― マイコン不要の次世代ロボティクス教材 ―
 
株式会社NEST EdLAB(本社:東京都新宿区、代表取締役:藤田大悟)は、市販の低価格パーツを活用し、マイコンを使わずに自律停止機能を実現する教育教材「アニモーションロボ(Animotion Robot)」を開発しました。赤外線センサーとモータードライバの信号制御のみで壁前停止を再現し、電子制御と構造設計の原理を体感できます。本教材は、2026年1月から4月に開催されるNEST LAB.「ロボットAIテクノロジー専攻」の体験教室で使用予定。誰でも手に入る部品で、創造的なロボティクス学習を可能にします。
 
■ 開発の背景:コストと創造性を両立する教材を目指して
従来のロボット教材は、高価な専用パーツやプログラミング環境を必要とすることが多く、教育現場での導入ハードルが高いものでした。
近年、100円単位で入手できる廉価版センサーやモータードライバが登場したことを受け、NEST EdLABでは「誰もが手に入る部品で学べるロボティクス教材」の開発を推進。
子どもたちが身近な素材で構造や制御を理解し、試行錯誤を通して創造力を育むことを目指しています。
 
 
■ 技術的特徴:マイコンレスで“自律停止”を実現
マイコン不要の制御構造

赤外線センサーが障害物を感知すると、トランジスタとモータードライバの信号制御のみでモーターを停止。プログラミングを使わずに電流制御の原理を体験できます。
 
安価な部品で構成

センサー10個で1,000円以下、ドライバ150円程度。Amazonなどで容易に入手可能な汎用パーツのみを使用しています。
 
工作と電子の融合

プラダンやアルミテープ、工作用紙などを活用し、構造と制御の両面を学べるデザインです。
 
 
■ 体験教室で高い満足度を獲得
 
 
2025年9月に開催した体験教室では、実際に“アニモーションロボ”を製作した子どもたちから「もっと作りたい!」「動きがかわいくて面白い!」といった声が多く寄せられ、大変高い満足度を得ることができました。
https://school.lne.st/special/250820koka/
 
 
■ 今後の展開:教材開発力 × 体験学習を加速
本教材は、2026年1月~4月に実施予定の「NEST LAB. ロボットAIテクノロジー専攻」体験教室で採用され、受講者は「力の伝え方」「繰り返しの動き」「センサー制御」を体験しながら、研究開発型のものづくりを学びます。
 
またNEST EdLABでは以下の活動を進めていきます:
教材開発の共同案件募集(企業・教育機関向け)
低コスト×高教育効果のプロトタイプ開発支援
全国の体験教室・ワークショップでの展開
 
■ コメント
「高価な機材がなくても、工夫次第でロボットは動く。
この教材を通じて、“考えること自体が開発”であることを伝えたい」(主任研究員 木村正樹)