従来のAGV・AMRでは対応が困難だった「平置きされたクローズパレット」や「低床タイプのカゴ車」の搬送に対応可能で、工場・倉庫運用に非常に適した自動搬送ロボットです。
株式会社OrLinK(福岡県福岡市)は、は、AI自律型フォークリフトロボット 「HSRF-S1000-1000(株式会社ヘッズ/福岡県北九州市)」 の取り扱いを開始いたしました。
本モデルは、従来のAGV・AMRでは対応が困難だった「平置きされたクローズパレット」や「低床タイプのカゴ車」の搬送に対応可能で、工場・倉庫運用に非常に適した自動搬送ロボットです。
 
■ 背景 - 日本の倉庫に残る「自動化できない領域」
国内の工場や倉庫では、以下の運用が広く使われています。
・床に平置きされたクローズパレット(田の字パレット)
・低床カゴ車や特殊台車での搬送
・スペースの制約がある既存倉庫レイアウト
 
しかし、従来のAGV・AMR・無人フォークリフトでは
「パレットの差し込み位置が正しく認識できない」「カゴ車に潜り込めない」「機体が大きく通行できない」などの理由から、自動化が難しい領域として残っていました。
 
HSRF-S1000 はこれらの課題を解決し、現場に寄り添った実用的な自動化を可能にします。
 
 
■ 製品特徴
・平置きクローズパレットをAI認識し、確実にフォーク爪を差し込み
・深層学習AIにより、隙間が見えないクローズパレットでも位置を特定
・ラフに置かれたパレットの角度ズレを自動補正
・色や状態が異なるパレットも認識
・低床カゴ車の倒れ・衝突リスクを低減した安全搬送
・3Dレーザー+ビジョンセンサーで形状を正確検知
・最適距離で停止・接近し、安定したリフト動作を実行
・手動運搬時のヒヤリハットや破損リスクを大幅に削減
・既存レイアウトに合わせたスリム設計
本体幅:1,200mm
最小運用通路幅:1,300mm
※一部の機能もカスタマイズ開発が可能です。
 
 
■ 利用シーン想定
・トラックから荷下ろしした平置きパレットを自動入庫搬送
・パレットやカゴ車(特殊台車)の工程間自動搬送
・レイアウト変更なしで、「まずは1台で試す」導入
 
 
■ 上位連携と搬送制御の高度化
ロボット単体動作だけでなく、オルリンクが提供する Link-WES/WCS(Warehouse Control System) と連携することで、より高度な搬送制御を実現します。
WMS・ERP・自動倉庫・仕分け装置などの上位システムと設備をデータ連携し、統合管理することで倉庫/工場内搬送を最適化します。
 
 
【お問合せ】
詳しくは下記までお問い合わせください。
・お問い合わせ先:株式会社OrLinK 製品担当
・住所:福岡県福岡市博多区祇園町4-61 FORECAST博多祇園7F
・メールアドレス:info@orlink.co.jp
・電話番号:092-707-0587