トライアンフモーターサイクルズジャパン株式会社(本社:東京都港区海岸 代表取締役社長:大貫陽介)は、2025年のMoto2(TM)ワールドチャンピオンに輝いたディオゴ・モレイラ選手が、2025年「トライアンフ・トリプル・トロフィー」の受賞者として選出されたことをお知らせいたします。
ディオゴ・モレイラ選手が、名誉ある「トライアンフ・トリプル・トロフィー」の第6代受賞者に決定
本年の「トライアンフ・トリプル・トロフィー」には、世界中から86万1,000票を超える投票が寄せられる
2025年のMoto2(TM)ワールドチャンピオンに輝いたディオゴ・モレイラ選手が、今シーズンを通じた卓越したパフォーマンスが評価され、2025年「トライアンフ・トリプル・トロフィー」の受賞者として選出されました。
 
史上初のブラジル人Moto2チャンピオンとなったモレイラ選手は、「トライアンフ・トリプル・トロフィー」においてシーズンを通じて最多ポイントを獲得しました。今季は8回のショートリスト入りを果たし、そのうち5回でトップポイントを獲得。最終的に51ポイントを記録し、マヌエル・ゴンザレス選手、ジェイク・ディクソン選手を抑えて年間首位を獲得しました。受賞者には、Moto2(TM)クラスを駆動する765ccトリプルエンジンをベースにしたロードスター「Street Triple 765 RS」の特別カスタムリバリー仕様が贈られます。今年の投票には、シーズンを通じて86万1,000人以上のファンが毎週末の投票に参加し、各自が最も応援するライダーへ熱い一票を投じました。
 
2020年の開始以来、「トライアンフ・トリプル・トロフィー」は、Moto2での際立ったパフォーマンスを称える賞として位置づけられており、単なるレース勝利だけでなく、粘り強さや安定した走りも評価の対象となっています。毎週末、3名のライダーがショートリスト入りし、ファンはMotoGP(TM)公式Instagramチャンネルを通じて投票を行います。ポイントは、トライアンフの765ccトリプルエンジンにちなんで付与されます。
ファン投票1位の選手に7ポイント
ファン投票2位の選手に6ポイント
ファン投票3位の選手に5ポイント
今年は新たな形式が導入され、週末のライダー投票と並行して、ファンが抽選で「トライアンフ・トリプル・トロフィー・ストリート・トリプル765 RS」を自分のものにできるチャンスが初めて設けられました。このマシンは、受賞ライダーに贈られるものと同一仕様となっています。
トリプル・トロフィーの賞品である特別仕様のトライアンフ・ストリート・トリプル765 RSは、英国ヒンクリーにあるトライアンフのグローバル本社で製作・カスタマイズされたもので、2025年シーズン最終戦バレンシアにてディオゴ・モレイラ選手に贈呈されました。モレイラ選手は、トライアンフが後援する本コンペティションで5人目の受賞者となり、来シーズンはMotoGP(TM)のトップクラスへステップアップします。
 
▼ディオゴ・モレイラ選手(イタルトランス・レーシングチーム)
「このトライアンフ・トリプル・トロフィー Street Triple 765 RSを獲得できて、本当に嬉しいです。今シーズンは私にとって最高のシーズンであり、とても誇りに思っています。今年私を応援してくれたすべてのファンの皆さんに感謝します。これほど多くの票が寄せられたと知り、本当に心強く感じています。まずは運転免許を取得しなければならないのですが、取得後にはこのバイクで少し走りを楽しみ、その後は家に大切に保管したいと思います。」
 
▼スティーブ・サージェント:トライアンフ モーターサイクルCPO
「ディオゴ・モレイラ選手、この素晴らしい成果に心からお祝いを申し上げます。史上初のブラジル人ワールドチャンピオンに輝いただけでなく、ファン投票でも支持を集め、今年のトライアンフ・トリプル・トロフィーの勝者となりました。今シーズン、モレイラ選手はライバルのマヌエル・ゴンザレス選手を追い、ポルティマオでトップに立った後、一度も後ろを振り返ることなくシーズンを戦い抜きました。彼の才能は今年、まさに輝きを放ちました。Street Triple 765 RSを存分に楽しんでもらいたいと思います。来シーズン、MotoGP(TM)へステップアップする彼がどのような走りを見せるのか、今から楽しみにしています。」
 
「また、トライアンフ・トリプル・トロフィー Street Triple 765 RSが当選したファンの方もおめでとうございます。今年のトライアンフ・トリプル・トロフィー投票には、86万1,000人以上のファンが参加し、自分だけの特別仕様Street Triple 765 RSを手に入れようと応募した方も数千人に上りました。」
 
トライアンフは今週、2026年モデルの新型「Special Edition Street Triple RX」の発売に加え、トライアンフのMoto2(TM)パートナーシップを記念した限定1,000台の「Street Triple Moto2(TM) Edition」の発売も発表しました。
 
「Moto2(TM) Editionは、我々の継続的なMoto2(TM)パートナーシップを祝うモデルであり、この取り組みはエンジン開発の限界を押し広げる上で重要な役割を果たしてきました。このバイクは、ファンやコレクターにとって、Moto2(TM)の世界を身近に感じられる希少な機会を提供するものです」とスティーブ・サージェントは付け加えました。
 
「Street Triple 765 RX」は、現在全国のトライアンフ正規ディーラーにて予約注文可能で、価格は¥1,735,000、納車は2025年12月上旬の予定です。また、「Street Triple Moto2(TM) Edition」も現在予約注文可能で、価格は¥1,995,000、納車は2026年3月を予定しています。詳細情報やお近くのディーラーについては、公式サイト triumphmotorcycles.jp をご覧ください。
 
 
お客様お問合せ先
トライアンフコール:TEL 03-6809-5233
トライアンフ WEBSITEhttp://www.triumphmotorcycles.jp/
 
 
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トライアンフについて
1902年に設立されたトライアンフ モーターサイクルズは、オートバイ製造を開始して2022年で120年周年を迎えました。また、トライアンフ モーターサイクルズは30年以上にわたり、レスターシャー州ヒンクレーに拠点を置き、本物のデザインと個性、カリスマ性、パフォーマンスが完璧に調和したアイコニックなバイクを生産し続けています。
 
トライアンフは英国最大のオートバイメーカーで、2024年度の生産台数は13万4,635台*、世界68か国・約950店舗のディーラー網を展開しています(*自社調べ)。
 
トライアンフは現在、世界中に約3,000人の従業員を擁し、英国、北米、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、日本、スウェーデン(スカンジナビア)、ベネルクス、ブラジル、中国、タイに現地法人を展開。さらに独立系ディストリビューターのネットワークを有しています。さらに、レスターシャー州ヒンクレーとタイに製造工場を構え、ブラジルとインドにもCKD工場を保有しています。
 
トライアンフは、世界中のライダーが何を求めているかに焦点を当て、すべてのお客様に完璧な走りをお届けしたいという情熱と、最高品質のモーターサイクルをお届けするための細部へのこだわりを持ち、モダンクラシック、ロードスター、アドベンチャーバイクなど、カテゴリーをリードするモーターサイクルのラインナップを増やしています。アクセスしやすい400cc TRシリーズのSpeedからパワフルな2500ccエンジンを搭載したRocket 3まで、どのモデルもトライアンフの象徴的なスタイル、品質、パフォーマンスを体現しています。
 
あらゆる年齢、経験レベルのライダーに楽しさと俊敏性、そして自信を与える走りを提供するSPEED 400とSCRAMBLER 400 Xは、2023年にまったく新しいシングルエンジンプラットフォーム(TRシリーズ)で発売。驚くほどのコストパフォーマンスを実現し、新たな世代のライダーに対してトライアンフを手にする機会を与えました。
 
モダンクラシックは、トライアンフの伝説的なBonnevilleツインエンジンを搭載しています。Bonnevilleという名は、トライアンフが1956年にアメリカ・ユタ州のボンネビル・ソルトフラッツで記録した陸上速度記録を記念して名づけられました。このモデルは、イギリスのスーパーバイクの元祖であり、そのハンドリング、スタイル、個性から、往年の名モーターサイクリストたちに選ばれ、レースで勝利を収めてきました。現在、Bonnevilleファミリーは、ライダー重視のテクノロジーとクールなカスタム・スタイルを備え、進化を遂げています。Bonneville Bobber、Speedmaster、Thruxton RS、Speed Twin 900、Speed Twin 1200、Scrambler 900、Scrambler 1200、そしてアイコニックなBonneville T120とT100がラインナップされています。
 
ロードスターシリーズは、俊敏さで人気のTrident 660、スポーティなDaytona 660をはじめ、Street Triple 765、そしてSpeed Triple 1200 RSとラインナップしています。また、アドベンチャーライダーのために、トライアンフはTiger Sport 660、Tiger Sport 800からTiger 900シリーズ、そしてTiger 1200シリーズまで、壮大なラインナップを取り揃えています。
 
2022年には、電動モーターサイクルメーカー OSET Bikes を買収。同社は2004年にイアン・スミス氏によって設立され、ユース・ナショナル・トライアル選手権でトップ5入りを果たすなど、トライアル市場で高い競争力を持っています。また、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード、MotoGP、世界スーパーバイク選手権、マン島TTなどでも活躍。トライアンフ・ファミリーの一員として、オフロードバイクのフルラインアップ実現と次世代ライダーの育成において重要な役割を担っています。
 
2023年、トライアンフは「24時間バイクで走った最長距離(個人)」のギネス世界記録(TM)を獲得しました。工場から出荷された標準仕様のTiger 1200 GT Explorerを駆り、5度のエンデューロ世界チャンピオン、かつトライアンフのグローバルアンバサダーでもあるイバン・セルバンテスが、イタリアのナルドテクニカルセンターにあるハイスピードリングにて24時間で4012kmを走破。これまでの記録3406kmに600km以上の大差をつけました。
 
トライアンフには輝かしいレースの歴史があり、モーターサイクルスポーツのほとんどすべてのクラスと分野でレースに参戦し、勝利を収めてきました。1908年の第2回マン島TTレースで優勝を飾り、1960年代のヨーロッパとアメリカにおけるロードとサーキットの制覇。近年では2014年と2015年のトライアンフの675cc 3気筒エンジンによるスーパースポーツタイトルの獲得やワールドスーパースポーツのレース、2014年と2019年にはゲイリー・ジョンソンとピーター・ヒックマンがマン島スーパースポーツTTで優勝。さらに、2023年にはTriumph STR765を駆ってピーター・ヒックマンが平均時速130マイル(約209km/h)を超え、2022年にはStreet Triple 765を駆ってブランドン・パシュが伝説のデイトナ200のラストラップでスリリングな勝利を収めるなど、偉業を成し遂げてきました。
 
2019年シーズンの開幕以降、FIM Moto2(TM)世界選手権への独占的エンジンサプライヤーとして、トライアンフのレーシング伝説は今なお続いています。トライアンフ モーターサイクルズは出場全チームに、レース専用チューンを施した765cc 3気筒エンジンを供給しています。このクラスを再定義したトライアンフは、史上初となる最高時速+300km/hを記録したのを含め、初年度の記録を次々と塗り替えました。
 
このような素晴らしい成功、ライダーやチームのフィードバックやパートナーシップ、そして世界中のトライアンフファンからの大きな反響を受けて、トライアンフとDorna(ドルナ)は2021年と2023年にも提携の延長を決定。さらに5年間のレース契約(2025年~2029年)を結びました。
 
トライアンフは PTR Triumph Factory Racing と共に2025年の世界スーパースポーツ選手権に参戦。トム・ブース=エイモスとオリ・ベイリスがStreet Triple 765で参戦します。Macadam Triumph Factory Racing はブリティッシュ・スーパースポーツで2024年準優勝のルーク・ステイプルフォードとマックス・ワズワースが参戦。ナショナル・スポーツバイク選手権ではDaytona 660を駆るブロディ・ガウィス、ジェイデン・マーティン、ケイティ・ハンド、ルイス・スマートに加え、PHR Triumph のハリソン・デソイがラインアップに加わります。
 
2023年、トライアンフは2024年のMXGP/MX2およびスーパーモトクロス世界選手権に参戦する意向を表明。初シーズンの成功を経て、2025年のスーパーモトクロスには4人のライダーで臨みます。ジャレク・スウォル、オースティン・フォークナー、ジョーダン・スミス、スティレズ・ロバートソンの4人は、TF250-Xでスーパークロスの両コーストとプロ・モトクロス・シリーズに参戦します。FIM MX2世界選手権では、カムデン・マクレランがトライアンフのマシンに乗って2年目の参戦。また、ギレム・ファレスが新たにチームに加わります。なお、ミケル・ハーラップはテストライダーとして残ります(MX2カテゴリーの年齢制限のため)。
 
2024年9月、トライアンフはモータースポーツ界の伝説である元世界チャンピオンのポール・エドモンドソンがトライアンフ・レーシングのエンデューロプログラムのチームマネージャーに正式に任命されたことを発表しました。2025年には ジョニー・ウォーカー がTF 250でスーパ―エンデューロ世界選手権総合2位を獲得し、さらにTF 250-E 4ストローク(ほぼ標準仕様)でレッドブル・エルツベルグロデオを完走。エンデューロGP では、経験豊富な ジェイミー・マッカニー と ミカエル・ペルソン がTF 250-Eで参戦。2025年8月には初めて国際6日間エンデューロ(ISDE)に参戦し、TF 250-Eがイタリアのワールドチームトロフィー優勝やスウェーデンの数十年ぶりの表彰台獲得に貢献、個人総合でもトップ5入りを果たしました。