― 特定技能を経て育つ「本当に定着する永住人材」とは ―
人手不足が深刻化する日本において、「永住者=安定人材」というこれまでの常識が、いま大きく変わり始めています。

株式会社メイクワン(本社:愛知県豊田市)は、永住者人材の“質”の変化に着目し、今後企業が確保すべき人材像について発信します。
 ■ 従来の「身分系ビザ永住者」が抱えていた課題 
現在、日本で就労する外国人の中には、
親族が日系であることを理由に「永住者・定住者」などの身分系ビザを取得している人材が多く存在します。
一方で、出入国在留管理庁が公表している
「特定技能制度の運用状況等について」(公式資料)
https://www.moj.go.jp/isa/content/001447392.pdf
でも示されている通り、外国人材の在留資格構成や就労実態は年々変化しており、
すべての永住者・身分系ビザ人材が、就労を主目的として来日しているわけではないという実情があります。
実際の現場では、
・就労を主目的とせず来日している
・勤務意欲や定着意識にばらつきがある
・勤怠不良や早期離職が起きやすい
・税金未納等により在留資格更新が困難になるケース
といった課題が見受けられます。
 
 ■ 身分系ビザ依存から生まれる企業側のリスク 
日本国内の日系人の少子高齢化や、慢性的な人手不足を背景に、
これまで身分系ビザ人材に依存してきた業界では、次のような問題が顕在化しています。
安定雇用が継続しにくい
現場教育にかけたコストを回収しきれない
長期的な戦力として人員計画を立てにくい
加えて、日本語での業務コミュニケーションに課題を抱える人材も一定数存在することや、
働き盛りの年齢層そのものが年々減少していることも、現場運営の難易度を高める要因となっています。
その結果、
「採用はできても、現場を任せられる人材として定着しない」
という状況に直面する企業が増えつつあります。
 
 ■ いま注目される「努力型永住者」という新しい人材像 
一方で近年、同じ永住資格を持つ人材の中でも、
技能実習・特定技能を経て永住資格を取得した人材が増え始めています。
彼らは、
母国にいる家族を支えるために働く明確な目的意識
技能実習・特定技能を通じて複数工程・現場を経験
長期就労・定着を前提とした強い覚悟
無断欠勤や早期離職が極めて少ない傾向
といった特徴を持つ、
「働くことを選び続けてきたプロフェッショナル人材」です。
 
 
 ■ 2027年以降、「質の高い永住者」は確実に増えていく 
出入国在留管理庁の公式資料でも示されている通り、
特定技能制度は今後さらに拡大が見込まれており、
特定技能1号 → 特定技能2号 → 永住資格取得
というキャリアパスは、より現実的な選択肢となっています。
これは、永住者=生まれながらの身分系
から
永住者=努力と経験を積み上げた人材へと、
永住者の“中身”が大きく入れ替わる時代に突入していることを意味します。
 
 
 
 ■ これからの採用は「今の資格」ではなく「将来像」で考える時代へ 
これからの人材戦略において重要なのは、
「今、永住者かどうか」ではなく、
「将来、永住まで見据えて育成できる人材かどうか」
という視点です。
短期的な人手確保ではなく、
5年・10年と現場を支える人材をどう確保・育成するかが、
企業の持続的成長を左右します。
 ■ メイクワンが提供するトータルキャリア支援 
株式会社メイクワンでは、
特定技能人材の紹介や身分系ビザ人材の派遣をはじめ、
現場定着・生活支援
さらに特定技能から永住資格取得までを見据えたキャリア設計支援まで、
人材受け入れから長期活躍に至るプロセスを一貫して支援しています。
「採用して終わり」ではなく、
「安心して任せ続けられる人材を育てる」

そのためのパートナーとして、企業様をサポートしています。