへの重要な一歩です。 |
選手たちの世界の舞台で躍動する姿は、多くの人々のモチベーションを高め、「元気の源」になると信じ、パラ・パワーリフティングが持つ無限の可能性と、そこから生まれる共生社会に貢献する姿を届けていきます。 |
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日本代表選手団は以下の通りです。(敬称略) |
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監督 吉田進 (強化委員会委員長、HPD) |
総務 吉田寿子(強化委員会委員、HPAD) |
コーチ 石田直章(JPPF強化コーチ) |
瀬尾桂一(JPPF強化コーチ) |
荒川龍一(JPPF強化コーチ) |
木村晴斗(JPPF育成コーチ) |
総務補佐 河野和歌子(JPPF地域コーチ、Tier3国際審判員(予定)) |
同行支援 荒川亜子 |
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選手 |
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女子61kg級 桐生 寛子 |
女子79kg級 田中 秩加香 京西電機株式会社 |
男子49kg級 西崎 哲男 株式会社乃村工藝社 |
男子54kg級 市川 満典 株式会社コロンビアスポーツウェアジャパン |
男子59kg級 光瀬 智洋 株式会社エグゼクティブプロテクション |
男子65kg級 奥山 一輝 サイデン化学株式会社 |
男子72kg級 樋口 健太郎 株式会社コロンビアスポーツウェアジャパン |
男子80kg級 大堂 秀樹 SMBC日興証券株式会社 |
男子80kg級 日野 雄貴 シンプレクス・ホールディングス株式会社 |
男子88kg級 田中 翔悟 三菱重工高砂製作所 |
男子107kg級 佐藤 和人 |
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選手コメント |
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■世界戦デビュー |
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第8回チャレンジカップ京都にて 撮影:西岡浩記 |
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日野雄貴 選手 |
やっとスタートラインに立てた、これからが勝負だ。そんなホッとする気持ちと奮い立つ気持ちが入り乱れております。 |
「アスリートとして世界で勝負が出来る事」。これがこの競技を始めた最初の目標でした。 |
ここからは第二章の始まりだと思って、日野雄貴という、日本代表アスリートとして歩む道を見ていて下さい。まずは初戦である世界選手権を全力で戦って魅せます。 |
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■直近の国内大会において、2大会連続で活躍が目覚ましかった選手 |
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男子88Kg級 田中翔悟 |
競技を始めて9年間、大きく記録が伸びることはなかったけれど少しずつ記録を伸ばし続けてきました。世界選手権で少しでも記録が伸ばせるよう誰よりも熱い心で練習に励みたいと思います。 |
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第8回チャレンジカップ京都にて 撮影:西岡浩記 |
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世界選手権概要 |
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2025 Cairo Para Powerlifting World Championships |
日時:2025年10月11日(土)~10月18日(土) |
場所:エジプト(カイロ) |
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公開合宿 |
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7/10(木)~15(火)まで、世界選手権に向けた競技力向上とチーム強化を目的とし、ブラジル人コーチであるジェファーソン氏を初めて招いての強化合宿を開催予定です。この合宿には、上記日本選手団からは、8名の選手と7名のコーチが参加予定、合宿最終日の15日(火)は公開合宿とし、10日まで取材申し込みを受付ています。 |
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ロスパラリンピック出場決定までの道のり |
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■出場必須大会(パスウェイ)への出場 |
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世界連盟より以下の大会にすべて出場すること、と決められています。 |
2025年 世界選手権(エジプト) |
2026年 地域選手権(アジア、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカで開催される地域選手権) |
※日本はアジア-オセアニア選手権(タイ)へ選手団を派遣予定 |
2027年 世界選手権 |
2028年 2つのIPC公認国際大会(ワールドカップ等) |
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■パラリンピックランキング8位以内 |
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上記の出場必須大会(パスウェイ)で出した記録によって「パラリンピックランキング」が |
作られ、上位8位内に出場権が与えられる。 |
バイパルタイト(世界連盟による推薦枠)によって出場が決まる場合もあります。 |
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JPPFについて |
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「身体で生きるすべての人をエンパワー」というメッセージを掲げ、パラ・パワーリフティング競技の普及と共生社会の実現を目指して活動しています。 |
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この競技は、下肢に障がいを持つ選手が上半身の力だけでバーベルを持ち上げる、シンプルながら奥深いスポーツです。障がいによるクラス分けがなく、体重別で純粋な「上半身の力」を競い、選手は「自己最高記録」に挑戦し続けます。その姿は、「挑戦する心」と「諦めない勇気」を与えてくれるはずです。 |
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JPPFが定義する「インクルーシブ」とは、「互いの得意を持ち寄ること」。パラ・パワーリフティングは、障がいの有無に関わらず誰もが「腕力勝負」で繋がり、それぞれの「得意」を活かし合う場を提供します。選手、コーチ、スタッフ、そして応援するすべての人々が一体となり高め合う「チーム力」は、競技力向上だけでなく、社会全体の「共生」を力強く推進すると信じています。 |
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私たちは、選手たちの「挑戦」と「多様性」が織りなすドラマを通じて、「エンパワーメント」と「共生」の価値を社会に届け、皆さんのモチベーションと活力の源となることを願っています 。 |
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