直感的なスマホ操作と、みちびき・CLAS対応の高精度GPS軌跡から作る正確な圃場図。圃場の分割・結合も可能になり、圃場管理がもっとカンタンに。
エゾウィン株式会社(本社:北海道標津町、代表取締役:大野 宏、以下「当社」)はこのたび、農業DXソフトウェア「レポサク」において、圃場作成機能をフルリニューアルしたことをお知らせします。 今回のアップデートでは、スマートフォンやタブレットでの操作に完全対応したほか、農機が走行した軌跡から圃場を正確に作成する機能や、圃場の分割・結合(分筆・合筆)機能などを追加。  これまで以上に、直感的で、自由かつ正確な圃場管理を実現します。
 
■ 背景:現場で完結する操作環境と、正確な圃場図づくりを目指して 
北海道内外のJA・法人で導入が進むレポサクでは、これまでPC環境での操作を前提とした設計が中心でした。 
しかし、「スマホでその場で登録したい」「手描きだと正確な面積が出ない」といった課題が多く寄せられていました。
 
今回のリニューアルでは、スマホを使って現場で操作できる手軽さに加え、 レポサクの高精度GPS端末(誤差約12cm)による軌跡データを活かすことで、 “正確な圃場図”の作成が誰でも簡単にできる設計を実現しています。
主なリニューアル内容
■ スマホ・タブレットで圃場作成が完結 
現場でそのままスマホ・タブレットを使って圃場を作成・編集できます。
■ 圃場の作成方法を3つから選べます
◯ 手書きで作成
◯ 筆ポリゴンから作成
農地の区画情報を読み込み、タップするだけで圃場が作成可能。
◯ 軌跡から抽出
レポサク端末を車両に設置し、実際に畑を走行することで記録される「軌跡」を活用。レポサクの高精度GPS端末(誤差約12cm)による軌跡データを使うことで、正確な圃場図が作成できます。
■ 分筆・合筆
すでに登録されている圃場を2つに分ける「分筆」や、複数の圃場を1つにまとめる「合筆」が可能に。
作付けの変更や生産計画の見直しに応じて、柔軟な圃場再編が行えます。
分筆
合筆
その他の主な改善点
圃場面積
圃場図から自動で算出・入力されます
圃場の色
見やすく美しいカラーパレット35色ご用意
郵便番号や住所によるマップ移動機能
 
■今後の展開
当社は、今回の機能リニューアルを皮切りに、今後も「レポサク」をご利用いただく皆様の声を真摯に受け止め、スマート農業を実践する現場の課題解決に貢献できる、より使いやすく、より高機能なサービス開発を続けてまいります。
■農業DX「レポサク」の主な特徴 
◯ 超高精度な作業記録:
準天頂衛星みちびきのCLASに対応したGPSロガーが、誤差12cmの精度で位置情報を1秒単位で自動記録します 。 車両の電源に接続するだけで、オペレーターの操作は一切不要です 。
 
◯ リアルタイムな進捗の可視化:
 数十台の車両位置や圃場ごとの進捗率を地図上でリアルタイムに確認できます 。 進捗確認のための無線連絡が不要となり、コミュニケーションストレスを軽減します 。
 
◯データに基づく運用改善と技術継承:
 自動作成される日報や稼働データ(実稼働・アイドリング等)の分析により、車両や人員の最適配置、投資判断の材料を提供します 。 熟練者の作業履歴(軌跡データ)は、若手や新規就農者にとって貴重な参考資料となり、早期育成を支援します 。 
■エゾウィン株式会社について 
日本最大の酪農地帯が広がる北海道東部の標津町(しべつちょう)で、2019年に創業。 
2022年:令和4年度農林水産技術会議会長賞を受賞
 2023年:J-Startup HOKKAIDOに選定
 2023年:イチBizアワード最優秀賞を受賞
 2024年:CEATEC AWARD 2024『コ・クリエイション(共創)部門賞』を受賞
 
○私達のミッション 
「2021年に130万人いた農業従事者は、2040年には35万人にまで減少。日本の食糧生産は危機に瀕しています。エゾウィンは、北海道から国内最大の完全自動化農場を目指し、日本の食を支えます。」
 
■会社概要 
名称:エゾウィン株式会社 
設立:2019年1月 
代表者:代表取締役 大野宏 
住所:北海道標津郡標津町川北63-7 
URL:https://ezowin.com/ 
レポサクの商品一覧ページ:https://ezowin.com/products