「塾の成功と学生の成長を両立させ、より広く価値を提供したい」という目的・志のもとに主体的に集まり、相互に協力して地域教育に貢献するための塾・スクール経営の組織である塾エイド(運営法人:株式会社インサイト・ジャパン、代表取締役社長: 鴨志田順)は、全国の学習塾経営者を対象とした「塾運営に関するお悩みアンケート」を実施いたしました。これまで各分野ごとの分析・考察を発信しておりましたが、今回はアンケート全文を公開いたします。

少子化の進行や教育ニーズの多様化、保護者の価値観の変化などにより、学習塾業界を取り巻く環境は年々大きく変化しています。これまでのように学力指導だけで差別化を図ることが難しくなり、「どのように生徒を集めるか」「どのように人材を確保し育てるか」「どのように安定した運営体制を構築するか」といった課題が、より複雑かつ多様な形で現場に表れています。

塾エイドには、全国の塾経営者や教室長の方々から、こうした経営・運営に関するご相談やお悩みの声が日々寄せられています。そうした“現場のリアルな声”を数値的な指標として可視化し、業界全体の現状と変化を捉えることを目的として、本アンケートを実施いたしました。

調査では「集客」「人材・育成」「運営」の3つの観点から、塾の抱える課題や今後の方向性を多面的に分析しています。得られたデータは、塾エイドの「塾の成功と学生の成長を両立させ、より広く価値を提供したい」という理念のもと、各塾の経営課題に寄り添ったソリューションの提供やサービス開発へと反映してまいります。

また、塾運営に携わる皆様におかれましては、今後の経営判断や運営改善の参考としてご活用いただければ幸いです。

•調査方法:WEBアンケート方式•調査対象:全国の学習塾経営者59名にアンケート実施•調査実施:2025年10月•※本調査を引用される場合「『塾エイド』調べ」と明記ください。

※本調査を引用される場合「『塾エイド』調べ」と明記ください。

「思う」「どちらかというとそう思う」が計64.4%で半数以上が問合せ数が伸び悩んでいるという結果となりました。

「そう思う」「どちらかといえばそう思う」は合わせて約52.6% となり、半数以上が問い合わせから面接、体験につながらないと感じていることが明らかになりました 。

「思う」「どちらかといえばそう思う」が計32.2%となり、入塾率低下、体験後フォローに対して課題を感じている方は半数以下という結果になっています。

「(できていないと)思わない」が計49.1%、「思う」が計50.8%と、意見が分かれる結果となっています。

「(できていないと)思う」「どちらかといえばそう思う」が計54.2%。

半数以上の塾が、販促活動を計画的に進められていない点に課題を感じています。

「(できていないと)思う」「どちらかといえばそう思う」が計74.6%。

7割以上の塾が「販促の効果検証ができていない」ことを強く課題視していることが明らかになりました。

「(上昇していると)思う」「どちらかといえばそう思う」が計62.7%。

6割以上の塾が、販促コストの上昇を実感しており、費用対効果の悪化が懸念されます。

「(反響が落ちていると)思わない」「どちらかといえばそう思わない」が計61%。

オンライン施策の反響低下を感じていない塾が多数派(約6割)を占めています。

「(反響が落ちていると)思う」「どちらかといえばそう思う」が計50.8%。

オフライン施策(チラシ配布など)の反響低下を感じている塾が半数を超える結果となりました。

1位に「ポスティング(チラシ、校門前配布)」(57.6%)、次いで、「紹介」(47.5%)、「校門前配布」(44.1%)が並ぶ結果となりました。

「(繋がっていると)思う」「どちらかといえばそう思う」が計50.9%という結果になりました。

1位に「口コミ」(45.8%)、次いで「LINE」(44.1%)、「紹介」(27.1%)、「YouTube」(25.4%)が続く結果となりました。

今後は「YouTube」や「LINE」など、SNS・動画を活用したWeb施策に注力したい意向が高まっています。

「そう思う」「どちらかといえばそう思う」が計47.5%となり、半数近くの塾が講師の採用に難航しているという結果になりました。

上記とは反対に、事務員やスタッフについては、「思わない」「どちらかというとそう思わない」が計77.9%となり、採用自体はほとんど難航していないという結果となりました。

「そう思う」「どちらかというとそう思う」が計52.5%で、採用コストが上昇していると感じている方が半数以上という結果になりました。

「思わない」「どちらかといえばそう思わない」が計83.0%を占め、8割以上の塾が、短期離職が多発している、という状況ではないことが分かりました。

「そう思う」「どちらかといえばそう思う」が計57.6%となり、半数以上が講師への評価制度が曖昧であると明らかになりました。

「そう思う」「どちらかといえばそう思う」が計50.8%となり、 半数以上の塾がモチベーション管理に苦戦していることが明らかになりました。

「そう思う」「どちらかというとそう思う」が計66.1%を占めており、講師間の授業・面談のクオリティにばらつきが大きいことを懸念しているということが明らかになりました。

「そう思う」「どちらかといえばそう思う」が計52.5%。 半数以上が講師などとのコミュニケーション不足に悩まされていることが明らかとなりました。

「思わない」「どちらかというとそう思わない」が計67.8%を占めており、7割程度が生徒、保護者満足度が下がっていると感じていないという結果になりました。

「思わない」「どちらかというとそう思わない」が計71.1%を占めており、7割以上が生徒、保護者との接点が不足していないという結果になりました。

「そう思う」「どちらかというとそう思う」が81.4%を占めており、ほとんどの教室でアンケートの実施・活用ができていないことが明らかとなりました。

「思わない」「どちらかというとそう思わない」が計55.9%を占める結果となりました。

「そう思う」「どちらかといえばそう思う」が計54.2%を占めており、過半数がバックオフィス業務の煩雑化を実感しているという結果になりました。

「そう思う」「どちらかといえばそう思う」が計52.5%を占めており、過半数が数値管理ができていないことがわかりました。

「そう思う」「どちらかというとそう思う」が計74.6%を占めており、7割以上の塾が5年後の経営ビジョンが描けていないことが明らかになりました。

「そう思う」「どちらかというとそう思う」が計54.2%を占めており、過半数が相談する相手がいないということがわかりました。

3位「経理・労務・契約管理などのバックオフィス業務が煩雑化している」(28.8%)

4.塾エイドが提供する塾経営・運営サポートについて

塾エイドは「塾の成功と生徒の成長を両立させ、より広く価値を提供したい」という理念のもと、塾の先生方がコア業務である「教育」に集中できるような仕組みづくりを日々実践しております。教育業界を取り巻く環境は日々変化しており、塾エイドが情報の集約を行って、セミナーやコンテンツを通して発信していくことで、効率よく情報収集いただけます。

今回アンケートの実施により、「集客」「集客」「人材・育成」「運営」それぞれの観点から、塾経営者・教室長が抱える様々な課題が分かりました。塾エイドではボランタリーチェーンの仕組みを活かし、「情報の集約」「仕入の集約」の2点でこうしたお悩みを解決できるように努めてまいります。

「情報の集約」に関して、塾エイドでは過去以下のようなセミナーを開催しております。塾経営にとってお役立ていただけるような情報を発信しておりますので、ぜひこの機会に、公式HPからフレンド会員登録(無料)、塾エイドLINE公式のご登録をいただけますと幸いです。

三部構成で、「AI活用」「学習環境」「塾を取り巻く諸課題」をテーマに、各分野のエキスパートの方にご登壇いただきました。

また、塾エイドでは有料会員サービスである「JUKU Plus!」を提供しております。塾経営や運営など、同じ悩みを抱える方々と共有できるコミュニティ機能を展開しておりますので、そちらもご興味がございましたら、ご連絡ください。

▼JUKU Plus!についてはこちらのリリースもご参照ください。

ご案内は以上です。本調査や塾エイドに関してご関心やご質問のある皆様は下記までお問い合わせくださいませ。

【株式会社インサイト・ジャパンについて】

事業内容:学習塾ボランタリーチェーンの運営

2020年  6月  学習塾ボランタリーチェーン本部発足