「塾の成功と学生の成長を両立させ、より広く価値を提供したい」という目的・志のもとに主体的に集まり、相互に協力して地域教育に貢献するための塾・スクール経営の組織である塾エイド(運営法人:株式会社インサイト・ジャパン、代表取締役社長: 鴨志田順)は、全国の学習塾経営者を対象とした「塾運営に関するお悩みアンケート」を実施いたしました。今回は、塾運営・経営に関する結果についてお知らせいたします。
少子化の進行や教育ニーズの多様化、保護者の価値観の変化などにより、学習塾業界を取り巻く環境は年々大きく変化しています。これまでのように学力指導だけで差別化を図ることが難しくなり、「どのように生徒を集めるか」「どのように人材を確保し育てるか」「どのように安定した運営体制を構築するか」といった課題が、より複雑かつ多様な形で現場に表れています。
塾エイドには、全国の塾経営者や教室長の方々から、こうした経営・運営に関するご相談やお悩みの声が日々寄せられています。そうした“現場のリアルな声”を数値的な指標として可視化し、業界全体の現状と変化を捉えることを目的として、本アンケートを実施いたしました。
調査では「集客」「人材・育成」「運営」の3つの観点から、塾の抱える課題や今後の方向性を多面的に分析しています。得られたデータは、塾エイドの「塾の成功と学生の成長を両立させ、より広く価値を提供したい」という理念のもと、各塾の経営課題に寄り添ったソリューションの提供やサービス開発へと反映してまいります。
また、塾運営に携わる皆様におかれましては、今後の経営判断や運営改善の参考としてご活用いただければ幸いです。
•調査方法: WEBアンケート方式•調査対象: 全国の学習塾経営者59名•調査実施: 2025年10月※本調査を引用される場合 「『塾エイド』調べ」と明記ください。
調査実施: 2025年10月※本調査を引用される場合 「『塾エイド』調べ」と明記ください。
※本調査を引用される場合 「『塾エイド』調べ」と明記ください。
「そう思う」「どちらかといえばそう思う」は合わせて約54%となり、バックオフィス業務が煩雑化していると感じている経営者が半数以上であるとわかりました。
「そう思う」「どちらかといえばそう思う」は合わせて約53%となり、数値管理ができていない塾が半数以上であるという実態が明らかになりました。
「そう思う」「どちらかといえばそう思う」は合わせて75%となり、多くの塾が中長期的な経営ビジョンを描けていないという結果になりました。
「そう思う」「どちらかといえばそう思う」は合わせて54%となり、半数以上の経営者が悩みの相談相手がいないという結果になりました。
バックオフィス業務の煩雑化解消・数値管理が後回しになっている可能性あり
今回の調査で「経理、労務、契約管理などのバックオフィス業務が煩雑化している」と答えた人が約54%となり、半数を超える結果になりました。また同様に「数値管理(売上/利益/稼働率)ができていない」と答えた割合も53%となり、半数を超える結果となりました。これにより、塾の経営分析にリソースを割けていない人が多いことが明らかになりました。
バックオフィス業務の煩雑化は、対応しなければならない事項に追われている背景があると考えられます。直近のトピックですと、定額減税やインボイス対応、最低賃金の引き上げなどが挙げられますが、その他にも講師やスタッフを雇用する際には経理・労務に関わる対応事項(契約書の作成・取り交わしや各種保険申請等)が必要であり、こうした対応は想定よりも時間を取られる場合があります。その結果、締め切り直前で何とか対応する…バックオフィス業務の整理は後回し、なんてケースも少なくありません。
数値管理においても同様に、目先の対応(保護者や生徒対応、上記のようなやらなければいけない対応)に追われ、手が回らないという状況に陥っていると推察できます。「5年後を見据えた経営ビジョンが描けていない」との回答が84.6%と高い割合を占めたのも、こうした理由によるものと思われます。
このような状況を打破するためには、業務改善や計画検討のための時間を確保することがまず第一ですが、難しい場合はバックオフィス業務等について外部委託やBPOを検討するといった手段が考えられます。しかし現状としては、「経営・運営に関する悩みを相談する相手がいない」と答えた人が半数以上を占めており、こうした解決に向けて相談できる相手がおらず、具体的に進められていない塾経営者が多いことが推察されます。
相談相手がいない理由として、塾業界において経営者同士が情報交換できるコミュニティがあまり多く存在していないことが考えられます。地域内では競合関係にあることから情報共有は積極的に行われず、多くの塾経営者、特に一人教室長や個人の塾が孤立し、同じような課題に直面しながらもそれぞれが独力で解決しようとしている状況が生まれてしまっていると予想します。
5.塾エイドが提供する塾経営・運営サポートについて
塾エイドは「塾の成功と生徒の成長を両立させ、より広く価値を提供したい」という理念のもと、塾の先生方がコア業務である「教育」に集中できるような仕組みづくりを日々実践しております。教育業界を取り巻く環境は日々変化しており、塾エイドが情報の集約を行って、セミナーやコンテンツを通して発信していくことで、効率よく情報収集いただけます。
今回取り上げたバックオフィス業務や塾経営・運営テーマについて、塾エイドでは過去以下のようなセミナーを開催しております。本テーマは塾経営者様にとって日々頭を悩ませるものかと存じます。ぜひこの機会に、公式HPからフレンド会員登録(無料)、塾エイドLINE公式のご登録をいただけますと幸いです。
三部構成で、「AI活用」「学習環境」「塾を取り巻く諸課題」をテーマに、各分野のエキスパートの方にご登壇いただきました。
塾エイドスピーカーにて、「定額減税」に関わる塾がすべき対応をご説明いたしました。
また、塾エイドでは有料会員サービスである「JUKU Plus!」を提供しております。塾経営や運営など、同じ悩みを抱える方々と共有できるコミュニティ機能を展開しておりますので、そちらもご興味がございましたら、ご連絡ください。
▼JUKU Plus!についてはこちらのリリースもご参照ください。
バックオフィス業務に関しまして、塾エイドでは「JUKU BO」というサービスを展開しております。何かと事務工数がかかりがちな経理・労務管理を丸投げできるものとなっておりますので、人手不足や対応時間に追われている、といったお困りをお抱えの方は是非ご連絡ください。
ご案内は以上です。本調査や塾エイドに関してご関心やご質問のある皆様は下記までお問い合わせくださいませ。
【株式会社インサイト・ジャパンについて】
事業内容:学習塾ボランタリーチェーンの運営
2020年 6月 学習塾ボランタリーチェーン本部発足