スタートアップやひとり人事を対象に、研修の内部設計を実践形式で学ぶイベントを開催。参加者は即戦力となる設計手法を体験しました。
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株式会社Trustyle(本社:東京都中央区・代表取締役:吉田洋介)は、2025年6月28日(土)に、運営するコミュニティ「人事図書館」にて、「人材育成インターンシップ(内部設計編)~2時間で研修企画を体験する~」を開催しました。フューチャー株式会社の赤坂優太氏、一般社団法人経営学習研究所の稲熊圭太氏らによる「研修の内部設計」に関するレクチャーや参加者同士のワークショップが行われ、盛況のうちに終了しました。本記事では、イベント当日の様子や成果についてご報告します。 |
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開催背景と目的:なぜ「研修の内部設計」なのか |
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「研修を企画したいが、何から手をつければいいか分からない」「本を読んでも、具体的な時間配分や演習の組み方が分からない」 これは、特にリソースが限られるスタートアップのひとり人事や、初めて人材育成を担当する方から多く寄せられる切実な悩みです。 |
そこで人事図書館では、研修の目的や目標を設定する「外部設計編」(2025年2月開催)の続編として、学習効果を最大化する研修コンテンツの作り方、すなわち「内部設計」に特化したイベントを企画しました。本イベントは、参加者が“研修の設計者”となり、具体的なフレームワークを用いて研修を構造的に組み立てるスキルを、実践を通じて獲得することを目的としています。 |
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イベント概要 |
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イベント名 |
人材育成インターンシップ(内部設計編)~2時間で研修企画を体験する~ |
開催日時 |
2025年6月28日(土) 15:00~17:00 |
開催場所 |
人事図書館(東京都中央区日本橋蛎殻町1-12-7 WACROSS NINGYOCHO 6F) |
テーマ |
研修の内部設計(狙い・時間配分・演習設計) |
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登壇者 |
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赤坂 優太氏 (フューチャー株式会社): ITコンサルティング企業にて11年にわたり人材育成・組織開発に従事。新人研修リーダーとして長年の経験を持つ、育成のプロフェッショナル。 |
稲熊 圭太氏 (一般社団法人 経営学習研究所 代表理事): 大手SIer企業の人事として17年間、人材育成・採用業務に従事。「共に成長できる場」をミッションに、数多くのワークショップを企画・運営。 |
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2.当日の流れと学びの要点 |
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15:00 オープニング
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人事部長が「キャリアオーナーシップ不足は生産性低下に直結」と課題を共有。参加者は本日のゴールを“行動設計の型を持ち帰る“に設定しスタートしました。 |
15:10 レクチャー1.: 内部設計の基本
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赤坂氏がKSA(Knowledge/Skill/Attitude) - 90‑20‑8 の法則を紹介。「講義は20分単位、8分ごとに手を動かす仕掛けを」と具体例を提示し、“聞かせる研修“から“動かす研修“へ視点を転換。 |
15:30 ワーク1.: 粗いタイムテーブル作成
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三年目社員20名・3時間という制約だけを与え、ペアで設計に挑戦。やりたい内容が溢れて時間を超過する“典型的つまずき“を体感しました。 |
15:50 レクチャー2.:目的⇔目標の“変換”
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稲熊氏が「目標=現場行動、目的=経営課題」と定義し直し、固定電話例で「態度と思ったら実は知識不足」という落とし穴を説明。参加者は自案をKSAで再点検。 |
16:10 ワーク2.:ブラッシュアップ
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KSAを90‑20‑8に沿って並べ替え、不要要素をカット。事前配信音声にKを移し、当日はSとAに集中するなど“腹八分目“設計が各チームで完成。 |
16:40 発表・フィードバック
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4案を共有。「目的との紐づき」「8分以内の能動化トリガー」を軸に講師が講評。他グループの失敗例が“設計はパズル“という感覚を強めました。 |
16:55 ラップアップ/アクション宣言
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各自が「72時間以内にやる一歩」を紙に書き相互宣言。次回フォローアップ(効果測定編)への参加を促して終了。 |
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主な学び |
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・研修は“指示“ではなく“可能化フレーム” ・KSAはAに飛びつかず、まずKとSを精査 ・時間制約を味方に付けるとコンテンツは自然に磨かれる この一連の流れにより、参加者の声として「設計の論点がクリアになり明日から使える」「時間を削る勇気が持てた」など実務直結の手応えが多数寄せられました。 |
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参加者の反響:満足度4.7/5.0!「視界が一気に開けた」 |
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事後アンケートでは、満足度が5段階評価で平均4.7という非常に高い評価をいただきました。参加者からは、実践的な内容に対する喜びの声が多数寄せられています。 |
「KSA-90‑20‑8の法則を知り、研修設計の視界が一気に開けた。まさに目から鱗だった」 |
「インプットされた理論を、即アウトプットのワークで試す没入感がすごかった。設計の論点がクリアになり、明日からすぐ使えると感じた」 |
「他社の人事担当者と対話する中で、自社の課題を客観的に見つめ直すことができた」 |
「コンテンツを『削る勇気』が持てた。時間制約を味方につけるという発想が新鮮だった」 |
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主な成果と今後の展望 |
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本イベントを通じて、「研修設計は“分量調整”ではなく“価値ある制約のデザイン”である」という共通認識が醸成されました。参加者が持ち帰ったワークシートは、今後各社で実践され、その成果がコミュニティ内で共有されていく予定です。 |
人事図書館では、この学びをさらに深めるため、今後、続編となる「効果測定・研修後フォロー編」(仮称)の開催を予定しています。研修の効果をいかに測定し、現場での行動変容につなげていくかを探求します。 |
詳細は、人事図書館の公式ホームページやSNSで順次公開いたします。今後も人事図書館は、「仲間と学びで、未来を拓く」をタグラインに、現場で活きる“人材開発のOS”を皆様と共創する場を提供してまいります。 |
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担当者コメント |
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参加者の反響:満足度4.7/5.0!「視界が一気に開けた」