表紙 角野隼斗(ピアニスト、作編曲家)/モテのピークは「年収700万円」/田中泯が語る坂本龍一
11月25日(火)発売のAERA 12月1日号の表紙を飾るのは、ピアニスト・作編曲家の角野隼斗さんです!  音楽大学ではなく、東大・東大大学院で学び、コロナ禍の「ステイホーム」中に投稿したピアノの演奏動画が、人々の心を動かして音楽家として前例のない道を切り拓き、ショパン国際ピアノコンクールでセミファイルにも進出。自分にしかできない音楽を追求する覚悟を語りました。巻頭特集は「鉄道新線と『未成線』の謎」。新たに生まれようとしている鉄道新線がある一方、計画されたものの幻に終わった「未成線」も数多くあります。夢やロマンをかきたてる未成線についても深掘りしました。 結婚・出産後も働き続ける女性たちが一般的になってきた中、結婚相手に求めるものも変化し。かつては高年収ほどモテるとされた婚活市場で「異変」が起きています。モテのピークは年収700万円の背景を取材しました。「現代の肖像」では、俳優・映画監督の古舘寛治さんに迫ります。また、映画「国宝」での「死」の表現が印象深かった舞踏家の田中泯さんが、親交が深かった坂本龍一さんやご自身の死生観について語ったインタビューもあります。そのほかいま知っておきたいニュースやほかでは読めない記事、連載を盛り込んだ、見どころ満載の一冊です。ぜひご覧ください!今号は、祝日の関係で発売日が通常とは異なり、11月25日(火)となります。
表紙+グラビア&ロングインタビュー:角野隼斗
角野隼斗さんは今月、世界でもっとも権威ある音楽の殿堂「カーネギーホール」デビューを果たすなど国際的に活躍するピアニスト。「Cateenかてぃん」名義で活動するYouTubeのチャンネル登録者数は151万人と動画配信でも人気を集めています。クラシックの基礎と、東大大学院で研究した工学、そして動画時代の発信力を重ね、唯一無二の音楽を探る角野さん。インタビューでは理性と感性、伝統と革新を行き来する創作の原点に迫ります。AERA表紙フォトグラファーが鮮やかに切り取った角野さんのさまざまな表情にもご注目ください!
巻頭特集:鉄道新線と「未成線」の謎/進化する大都市の鉄道網と幻の新幹線
人口が集中する大都市圏を中心に、新たな鉄道網が生まれようとしています。東京メトロ有楽町線の豊洲~住吉延伸計画や羽田空港へのアクセスの強化、大阪のなにわ筋線など、新線計画が加速。背景にあるのは、大都市圏への人口と機能の集中で、通勤・通学の利便向上などが狙いだといいます。一方で、上越新幹線の新宿駅乗り入れや成田新幹線のように計画されたものの「幻」で終わる場合も少なくありません。人々のロマンをかきたてる「未成線」のストーリーもたっぷりお届けします。 また、各地に残る「未成線」のなかには、「負の遺産」を活用する例も生まれています。遺構が観光や学びの場として活用される奈良県五條市の「五新線」も登場します。“鉄道好き”の著名人へのインタビューでは、俳優・小説家の松井玲奈さん、旅系YouTuberのしおねるさんが鉄道愛を熱く語りました。ぜひご覧ください。
モテのピークは「年収700万円」
婚活の市場で、「高収入の男性ほど、結婚相手に選ばれやすい」というイメージが根強く定着していましたが、実は、婚活サービス「ヒトオシ」を運営する「Parasol」の分析では、男性の交際成立率は年収700万円までは収入が上がるほど上がりますが、700万円を超えると逆に下がっていく傾向が浮かびました。その背景に何があるのでしょうか。1千万円超の男性がモテない5つの理由とは――? 婚活市場の「年収の壁」に生じた地殻変動を読み解きます。
現代の肖像 古舘寛治(俳優・映画監督)
1人の人物を深く掘り下げる人物ルポルタージュ欄「現代の肖像」では、俳優の古舘寛治さんが映画監督として初のメガホンをとる過程を追いました。これまで俳優として数々の作品に出演してきましたが、いつも「もっともっとおもしろいものが撮れるんじゃないか、という思いが強かった」という古舘さんは、国内外から1013作品の応募があった「講談社シネマクリエイターズラボ」で応募した脚本が第3期優秀作に選ばれ、1千万円の制作予算を獲得しました。 そんな古舘さんの演技の基礎は20代の頃、ニューヨークでプロの俳優たちから学んだ演技のロジカルなメソッド。「その人物を考え抜いて、全身を操っている」(脚本家・野木亜希子さん)、「芝居観が変わった」(俳優の滝藤賢一さん)と周囲の人たちも語る「古舘メソッド」にも迫ります。
田中泯が語る坂本龍一
2023年3月に亡くなった坂本龍一さんの最期の3年半を記録したドキュメンタリー映画「Ryuichi Sakamoto: Diaries」で、日記に綴られた坂本さんの言葉を朗読した舞踏家の田中泯さん。坂本さんとは20年近く前にニューヨークで最初に会ってから、さまざまなことを語り合い、坂本さんの舞台作品にも出演するなど親交が深かったそうです。だからこそ、坂本さんの最期の言葉を読むことに複雑な思いが去来したといいます。独自の身体表現を追求し、世界的な評価を得てきた田中さん。映画「国宝」での小野川万菊役など唯一無二のパフォーマンスには死を感じさせるものも多くあります。父親が警察官で小さい頃から死体を見る機会があったといい、ご自身の死生観や死の表現についても語りました。
 
ほかにも
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・[eyes]姜 尚中、東 浩紀
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・武田砂鉄[今週のわだかまり]
・田内 学の経済のミカタ
・ジェーン・スーの先日、お目に掛かりまして
・[あたしンち]けらえいこ
・午後3時のしいたけ.相談室
・沖 昌之の今週の猫しゃあしゃあ
 などの記事を掲載しています。
ぜひご覧ください!
 
※11月25日(火)午後5時から約30分間、公式インスタグラム(@aera_net)で、最新号の特集や内容を紹介する「#アエライブ」を行います。ぜひこちらもチェックしてください
AERA(アエラ)2025年12月1日号
定価:600円(本体545円+税10%)
発売日:2025年11月25日(火曜日)
https://www.amazon.co.jp/dp/B0FVF4PN42