硬式少年少女野球5団体参加による全国大会で頂点に輝く
大阪柴島ボーイズ(ボーイズリーグ)優勝の瞬間
メジャーリーグベースボール (以下、MLB)は、2025年11月22日(土)から24日(月・祝)に開催した硬式少年少女野球全5団体所属の小学6年生以下の選手を対象にした全国決勝大会「MLB CUP 2025 ファイナルラウンド」を開催し、大阪柴島ボーイズ(ボーイズリーグ)が優勝しました。各団体の地区予選を勝ち抜き、あるいは選抜された全9チームがリーグ方式で戦い、勝ち抜いた4チームによる決勝トーナメントを経て、優勝チームが決定しました。
 
決勝戦は、大阪柴島ボーイズ(ボーイズリーグ)対 勝呂ボーイズ(ボーイズリーグ)という顔合わせ。初回から点の取り合いで白熱した戦いは延長戦までもつれ込み、7回8-4で大阪柴島ボーイズが栄冠を手にしました。優勝した大阪柴島ボーイズ(ボーイズリーグ)のキャプテン・真野怜(まの・れい)くんは、「タイブレークに入った瞬間も、負ける気はしなかったです。チームのメンバーと“やったる!”という気持ちで挑みました。優勝できて、本当にうれしい!のひと言です」と、その喜びを語りました。同チームの真野剛監督は、「MLB CUPの入りは決していい状態ではありませんでした。でも、この大会が僕たちの目標だったので、選手たちは本当に良くがんばってくれました。未来のある子たちですから、これをステップにして、どんどん前を向いてくれたらうれしいなと思います」と、涙を堪えてコメントしました。
大阪柴島ボーイズ(ボーイズリーグ)優勝の瞬間
閉会式では、優勝した大阪柴島ボーイズに優勝カップと賞状が、準優勝の勝呂ボーイズ(ボーイズリーグ)、第3位の北関東リトルリーグ(リトルリーグ)、稲沢中央ボーイズ(ボーイズリーグ)には、盾と賞状が贈呈され、最後に選手全員に記念メダルが授与されました。
ゲストとして出席した小笠原慎之介選手(ワシントン・ナショナルズ所属)は、大会を振り返って「本当にレベルが高い試合で、観ているこちらも楽しくなりました。MLB CUPは間違いなく、今後多くの子どもたちが出場を目指す大会になっていくと思います。レベルの高い選手たちが集まって、その舞台で勝ちたいという想いがより強くなっていく。そんな中でも、野球を楽しむ、野球が好きという気持ちを忘れずに、プレーを続けて欲しいですね」とメッセージを寄せました。
 
「MLB CUP 2025 ファイナルラウンド」 試合結果
開催期間 :2025年11月22日(土)~11月24日(月・祝)
主  催 :メジャーリーグ ベースボール
会  場 :マイネットスタジアム皇子山/草津グリーンスタジアム/守山市民球場
 
成績
優 勝 大阪柴島ボーイズ(ボーイズリーグ)
準優勝 勝呂ボーイズ(ボーイズリーグ)
第3位 北関東リトルリーグ(リトルリーグ)  
第3位  稲沢中央ボーイズ(ボーイズリーグ)
 
優 勝 大阪柴島ボーイズ(ボーイズリーグ)
準優勝 勝呂ボーイズ(ボーイズリーグ)
第3位 北関東リトルリーグ(リトルリーグ)
第3位  稲沢中央ボーイズ(ボーイズリーグ)
MLB CUP 2025 開会式/ホームランダービー開催
MLB CUP 2025ファイナルラウンドの開会式には、MLBで活躍したマック鈴木さん、五十嵐亮太さん、自身もMLB CUPを経験し(2016年、2017年大会)、今年アスレチックスとマイナー契約を結んだ森井翔太郎選手の豪華ゲストが駆け付け、出場選手を激励しました。その後開催された各出場チームの代表9名がホームランの本数を競い合うホームランダービーが開催され、11本を放った大阪柴島ボーイズ(ボーイズリーグ)の真野怜くんが、見事優勝しました。
ホームランダービーを制した真野怜くん
ゲストと一緒に記念撮影/ライパチさん、五十嵐亮太さん、森井翔太郎選手、真野怜くん、マック鈴木さん、AKI猪瀬さん(左から)
MLB CUP 2025 野球教室開催
惜しくも決勝トーナメント進出とならなかった選手たちは、ゲストのマック鈴木さん、小笠原慎之介選手による野球教室に参加しました。選手たちはゲストが発するひと言一言を受け止め、直接指導を受ける貴重な機会に真摯に向き合いました。野球教室を終えたマック鈴木さんは、「野球教室を通して、子どもたちが知らなかったことを知り、野球のスキルアップをしていくお手伝いができたかなという想いがあります。同時に、みんな野球が好きなんだなということが、強く伝わってきました。試合に負けてすごく悔しいと思っているはずですが、また努力を続けて、来年、再来年に帰ってきてくれたらうれしいですね」と語りました。
野球教室の様子 ゲストのマック鈴木さん
野球教室の様子 ゲストの小笠原慎之介選手
同時開催イベント1.:子どもたちが、はじめての野球体験「PLAY BALL」 in SHIGA
11月23日、24日の両日、MLB CUPと並行して、野球・ソフトボール未経験、もしくは経験の少ない小学1~4年生までの子どもを対象にした初めての野球体験イベント「PLAY BALL」 in SHIGAを開催しました。ゲストのマック鈴木さん、五十嵐亮太さん、小笠原慎之介選手が、ピッチング、バッティング、ベースランニングなど、野球の基本プレーを直接指導。また、目の前でレジェンドのプレーが披露されると子どもたちは目を見開いて歓声を上げ、貴重な機会をせいいっぱい楽しみました。
イベントを終えて五十嵐亮太さんは、「MLBの開催するPLAY BALLにはこれまでも何度か参加していますが、各地で開催し、子どもたちに野球の楽しさを伝える取り組みは、とても意義のあるものだと感じています。今回のイベントをきっかけに、野球を好きになってくれる子たちが増えてくれたらうれしいです」とコメントしました。
同じくPLAY BALLに参加した小笠原慎之介選手は、「やっぱり野球は楽しくやってほしいので、子どもたちがたくさん投げて、ストライクが入るとすごく喜んでいた姿を見ることができてよかったです。このイベントで野球を好きになって、将来野球チームに入ったよ、ということが聞けたら嬉しいです!」と感想を語りました。
PLAY BALLの様子 ゲストの五十嵐亮太さん
PLAY BALLの様子 ゲストの小笠原慎之介選手
PLAY BALLの様子 ゲストのマック鈴木さん
同時開催イベント2.:貴重なアイテムが間近で観られる!「MLBミュージアム」           
MLB CUP開催期間中、2023年のワールドベースボールクラシック(TM)で優勝した日本代表全選手のサインボールや、数々の名選手のサイン入りユニフォーム、等身大パネル、今年3月に開催されたMLB東京シリーズby グッゲンハイムで実際に使用されたアイテムなどを展示する「MLBミュージアム」を開催。多くの来場者が貴重な品々を間近に見て、記念撮影するなど、楽しんでいただきました。
MLBミュージアムの様子
MLBミュージアムの様子
 
硬式少年少女野球5団体参加による全国大会を開催
「MLB CUP 2025」は、MLBは、すべての野球選手をサポートし、野球業界の発展に寄与するという強い想いから九州硬式少年野球協会(フレッシュリーグ)、公益財団法人日本少年野球連盟(ボーイズリーグ)、一般社団法人日本ポニーベースボール協会(ポニーリーグ)、一般社団法人全日本少年硬式野球連盟(ヤングリーグ)、公益財団法人日本リトルリーグ野球協会(リトルリーグ)の硬式少年少女野球5団体すべてが参加し、予選からMLB CUPのタイトルのもとで開催された大会です。今大会実現にあたって、各団体代表からはコメントが寄せられました。(以下敬称略)
 
九州硬式少年野球協会(フレッシュリーグ)会長 加藤 秀明
MLB CUP 2025がびわ湖を中心とした素晴らしい自然の滋賀県を開催地として行われ、参加できることを大変嬉しく思います。今年もMLBでは、大谷翔平・山本由伸をはじめ多くの日本人選手が活躍し、子どもたちに大きな夢を与えてくれました。野球をはじめるきっかけになったり、将来自分もMLB選手になりたいなど考えたことでしょう。本大会におきましては、未来を担う子ども達が明るく元気にプレーしその夢へ向かって歩み、大会出場選手より未来のMLB選手が現れる事も期待しつつ、選手皆さんの健闘を心より応援しています。最後に本大会開催にあたり、日頃より野球の普及と発展にご尽力いただいております関係者の皆様に心よりお礼申し上げますとともに、大会の成功を祈念申し上げます。
 
公益財団法人日本少年野球連盟(ボーイズリーグ)会長 大冨 肇
MLB主催のもと、日本の小学部の少年硬式野球五団体が一堂に会し、未来ある球児たちが交流できる歴史的大会を盛大に開催できたことを心から嬉しく思います。ボーイズリーグは、本大会が野球を愛するすべての子供たちが、地域・日本・世界へと羽ばたき、夢を育む舞台として、今後もその使命を果たすことを願ってやみません。
 
一般社団法人日本ポニーベースボール協会(ポニーリーグ)理事長  広澤 克実
MLB CUP 2025大会が盛大に開催されますこと心よりお喜び申し上げます。各団体が協調して開催される本大会で選手同士が交流し友情の輪を大きく広げられる意義は誠に大きいものがあると考えます。選手の皆さん、最高の舞台で、最高の仲間達と野球ができる喜びを全身で感じてください。最後に本大会の開催に際してご尽力いただきました関係者の皆様に心から敬意を表し、本大会の成功を心から祈念しております。
 
一般社団法人全日本少年硬式野球連盟(ヤングリーグ)理事長 鯛島 廣美
日本野球界の中でも、すそ野である小学生の野球人口減少は特に厳しいものがあります。そのような中、MLB主催のもと、リーグの垣根を越えて日本全国からチームが滋賀県に集い、素晴らしい大会が開催されました。今大会がきっかけとなり、野球の楽しさ、面白さが一人でも多くの子どもたちに伝わることを、強く期待します。
 
公益財団法人日本リトルリーグ野球協会(リトルリーグ)  会長 坂谷内 実
野球はグローバルなスポーツ。グローバルな規則に親しんでいこう。MLBは世界のベースボール組織。その雰囲気を十分楽しもう。勝敗も大事だがまず野球を楽しんで。楽しく野球を仲間とやれる。それだけで選手諸君がまぶしい。

同時開催イベント2.:貴重なアイテムが間近で観られる!「MLBミュージアム」