アーバンスポーツの世界大会を運営するARK LEAGUEが全体設計を統括
 株式会社チャリ・ロト(本社:東京都渋谷区、代表取締役:石原洋輔、以下「当社」)と広島市が実施する広島競輪場再整備事業において、施設内に新設する「アーバンサイクルスポーツパーク」の設計・監修をBMXの内野洋平選手やスケートボードの白井空良選手といった世界で活躍するトップアスリートが担当したことをお知らせします。
■BMXやスケートボードなどを楽しめる「アーバンサイクルスポーツパーク」
 「アーバンサイクルスポーツパーク」は、BMXやスケートボード、キックバイクなどのアーバンサイクルスポーツを誰でも楽しめるエリアです。 “REAL,FUN,AGGRESSIVE” -そこにはリアルと楽しさがあり、それらがプレイヤーを本気にさせる-をコンセプトに、すべてのユーザーの「楽しむ」「本気になる」「上達する」の好循環が生まれる施設を目指します。本施設は、アーバンスポーツ世界大会を運営する「ARK LEAGUE」が設計・運営を監修のもと、BMX 内野洋平選手、スケートボード 白井空良選手らといったトップアスリートも企画設計段階から参画。こどもから大人まで、初心から上級者まで幅広い層に合わせた設計にて整備を進めています。
※掲載のパースはイメージであり、実際の仕様とは変更になる場合があります。

■BMX 内野洋平選手、スケートボード白井空良選手にインタビューを実施
 このたび、「アーバンサイクルスポーツパーク」の企画設計に携わったBMX 内野洋平選手とスケートボード白井空良選手の両名にインタビューを実施しました。「アーバンサイクルスポーツパーク」を設計するうえでこだわった点や魅力のほか、どのように活用してもらいたいのかなどについてお話しいただきました。
 
・BMX 内野洋平選手 インタビュー
Q監修するにあたって意識したポイント、こだわった点はありますか?
今回は全体のパーク配置とBMX フラットランドのステージを監修しました。全体配置は利用者の動線や周辺住民の生活環境への配慮を行いながら、世界大会、日本大会の実施を想定して作らせていただきました。BMXフラットランドのステージは、屋外のステージ常設は世界的にも希少です。優れた耐候性を備え、それでいて最高の強度を誇るよう、施工会社と念入りに打ち合わせしました。フラットランドのステージは、路面が命なので徹底的にこだわりました。
 
Qアーバンスポーツの市場として競技人口が増加している感覚はありますか?
競技人口の増加は肌で感じています。ですがそれ以上に驚くのは、認知度の高まりです!数年前と比べものにならないほど知られるようになってきました。もう一つの変化は、全国でのイベントの増加です。大会だけではなく、アーバンスポーツフェスティバルなどのイベントが各地で開催されるようになっています。
 
Qご自身のご活躍から選手人口が増加し、アーバンスポーツを体験できる施設は全国に増えつつも、選手の練習場所や気軽に体験できる場所はまだ少ないのかと感じますが、この点に関してどう考えていますか?
体験できる場所自体は多いと感じています。特に中級者レベルまでの環境は揃いつつあるのではないでしょうか。ただ、以前より改善されてはいるものの、トッププロが満足に練習できるパークは、依然として不足しているのが現状です。
 
Q今後のアーバンスポーツ業界としてどうなってほしい、どうしていきたいでしょうか?
今回の「アーバンサイクルパークス広島」のようなパークが全国に増え、競技環境は今後ますます良くなっていくでしょう。一方で、BMXや、スケートボードの良さはストリートから生まれ、今もなおストリートにあるものだと思っています。ストリートで生まれたからこそ、これだけ人気があり、ストリートで生まれたからこそ僕らは続けてこられているので。だからこそ、競技環境の整備と同じくらい、ルーツである「ストリートの環境」を守り続ける活動が、1番大事ではないかと思っています。
 
Q「アーバンサイクルパークス広島」に、アーバンスポーツが楽しめる施設がオープンするにあたり、今後どのような場所になっていってほしいですか?
公営競技はいま、従来のイメージを刷新しようと精力的に動いていると思います。私たちアーバンスポーツも同じです。いまだに「怖い」「不良の遊び」といった先入観を持たれることもありますが、今はスポーツとしての価値を高めようとしています。この場所で互いの良い所が混ざり合って化学反応を起こせば、互いの業界の未来を切り拓く大きな力になると信じています。
 
Qこのパークエリアのコンセプトは「REAL,FUN,AGGRESSIVE」で、楽しむ、本気になる、上達するの好循環をすべてのユーザーに生み出せる場所にしたいという想いからきています。リアル&楽しさと本気になることの関係性について、内野さん過去の体験から実感したことはありますか?
上達するコツがあって、「きつい=辛い」ではなく「きつい=楽しい」と変換できる環境をいかに作れるかだと思っています。久しぶりにサッカーやスノーボードに行くと、体は疲れるけど心は楽しいですよね。ああいう感覚で練習すれば、楽しみながら上達できます。
私自身も、仲間と共に笑いながら楽しみながら上達してきました。辛いだけでは続きませんから、いかに楽しむかが上達への近道ですね。
 
Q「アーバンサイクルパークス広島」において新たに取り組んでみたいことはありますか?
世界大会やりたいですね。広島は世界でも有名な都市だし、観光名所も名物もたくさんあるので、海外ライダーにとっては最高の場所になると思います。
 
Qご自身の今後の目標や活動に関して教えてください。
プレイヤーとして乗れる限界まで、乗り続けるつもりです。何より、自分が乗ることで若い世代とコミュニケーションが生まれます。それが自分にとってモチベーションにつながりますし、乗り続けたいです。
 
Q改めてご自身が考える、BMXの魅力とは?
自由な発想こそが武器になる業界なので、そこが面白いところですね。身体能力だけでは勝てず、常にクリエイティブなマインドが求められます。誰もやらないトリックこそが評価されますが、それは「現実的に可能なのか?」という未知の戦いでもあります。成功するまで諦めない忍耐力はもっとも大事ですが、だからこそ、不可能を可能にした時の達成感は何物にも代え難い魅力です。
 
Q最後に完成を期待されている皆さんへメッセージをお願いします!
広島に、国内でも大型のアーバンスポーツ施設が来年春にオープンします。
この場所を待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか。こどもから大人まで、そして初心者からトッププロまで、幅広い方が楽しめる施設です。安全第一はもちろんですが、ぜひみなさんで、笑顔でライディングを楽しんでください!私自身もこの場所でプレーできる日を心から楽しみにしています!

<プロフィール>
Ucchie (ウッチー)の愛称で世界中のBMXライダーから親しまれている、日本のトップライダー。2008年の世界タイトル獲得以降、通算11度に渡り世界タイトルを獲得している。彼の愛称から名付けられたウッチー スピンというトリックや、スケートボードの技からインスピレーションを受けたバイクフリップなど、数々のオリジナルトリックを生み出すトレンドメーカー。名実共に、世界のトップライダーとして活躍する傍ら、2013年、自らが主宰となり世界選手権 「FLAT ARK」を地元神戸で開催。
5,000人以上が来場するビックコンテストを企画。2017年時には、開催競技にスケートボードを加え、18,000人以上の集客を記録し、名実共に世界最高峰の大会としてBMXシーンのみならず各界のアスリート・メディアから注目を集めている。また、自身のスポンサーでもある世界的スポーツブランド「PUMA」からシグネチャーシューズを出すなど、 常に革新的な話題を生みつづける日本のストリートアイコンでもある。
 
【2024年リザルト】
・UCI BMX FREESTYLE WORLD CUP ENOSHIMA JAPAN:7位
 
【2025年リザルト】
・park One supported by ARK LEAGUE:優勝
・X Games Osaka 2025:優勝
 
 
・スケートボード白井空良選手 インタビュー
Q今回の監修を引き受けた背景や、その際に感じた思いはどのようなものがありましたか?
今まで世界中の数多くのスケートパークでスケートをしてきましたが、日本にも同じ規模またはそれ以上の環境があれば、もっと世界中で活躍出来るスケーターが増えていくと感じていました。その未来を実現するために、今までの経験や知識を役立てたいと思い、施設づくりに携わらせていただきました。
 
Q監修するにあたって意識したポイント、こだわった点はありますか?完成したら、まずは何をしたいですか?
スケートボードエリアはすべて監修させていただきました。初心者エリアでは、誰もが挑戦しやすく、飽きのこない構成を意識しています。上級者エリアでは、実際の世界大会で使用されるようなサイズ感や角度などを取り入れ、ソロランやベストトリックの練習ができるよう工夫しました。
まずは初心者、上級者かかわらず、すべてのエリアを滑り切りたいです。
 
Q今のスケートボード業界の盛り上がりをどう感じていますか?
東京オリンピック以降、日本人プロスケーターの成長には驚いています。世界大会では性別問わず日本人選手の活躍が目に見えてわかるようになり、その姿が国内のスケーターたちのモチベーションをさらに高め、業界全体が盛り上がっているのではないかなと思います。
 
Q海外や大会経験を踏まえて、日本のスケートボード環境に今後何が必要だと感じますか?
海外に負けないスケートパークですね。
 
Q今後のアーバンスポーツ業界としてどうなってほしい、どうしていきたいでしょうか?
現在、神奈川県にある「THE PARK SAMUKAWA」を本拠地として活動しています。そこではBMXフラットランドと共に練習している環境で、スケートボード以外のアーバンスポーツに触れることでモチベーションが上がったり新たなトリックの発想になったりしています。実際、僕自身も息抜きとしてBMXやっています。今後も他ジャンルと共に盛り上がれば嬉しいです。
 
Q「アーバンサイクルパークス広島」に、アーバンスポーツが楽しめる施設がオープンするにあたり、今後どのような場所になっていってほしいですか?
アーバンスポーツには異なるジャンルが同じ場所で刺激し合い、新しい発想が生まれる魅力があると感じているので、この「アーバンサイクルパークス広島」が世界的にも魅力的な場所になって欲しいです。
 
Q この「アーバンサイクルパークス広島」でアーバンスポーツの世界大会を開催することを目標としています。数々の世界大会に出場してきた白井さんから見て、世界の代表選手にとっても、「アーバンサイクルパークス広島」は魅力的な場所と感じてもらえると思いますか?
感じてもらえると思います。 世界大会などを見て興味を持った方がスタートできる場所であり、中上級者や現役のプロスケーターまで、誰もが上達できる環境が整っている魅力的な施設です。皆さんにもそう思っていただけるのではないでしょうか。
 
Q改めてご自身が考える、スケートボードの魅力とは?
自由にトリックを作り上げて、それを大会で披露できるかどうか。披露した時の観客の盛り上がりなど。そんなところに僕は魅力を感じます。
 
Q最後に完成を期待されている皆さんへメッセージをお願いします!
スケートボードやBMXを楽しめるだけではなく、競輪も楽しんでいただけるという、本当にこれまでにない施設ですので、ぜひ完成したらたくさんの方に遊びに来て欲しいです。
 
<プロフィール>
5歳の時に親の影響でスケートボードをはじめ、国内大会入賞、優勝を重ね、2019年に国際大会優勝を皮切りに、メキメキその実力を発揮、国内強化指定選手に選ばれると、世界最高峰のアクションスポーツの祭典X Gamesで3位表彰台、オリンピック予選の世界大会で優勝など、東京五輪、パリ五輪の日本代表選手として、パリ五輪で4位、その後に行われた世界大会で3連覇など、世界トップライダーの仲間入りを果たす。ムラサキスポーツ所属
【2024年リザルト】
・SLS TOKYO:優勝
・SLS SYDNEY:優勝
・X Games Chiba STREET:優勝
・PARIS2024 SKATEBOARDING STREET:4位
・World Skateboarding Tour Dubai Street 2024:3位
・SLS PARIS:5位
 
【2025年リザルト】
・TAMPA PRO:優勝
・WST Street World Cup Rome 2025:優勝
 
 
■「ARK LEAGUE」について
 「ARK LEAGUE」は、2017年に神戸で誕生したエクストリームスポーツ世界大会の名称です。
2013年から4年にわたって開催されたBMXフラットランド世界王者決定戦「FLAT ARK(フラットアーク)」が前身となり、2017年にスケートボード世界大会「SKATE ARK(スケートアーク)」が加わり、2競技によるエクストリームスポーツ世界大会「ARK LEAGUE」へと進化しました。2019年には神奈川県寒川町にて、「BMXフラットランド」×「スケートボード」×「ブレイクダンス」の3競技による世界大会を開催し、日本のストリートスポーツを牽引する存在となりました。
その後、「ARK LEAGUE」は2019年10月に法人化し、一般社団法人ARK LEAGUEとして、大会運営だけでなく日本のストリートスポーツの発展と振興に寄与する事をより明確に打ち出しています。そして2020年4月、ARK LEAGUEは国際オリンピック組織委員会(IOC)よりスケートボード競技における国際運営組織として認可を受ける「WORLD SKATE」から承認を受け、東京オリンピック/スケートボード[ストリート]の国内唯一のグローバル予選大会として開催される事になりました。新型コロナウイルスの影響により結果として開催は見送られる事になりましたが、世界的な大会運営が可能な組織としての地位を確立しました。
 
アーバンサイクルパークス広島について
 「アーバンサイクルパークス広島」は、競輪だけでなくスポーツやレジャー等が楽しめる複合施設とし、賑わいと新しいスポーツ文化を生み出す拠点を目指します。地域に開かれた公園エリア、BMX・スケートボード・キックバイクなどのアーバンスポーツが楽しめるエリアなどを順次整備しています。令和8(2026)年春にはすべてのエリアの整備を終え、リニューアルオープンします。

■株式会社チャリ・ロト
 チャリ・ロトは2006年に設立して以来、競輪・オートレース領域で事業を展開しています。競輪・オートレースの車券や競輪くじのインターネット販売サイト「チャリロト」の運営のほか、競輪場の包括運営・再整備・施設管理、車券販売システムの自社開発などを行っています。ネットとリアルを融合することで、競輪・オートレースの新たな価値創造や地域活性化に貢献していきます。
 
 
本社 東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号 渋谷スクランブルスクエア36階
代表者 石原 洋輔
TEL 03-5789-1262(コールセンター)
FAX 03-5789-1261
URL https://chariloto.jp/  (コーポレートサイト)
https://www.chariloto.com/ (チャリロト)