|
|
|
|
|
国際交流基金(JF)パリ日本文化会館は、展覧会「高畑勲 今日のアニメーションのパイオニア-戦後からスタジオジブリまで」をヨーロッパではじめて開催中です。 |
|
当初の想定をはるかに超える大きな反響にお応えし、2026年1月24日(土)で終了予定としていた会期を2026年2月7日(土)まで延長することになりました。 |
|
|
|
高畑勲は、アニメーションの制作で初めて海外ロケハンを実施するなど徹底したリアリズムの追求、戦後の経験を現代と地続きのものとして語り直す独自のスタイルなどにより、子ども向け・大衆娯楽といったイメージであったアニメーションを芸術へと昇華させました。 |
|
自分では絵を描かない「演出家」である高畑の「こだわり」を、制作ノート、絵コンテ、原画、セル画、映像などによって明らかにするとともに、その「こだわり」がどのように日本のアニメーション形態を進化させ、他の作品に影響を与えていったのかを通観できるのが、本展覧会「高畑勲 今日のアニメーションのパイオニア-戦後からスタジオジブリまで」です。 |
|
|
|
日本でも反響の大きかった本展のヨーロッパはじめての開催にあわせ、会場となったJFパリ日本文化会館では、フランス初公開作品を含む過去最大規模の高畑勲監督特集上映も実施しました。
|
|
さらに、展覧会のキュレーターや監修を務めたスタジオジブリ田中千義氏やMEMA(ヨーロピアンマンガ・アニメミュージアム)のイラン・グエン氏らによるオープニング講演会、フランス語字幕翻訳家やアニメーション・映画研究者による複数の講演会などを開催してきました。 |
|
10月15日(水)の開幕以降、事前予約チケットが完売する日も続出。開幕から6週間で約20,000人が来場(11月末時点)し、土曜日の観覧チケットは既に閉幕までほぼすべて完売するという人気ぶりです。 |
|
|
|
「高畑勲 今日のアニメーションのパイオニア-戦後からスタジオジブリまで」 |
|
|
|
【展覧会概要】 |
|
|
|
タイトル 高畑勲 今日のアニメーションのパイオニア-戦後からスタジオジブリまで |
|
会期 2025年10月15日(水)~2026年2月7日(土) 当初2026年1月24日(土)で終了予定だった会期を延長 |
|
会場 国際交流基金 パリ日本文化会館2階展示室 |
|
チケット 7ユーロ(各種割引5ユーロ) |
|
カタログ 22ユーロ MEMAウェブサイトにて好評発売中 |
|
主催 国際交流基金(JF)パリ日本文化会館、MEMA(ヨーロピアンマンガ・アニメミュージアム) |
|
キュレーター 田中千義(スタジオジブリ) |
|
欧州展監修 イラン・グエン(MEMA) |
|
企画協力 スタジオジブリ |
|
制作協力 NHKプロモーション |
|
協賛 パリ日本文化会館支援協会 |
|
協力 徳間記念アニメーション文化財団 、新潮社 |
|
|
|
|
|
展示構成 |
|
日本のアニメ史において、高畑が切り開いた新たな表現を制作ノートや絵コンテ、原画、背景画、映像を通して展示します。 |
|
第0章 運命の出会い:ポール・グリモーの作品 |
|
第1章 出発点-アニメーション映画への情熱 |
|
第2章 日常生活のよろこび─アニメーションの新たな表現領域を開拓 |
|
第3章 日本文化への眼差し─過去と現在との対話 |
|
第4章 スケッチの躍動─新たなアニメーションへの挑戦 |
|
|
|
|
|
展示風景 |
|
|
|
|
|
|
高畑勲 ポートレート (C)篠山紀信 (C) Graziella Antonini |
|
|
|
|
|
|
『パンダコパンダ』(C)TMS All Rights Reserved 『アルプスの少女ハイジ』(C)2025 Studio 100 International (C) Graziella Antonini |
|
|
|
|
|
|
|
|
『火垂るの墓』 (C) 野坂昭如/新潮社,1988 (C) Graziella Antonini |
|
|
|
|
|
|
『かぐや姫の物語』(C)2013 Isao Takahata, Riko Sekiguchi/Studio Ghibli, NDHDMTK (C) Graziella Antonini |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
【お客様の声】 |
|
|
|
・子どもの頃に見た映画のほとんどすべての制作過程を見ることができて、とても感動しました。(10代) |
|
・ただただ素晴らしい。アニメのスケッチ、レイアウト、ストーリーボードを見ると、子どものころのすばらしい思い出がよみがえります。私たちの子ども時代に高畑勲監督が深く関わっていたことを知れたのは、なんと素晴らしいことでしょう!(20代) |
|
・この展覧会は、アーティストの人生と、そのキャリアを通じての感情や思いを見事に追っていたと思う。特に、監督がそのキャリアの後半に、これまで以上にイマジネーションに富んだ表現手法に到達し、観客の想像力と創造力を育むことができた瞬間が良かった。(10代) |
|
・高畑監督の作品と、アニメーション映画業界への貢献について知ることができました。この展覧会の準備に尽力されたすべての方々に感謝します。(50代) |
|
・多くの感動とノスタルジーを感じました。活気に満ちていて、同時に心を落ち着かせる展示です。静けさと鮮烈な感情が見事に調和している。ブラボー!(40代) |
|
|
|
|
|
【客層】 |
|
|
|
年齢層は25歳以下が40%以上を占める。そのほか、親子や祖父母と孫などの家族連れの来場者も目立つ。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
【報道】 |
|
|
|
|
|
|
「ル・モンド」、「フィガロ」、「リベラシオン」などの主要日刊紙で大々的に報道され、「フランス・アンフォ」などの国営放送テレビ局やラジオ局でも特番コーナーが組まれるなど、大きな反響を得ています。 |
|
|
|
|
 |
|
|
|
【関連企画】 |
|
|
高畑勲監督特集 [2025年10月21日(火)~10月31日(金)、2026年2月3日(火)~2月7日(土)] |
|
|
|
高畑勲がはじめて単独で演出を手掛けた TV シリーズ 『狼少年ケン』から遺作となった 『かぐや姫の物語』まで、高畑勲の半世紀の歩みを振り返るレトロスペクティブ。20 タイトルからなる特集上映は過去最大。 |
|
『狼少年ケン』『柳川堀割物語』『赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道』はフランス初上映となります。 |
|
また、若き高畑に決定的な影響を与えた『王と鳥』、宮崎自身が高畑からの影響をドキュメンタリーで告白している『君たちはどう生きるか』など関連作品もラインナップ。 |
|
14時の上映会は幼稚園児、小学生の学童グループが参加できるようにフランス語吹替で上映。『パンダコパンダ』は一番盛況で、オープニングが始まるや否や子どもたちの笑い声や歌声が聞こえ、上映中も笑いの絶えない微笑ましい会となりました。 |
|
『柳川堀割物語』のフランス初上映も満席。3時間のドキュメンタリーも熱心に見入っていました。 |
|
『火垂るの墓』は数週間前に満席。上映終了後は静まり返り、涙する者もあれば長いあいだ抱擁を交わすカップルの観客も。「もう二度と見たくない傑作」という声も。 |
|
|
|
|
|
|
『パンダコパンダ』学童受け入れを行い、引率された子どもたちで大満員。 |
|
|
|
|
|
上映作品 |
|
|
|
<高畑勲監督・演出作品(16作品)> |
|
『狼少年ケン』第14話「ジャングル最大の作戦」(1963) |
|
『太陽の王子 ホルスの大冒険』(1968) |
|
『ルパン三世 PART I』第17話「罠にかかったルパン」(1972) |
|
『パンダコパンダ』(1972) |
|
『パンダコパンダ 雨ふりのサーカスの巻』(1973) |
|
『アルプスの少女ハイジ』第1話「アルムの山へ」(1974) |
|
『母をたずねて三千里』第1話「いかないでおかあさん」(1976) |
|
『じゃりン子チエ』(1981) |
|
『セロ弾きのゴーシュ』(1982) |
|
『柳川堀割物語』(1987) |
|
『火垂るの墓』(1988) |
|
『おもひでぽろぽろ』(1991) |
|
『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994) |
|
『ホーホケキョ となりの山田くん』(1999) |
|
『赤毛のアン グリーンゲーブルズへの道』(劇場版2010年初公開) |
|
『かぐや姫の物語』(2013) |
|
|
|
<高畑勲監督関連作品(4作品)> |
|
『王と鳥』(1980版)=高畑勲に決定的な影響を与えた仏アニメーション作品 |
|
『レッドタートル』(2016)=スタジオジブリが参加した国際共同製作作品。アーティスティック・プロデューサーとして高畑勲も参加。 |
|
『君たちはどう生きるか』(2023)=大伯父のキャラクターは高畑勲をモデルに。 |
|
『宮崎駿と青サギと…~「君たちはどう生きるか」への道』(2024)=NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」劇場版。宮崎駿にとっての高畑勲の影響の大きさが伺える。 |
|
|
|
|
|
|
高畑展オープニング記念講演会 [2025年10月14日(火)] |
|
|
|
スタジオジブリの田中千義氏とMEMA(ヨーロピアンマンガ・アニメミュージアム)イラン・グエン氏による講演会。グエン氏が高畑勲監督の軌跡を様々な作品や当時の写真などを見せながら詳細に解説をし、次に田中氏は高畑勲展に焦点を当てて見どころを紹介。小ホールでの開催を予定していたが、受付開始と同時に予約数が一杯となったことを受け、急遽大ホール(280名)に会場を変更。動員276名。 |
|
|
講演会「高畑勲―スタジオジブリのもう一人の巨匠」 [2025年11 月 22 日(土)] |
|
|
|
黒澤明、今村昌平、北野武、宮崎駿、高畑勲等、日本の代表的な監督作品の翻訳を何百と手がけてきたカトリーヌ・カドゥ氏が、日本のアニメーションの歴史におけるスタジオジブリの存在や高畑勲作品の特徴、『平成狸合戦ぽんぽこ』を翻訳した際のエピソードや字幕の世界についても紹介。講演後は『平成狸合戦ぽんぽこ』を仏語字幕付きで上映。予約開始と共にすぐに満席となる程の人気で、126名動員。 |
|
|
|
|
|
|
講演会「高畑勲と考える、自然と人間」 [2025年12 月 6日(土)] |
|
|
|
村松研二郎氏(ジャン・ムーラン・リヨン第3大学)とアントナン・ベシュレール氏(日仏会館・フランス国立日本研究所研究員、ストラスブール大学)が、日本のアニメーション史において常に独自の立場を維持し続けた高畑勲のもつ自然や人間・社会観を宮崎駿の表現とも比較しつつ分析。予約開始から一日でほぼ満席となる盛況ぶり。 |
|
ジブリ・高畑人気はもちろんだが、自然観をテーマにした講演会で、日頃からエコロジーに関心の高いフランス人の興味を喚起したか。 |
|
|
|
|
講演会「火垂るの墓――高畑勲の傑作」 [2026年1月17日(土)] |
|
|
|
アニメーション映画の専門家であるグザヴィエ・カワ=トポール氏が、半自伝的な短編小説として知られる野坂昭如の原作をもとにした『火垂るの墓』について語る。高畑勲はアニメーション作品化にあたって、何を提示しようとしたか。講演後は『火垂るの墓』を上映。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
【国際交流基金 パリ日本文化会館について 】 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
国際交流基金は「日本の友人をふやし、世界との絆をはぐくむ。」をミッションに、「文化芸術交流」「日本語教育」「日本研究・国際対話」を推進する独立行政法人です。 |
|
|
|
パリ日本文化会館は、国際交流基金が展開する26か所の海外拠点のひとつ。1997年の開館以来、海外で最大規模の日本文化発信拠点として、日仏・官民共同で、文化と芸術の都パリから日本文化の発信を行っています。 |
|
伝統文化からポップカルチャーまで、展示、舞台公演、映画、日本研究者を中心とした講演会、図書館、子ども向け事業、アトリエ事業等多角的に紹介すると同時にマンガ、茶道、書道、いけばな、着物、和食に日本酒等様々な体験講座や日本語講座も実施しています。 |
|
|
|
|
|
国際交流基金(JF)公式ウェブサイト https://www.jpf.go.jp/
|
|
国際交流基金(JF)パリ日本文化会館公式ウェブサイト https://www.mcjp.fr/ja/
|
|
自分では絵を描かない「演出家」である高畑の「こだわり」を、制作ノート、絵コンテ、原画、セル画、映像などによって明らかにするとともに、その「こだわり」がどのように日本のアニメーション形態を進化させ、他の作品に影響を与えていったのかを通観できるのが、本展覧会「高畑勲 今日のアニメーションのパイオニア-戦後からスタジオジブリまで」です。