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2025年秋まつり 縄文ファッションショーの様子 |
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西東京市は、国史跡「下野谷遺跡」が指定から10周年を迎えた節目に、記念事業の一環としてシンポジウム「したのや縄文の里をみらいにつなぐ」―みんなでつくり、育てた下野谷遺跡。その先へ―を開催します。 2015年3月10日の国史跡指定以来、市民とともに守り育ててきた下野谷遺跡。その歩みを多角的に振り返り、ウェルビーイングが注目される現代社会において縄文の里が持つ力を改めて問い直し、未来へどう継承していくかを考えます。 |
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シンポジウムのねらい |
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物の豊かさから心の豊かさへ、そしてウェルビーイングが注目される現代社会。遺跡や文化財は、過去を語るだけでなく、未来を生きる私たちに学びを与える存在として再評価されています。 南関東最大級の縄文集落である下野谷遺跡は、都市化の進む市街地に奇跡的に残された大規模遺跡です。調査・整備・保存に加え、学習の場として活用されてきたことで、市民とともに「育つ遺跡」として歩みを続けてきました。 |
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今回のシンポジウムでは、国史跡指定10周年を迎えた下野谷遺跡の価値を学術的に再検証するとともに、市民や地域にとっての魅力を改めて確認します。そして、西東京市、国民共有の宝である下野谷遺跡を未来へどう輝かせていくか――その道すじを参加者とともに考える場とします。 |
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イベント概要 |
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時間:10:00 ― 16:00 (開場9:00) |
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来場者には、シンポジウム参加者限定の記念品をご用意しています。 |
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プログラム |
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記念講演 「なぜ今、下野谷遺跡か。パブリックアーケオロジーの現在」 |
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東京大学 准教授 松田 陽氏 |
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市民が育て、市民とともに成長してきた下野谷遺跡の姿が、現代の文化財保護やまち・ひとづくりの中でどのように位置づけられるかを、市民と考古学の観点から考えます。 |
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プロフィール |
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松田 陽 (まつだ あきら) |
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東京大学、英国ロンドン大学にて考古学を学び、考古学と社会の接点を研究する「パブリックアーケオロジー」を日本に紹介。 |
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現在は東京大学大学院にて教鞭をとりながら実践的研究をすすめている。 |
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主な著作 |
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「入門 パブリック・アーケオロジー」(共著) |
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メッセージ |
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下野谷遺跡をどう活用しますか?みなさんで一緒に考えましょう! |
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第一部 下野谷遺跡から縄文のムラを考える |
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国史跡指定から10年の間に明らかになった下野谷遺跡と縄文集落について、最新の考古学研究から考えます。 |
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1 講演「したのやムラの誕生と衰退」 |
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学習院女子大学教授 工藤雄一郎氏より、大規模集落が形成される背景を考えるための基礎となる年代や環境についてお話しいただきます。 |
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2 講演「梅之木遺跡の集落景観―縄文時代の集落を考える」 |
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西東京市の友好都市である山梨県北杜市から佐野 隆氏(茅ヶ岳歴史文化研究所 主任調査技師)と一緒に、下野谷遺跡と同時期の他地域の集落から縄文時代中期の大集落を考えます。 |
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その他、当市学芸員が、現在までに分かっている下野谷遺跡について報告します。 |
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1 報告 |
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(1)下野谷遺跡の範囲内にある市立東伏見小学校の児童による学習成果発表 |
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(2)「したのやムラのムラびと※」の活動報告から、市民とともに育ってきた遺跡の姿を、来場のみなさんと一緒に共有します。 |
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※「ムラびと」とは:下野谷遺跡を守り未来に伝える目的に対し賛同し、希望により登録された方 |
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2 パネルディスカッション |
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記念講演を行っていただく松田 陽氏のリードで、これからの下野谷遺跡をみらいにつなぐ意義やその方法について、当日の登壇者と下野谷遺跡で活動経験のある大学生とともにディスカッションをします。 |
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3 その他 |
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(1)展示(ロビー・3階展示スペース) |
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・出土品 |
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・史跡整備や市民活動など10年間の軌跡を示す写真パネルや作品 |
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(2)したのや縄文体操 紹介 |
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地元スポーツクラブ「ココスポ東伏見」により考案された、縄文時代の暮らしを題材にした |
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ダンスパフォーマンス。オリジナル曲に合わせて披露するのは、「したのやサポーター」第1号 |
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の「ココスポ!じょうもんず♪」。 |
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特別展 史跡下野谷遺跡 誕生からの10年 |
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これまでの軌跡を写真などで展示します |
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日程:2025年12月6日(土)ー 2026年3月1日(日) |
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時間:10:00―17:00 (月・火曜日、年末年始(12/28~1/4 )休室) |
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場所:西東京市郷土資料室
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〒188-0004 東京都西東京市西原町4-5-6 西原総合教育施設2階 |
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■下野谷遺跡詳細 |
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所在地:東京都西東京市東伏見二・三・六丁目地内 |
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北緯35度43分31秒 東経139度33分42秒(遺跡中央付近) |
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面 積:約134,000平方メートル |
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主な時代:旧石器時代・縄文時代・近世・近代 |
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主な遺構: |
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石器集中地点・礫群(旧石器時代)・炉穴(縄文時代早期)・陥し穴・竪穴住居跡400軒以上・堀立穴建物跡20基以上・土坑1,000基以上 など |
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*( )のないものは主に縄文時代中期 |
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