この件は「すでにタイミーの業務を終了」していたため、当組合は「労災の取り扱いとなるか」新宿労働基準監督署と厚生労働省 東京労働局にて再三の確認を行いました。

結果「特定フリーランスの労災対象となる」との公式な回答を頂きました。

フリーランス向けの労災保険特別加入サービス「ACTORSフリーランス労災」を運営するUberGuild株式会社(代表取締役 山下 卓人)は、このたびACTORSフリーランス労災の組合員がタイミーでの業務の帰り道に労災事故発生となったことを受けて、ホームページにて取り扱い事例の公開を行いました。

近年、日本における働き方は多様化の一途をたどり、フリーランス人口は増加傾向にあります。

副業やギグワーク、プロフェッショナルとしての独立など、その形態は多岐にわたり、特に働き方改革やコロナ禍を背景に、タイミーをはじめとするプラットフォームを活用した単発・短時間労働も一般的となりました。

しかし、多くのフリーランスは労働者性の問題から、通常の労災保険の対象外という現実に直面しています。

業務中や通勤中の事故、予期せぬ怪我や病気に対し、自己責任での対応を迫られるケースが少なくありません。

一度事故に遭えば、治療費や休業による収入減といった経済的負担に加え、精神的な負担、さらにはキャリアへの深刻な影響も免れません。

この予期せぬリスクが、フリーランスの安心・安全な働き方を阻む大きな課題となっています。

この度、当社が運営する「ACTORSフリーランス労災」の組合員が、まさにこうしたフリーランスの労災リスクを具現化した事例に遭遇しました。

該当の組合員はタイミーを通じて単発の業務に従事し、その業務を終え、帰宅途中に予期せぬ事故に遭遇し負傷されました。

今回の事例を公開する目的は、多岐にわたるフリーランスの皆様に対し、ご自身の働き方に潜む労災リスクを正しく認識していただくことにあります。

ACTORSフリーランス労災は令和6年11月1日から「フリーランス」が労災保険の「特別加入」の対象となったことを受けて、労災保険の取り扱いを開始した労災保険の特別加入団体です。

これまで労災保険に加入することができなかった企業等から業務委託を受けているフリーランスの方(特定フリーランス事業)について業種・職種を問わず特別加入することができるようになりました。

今後もフリーランスの皆さまが安心して働ける環境を提供するため、公式サイトを通じて労災保険に関する最新情報を発信していくとともに、より便利なサイト運営を行って参ります。

事業内容:ギグワーク配達員やフリーランス全般に向けた休憩所、各種リース、物販サービス、情報サービス、労災特別加入団体の運営。一般社団法人の運営。

UberONIONギグワーク労災特設ページ:https://www.uberguild.net/rousai/

ACTORSフリーランス労災サイト:https://actors-nippon.jp/