唐津市の離島・馬渡島の海洋プラスチック問題、廃プラスチックをアップサイクルし、循環型社会の一歩へ
佐賀県立森林公園にて開催された環境保全イベント「TOYOTA SOCIAL FES!!(トヨタソーシャルフェス)2025」
2025年11月8日(土)、佐賀県立森林公園にて開催された環境保全イベント「TOYOTA SOCIAL FES!!(トヨタソーシャルフェス)2025」に、佐賀県 循環型社会推進課が参加し、「プラスマLIFEさが 馬渡島プロジェクト」で制作したアップサイクル作品を展示しました。当日は多くの親子連れが来場し、自然の大切さと循環型社会の価値を体験できる一日となりました。
イベント概要 
本イベントでは、水質浄化を目的とした“池干し”や、水生生物の観察会を通じて、自然と人とのつながりを学ぶプログラムが実施されました。子どもたちを中心に、多くの参加者が自然環境への関心を深める機会となりました。
馬渡島の海岸で回収した廃プラスチックから生まれた 「馬渡島コースター」
ペットボトルキャップによる アップサイクルサングラス
リサイクル素材で制作した キーホルダー
プラスマLIFEさが「馬渡島プロジェクト」の作品を展示
会場では、佐賀県が推進する「プラスマLIFEさが 馬渡島プロジェクト」の一環として、馬渡島の中学生と協働で制作したアップサイクル作品を展示しました。
馬渡島の海岸で回収した海洋プラスチック(ペットボトルキャップ)から生まれた 「馬渡島コースター」
ペットボトルキャップで制作した キーホルダー
ペットボトルキャップによる アップサイクルサングラス
プラスチックごみ(ペットボトルキャップ)を溶かして作った フラワーポット
など、多様なアップサイクル作品が来場者の目を引き、自然とアート、環境教育をつなぐ取り組みとして高く評価されました。
Precious Plastic 唐津 大阪・関西万博ではBLUE OCEAN DOMEにてワークショップ
Precious Plastic 唐津について
「Precious Plastic 唐津」──唐津発、未来をつくるプラスチックゴミのアップサイクル拠点
運営:NPO法人 唐津Farm&Food
オランダ発のオープンソース循環システム「Precious Plastic」を活用し、唐津市内で回収したプラスチックごみを粉砕・再成形。
コースターや雑貨などのアート/実用品へとアップサイクルしています。
ワークショップや学校教育・企業研修との連携を通じて、市民・子ども・企業が“楽しく循環型社会を体験する場”を創出。
大阪・関西万博ではBLUE OCEAN DOMEにて講演・ワークショップを実施し、国内アップサイクルの先進事例として注目されています。
Precious Plastic 唐津 公式ページ: https://karatsu-f-f.com/single-project.html
プラスマLIFEさがの展示
子どもたちに“環境×アート”を楽しく伝える一日 
多くの親子連れが訪れ、廃プラスチックが鮮やかな作品へと生まれ変わるプロセスに興味津々。
作品を通じて、環境保全や資源の循環に対する理解を深めるとともに、「自分たちにもできるアクション」について考えるきっかけとなりました。
プラスマLIFEさがの展示
今後の展開 
佐賀県 循環型社会推進課およびPrecious Plastic 唐津では、県内の学校、企業、市民団体と連携し、アップサイクル教育やワークショップを継続的に実施していきます。
地域から始まる循環型社会の実現に向け、今後も多様なパートナーとの協働を進めていきます。