― あるるモールが「リカバリーウェア関心調査」を実施
 
株式会社システムリサーチ(本社:愛知県名古屋市)が運営している「創作品モールあるる」(以下、あるるモール)は、近年注目を集めているリカバリーウェアが支持されている背景を明らかにするため、全国の25歳~65歳の「リカバリーウェア」を使用している・関心を持っているある女性100名を対象に「リカバリーウェア関心調査」を実施しました。
調査の結果、リカバリーウェアに関心を寄せる人の多くが、疲労そのものよりも、睡眠や回復実感に関する課題を抱えている実態が明らかになりました。
 
調査結果
■関心のきっかけは「疲労」よりも「睡眠への不満」
リカバリーウェアを「使いたい・気になる」と感じた理由を聞いたところ、
最も多かったのは 「睡眠時間が十分に取れていない、または睡眠の質に不満がある」(61.0%)でした。
この結果から見えてくることは、「忙しいから疲れている」という単純な構図ではなく、
仕事や家事などに追われる中で、十分な睡眠時間そのものを確保できていない状況も、
背景にある可能性がうかがえます。
 
また、就寝前も考え事が多く、気持ちや頭が十分に休まらないことで、
眠りにくさや回復実感の乏しさにつながっている人も少なくないと考えられます。
 
こうした状況が重なり合う中で、
忙しい日々の中でも無理なく取り入れられる、
睡眠の質改善手段への関心が、高まっているのではないでしょうか。
■求められているのは「日常の不調を整える手段」――「セルフケア疲れ」の時代に選ばれる、“手間のかからない回復”
さらに、リカバリーウェアに期待することを聞いたところ、以下の項目が上位に並びました。
睡眠の質が良くなること(68.0%)
日常的な疲れが軽くなること(64.0%)
肩こり・腰の重さなどの不調がやわらぐこと(60.0%)
着るだけでケアできる手軽さ(51.0%)
一方で、「運動後のケア」を期待する声は15.0%にとどまっており、
リカバリーウェアは特別な日のためのケア用品ではなく、
日常生活の中で生じる体の不調を整えるためのものとして
捉えられていることが分かります。
 
だからこそ、日常の中で無理なく取り入れられる手軽さも、
重要な価値として求められているのではないでしょうか。
 
■ 調査から見えた、現代社会に生きる女性がセルフケア・ウェルネス市場に求めるもの
これまでの調査結果から、現代社会に生きる女性が求めているのは、
忙しい日常の中でも無理なく「コンディションを整えられる状態」であると考えられます。
 
十分な睡眠時間を確保できなかったり、
休んでいても回復した実感を得にくかったりする状況が続く中で、
時間や手間をかけず、生活の流れの中で自然に取り入れられるケアやサポートへのニーズは、
今後さらに高まっていく可能性があります。
 
こうした背景から、
日常生活に負担をかけず、
「使い続けやすい」「取り入れやすい」と感じられる設計を持つ商品やサービスは、
セルフケア・ウェルネス領域において、
今後の市場でより重要な価値を持っていくのではないかと、考えられます。
 
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