~入間市が12月7日に開催、五輪競技BMXのプロ技も無料体験~
 
入間市は12月7日、茶どころならではの体験型サイクルイベント「茶リンコFESTIVAL」を開催。茶どころ通りを貸切状態にし、富士山を眺めながら茶畑の中をサイクリング。オリンピック競技となったBMXのデモンストレーションや親子向け体験会も実施し、地域の魅力発信と健康増進を両立させる。
地域資源を活かした"体験価値"という資産
首都圏でありながら豊かな自然と茶畑が残る入間市において、地域資源を活かした「その場所でしか味わえない体験」をいかに創出するかが問われている。入間市は令和5年10月に「入間市スポーツ振興まちづくり条例」を制定し、スポーツを通じた地域活性化を推進。狭山茶の主産地という地域資源と、家族で楽しめるスポーツ体験を掛け合わせた独自のイベント設計に挑んでいる。
昨年初開催し好評を博した本イベントは、今年さらに進化。「見るスポーツ」から「やるスポーツ」へ、観客席から競技フィールドへ。参加者自身が主役になれる仕掛けを随所に盛り込んだ。
茶畑が"遊び場"に変わる日
■ 茶どころ通りを貸切サイクリング【NEW】
市の特色である茶畑エリアの公道を、この日だけ貸切状態に。富士山を背景に、緑の茶畑が広がる景色の中を、先導ライダーと共にみんなで走る「こいで つながる!茶どころ通り」を新設。日常の道が、この日だけの特別な"サイクリングロード"になる。
■ エコライフアプリと連動したスタンプラリー【NEW】
エコライフアプリ「SPOBY」と連動した茶畑スタンプラリーを実施。環境配慮行動とイベント参加を融合させ、持続可能なライフスタイルへの意識醸成も図る。
■ オリンピック競技BMXを間近で、そして体験できる
入間市スポーツアンバサダーで、日本のトップクラスで戦うBMXフラットランドライダーの河内銀成選手によるデモンストレーション。プロライダーによるBMXジャンプショーでは、校庭内に特設ジャンプ台を設置し、普段見られない迫力のトリックを披露。
さらに3歳以上対象のBMX体験会、1.5歳から参加できるストライダー体験会、アメリカ発祥のパンプトラック体験など、見るだけでなく「自分もやってみたい」に応える多彩なプログラムを用意した。
"日常の延長"が特別な記憶になる瞬間
本イベントの特徴は、市民が日常的に目にする茶畑を「体験フィールド」に転換した点にある。地域住民にとっては見慣れた風景が、子どもたちにとっては冒険の舞台になる。
「普段車で通る道を自転車で走れて新鮮だった」「子どもがBMXに夢中になり、習い事を始めるきっかけになった」といった声も寄せられた。
スポーツイベントを通じた健康増進だけでなく、地域への愛着形成、親子のコミュニケーション促進、新たなコミュニティ形成といった副次的効果も期待される。
また、警察車両展示会やキッチンカー等の出店、おいしいお茶の入れ方を熟知した市内の小学生である「お茶大使」によるお茶振る舞いなど多数の催しを用意している。
関係者が語る、このイベントへの想い
入間市スポーツ推進課 担当者コメント
「茶畑という入間市ならではの景色の中で、家族みんなが笑顔になれる場を作りたいという想いから始まったイベントです。2回目となる今年は、参加者からいただいた声を反映し、より体験型のプログラムを充実させました。スポーツの楽しさを知るきっかけになれば嬉しいです」
河内銀成選手(入間市スポーツアンバサダー)コメント
「BMXフラットランドならではの魅力や面白さを、デモンストレーションと体験会を通してしっかり伝えられるように頑張ります。初めての人でも安心して楽しめるようにサポートします!ぜひ気軽に参加してみてください。 一緒にBMXの世界を楽しみましょう!」
イベントを超えて、文化として根付かせる
入間市は本イベントを単発で終わらせず、継続的な取り組みとして育てていく方針だ。茶業とスポーツという、一見異なる二つの要素を掛け合わせた「茶リンコFESTIVAL」が、やがて入間市の冬の風物詩として定着することを目指している。
「スポーツを通じた健康で活気あふれるまち」という条例の理念を、形にしていく挑戦は続く。
入間市について
【狭山茶の郷から世界へ】入間市が描く「Well-being City」の未来図~伝統の茶文化と最先端のまちづくりが織りなす、心豊かな暮らしの新モデル~
 首都圏から電車で約1時間。市内には緑豊かな茶畑が広がり、季節の移ろいとともに風景が変化する、どこか懐かしい景色が残されています。入間市は、商業的茶産地としては日本最北に位置し、狭山茶の発展とブランド化に大きく関わってきた地域です。歴史ある茶文化を大切にしながら、現在では多様な文化や価値観を取り入れたまちづくりに取り組んでいます。
伝統と多様性が調和する、入間市ならではの景観
 関東平野の自然に恵まれたこの地では、代々受け継がれてきた茶農家の手により、狭山茶が丁寧に育てられています。
 一方で、米軍基地跡地を再整備した「ジョンソンタウン」や、大型商業施設「三井アウトレットパーク入間」などもあり、伝統と現代的な要素が調和したまちの風景が広がります。
 こうした多様性こそが、入間市の大きな魅力の一つです。
🏆 SDGs未来都市としての挑戦「Well-being Cityいるま」
 2022年、入間市は内閣府より「SDGs未来都市」に選定されました。
 これを契機に、市は「健康と幸せを実感できる未来共創都市『Well-being Cityいるま』」をビジョンに掲げ、地域資源を活かした持続可能なまちづくりを推進しています。
 同年10月には、地域の誇りである狭山茶の魅力を次世代へとつなぐため、全国初の「おいしい狭山茶大好き条例」を施行しました。
 市民・事業者・行政が連携し、地域文化の継承と活性化に取り組んでいます。
💡 未来の「原風景」を描くプロジェクト
「心豊かでいられる、『未来の原風景』を創造し、伝承する。」
 この想いのもと、入間市では、変化の激しい時代においても、人と人とのつながりや、地域固有の風景・文化を大切にしたまちづくりを進めています。
 従来の枠にとらわれず、市民とともに未来を描く取り組みは、今後もより良い地域社会の実現を目指す一助となることを期待しています。
https://www.youtube.com/watch?v=pW2egzDwMXc
📊 注目ポイント
商業的茶産地としては日本最北、400年の歴史を持つ狭山茶の産地
SDGs未来都市(2022年選定)としての持続可能なまちづくり
狭山茶文化・アメリカンカルチャー・都市型商業が共存する多様な都市景観
市民と共につくる「Well-being Cityいるま」のビジョン
全国初の「おいしい狭山茶大好き条例」による茶文化振興と継承
▼企業などからの、入間の地域課題解決のための提案フォームはコチラ
いるま未来共創ラボ https://www.city.iruma.saitama.jp/gyosei_joho/purpose/10547.html
 
基本情報
■ 入間市役所
所在地:埼玉県入間市豊岡一丁目16番1号
電話:04-2964-1111(代表)
 
《リンク一覧》
入間市公式ホームページ(https://www.city.iruma.saitama.jp/
X(旧twitter)(https://twitter.com/_irumacity
YouTube(https://www.youtube.com/c/irumacity
LINE(https://line.me/R/ti/p/@irumacity