11月のシーズン終盤は各カテゴリーで激戦が繰り広げられた2大会を実施。
一般社団法人日本フットゴルフ協会(JFGA)は、フットゴルフシーズンも終盤へと差し掛かる中、「全日本ジュニアフットゴルフツアー supported by ジーク第5戦」および
「フットゴルフジャパンツアー2025 愛知新城カップ」をそれぞれ開催しました。
 
 
 
全日本ジュニアフットゴルフツアー supported by ジーク第5戦
- ジュニア世代もランキング争いが激化 -
■ 開催日:2025年11月8日(土)
■ 会場:鳳凰ゴルフ倶楽部(群馬県太田市)
■ 主催:日本フットゴルフ協会
■ 運営:株式会社シールズジャパンリミテッド
■ 冠協賛:株式会社ジーク
 
今季のジュニアツアーも残すところ第5戦と最終戦の2試合となりました。
11月8日に開催された第5戦では、年間王者争いをする選手が参加、まさにシーズン佳境にふさわしいハイレベルな戦いとなりました。
 
小学生の部では今季2度の優勝を成し遂げている益子晃選手(小学5年生)と1勝している小倉元選手(小学5年生)がエントリー。どちらも年間王者を狙える位置につけており、大事な1戦となりました。
小学生の分で、優勝したのはこの日は5つのバーディを奪った益子選手。シーズン3勝目を挙げて年間ランキングトップの座につきました。
 
益子選手は「今日は前半少し調子が悪かったけど、後半に(前半の)良くなかったところを修正できたのでよかったです。最終戦も頑張りたいと思います」と優勝スピーチで語ってくれました。
 
 
 
中学生の部の優勝は、昨年の年間チャンピオンで東京ヴェルディフットゴルフに所属する古田旬之介選手(中学3年生)となりました。
今季の古田選手はこれまで優勝がなく、同選手のライバルである今季3勝の大塚恭平選手(中学2年生)に勝ちきれずにいましたが、この日は一矢報いることができました。
2人はレギュレーションで拮抗したプレーを見せて、共に2アンダー70としてプレーオフに突入。プレーオフでは、古田選手が落ち着いたフットゴルフを見せて、バーディとし優勝しました。そんな古田選手は「プレーオフに入る時には勝ち負けを意識してなかったですが、プレーしていく中で勝ちたい気持ちが強くなりました。勝ててよかったです」と語りました。
 
次節はいよいよ今季最終戦。ジュニアフットゴルファーたちのチャレンジに応援のほどお願い致します。
 
 
全日本ジュニアフットゴルフツアー概要
ジュニアランキング
 
 
 
 
フットゴルフジャパンツアー2025 愛知新城カップ
■ 開催日:2025年11月15日(土)16日(日) 2日間競技
■ 会場:パインフラットゴルフクラブ(愛知県新城市)
■ 主催/運営:一般社団法人日本フットゴルフ協会
■ 協賛:サッポロビール株式会社 株式会社シールズジャパンリミテッド
 
ジャパンツアー2025も残すところ、この試合を含め2大会となりました。今月は、2日間競技として開催され優勝すると800ジャパンツアーポイントが入るため、年間ランキングの行方を大きく左右する重要なトーナメントとなりました。
 
 
男子カテゴリーで初日にトップに立ったのは川尻蓮斗選手でした。初日の川尻選手はバック9で6つのバーディとイーグル1つを奪い、後半だけで8アンダーと驚異的なプレーを披露。終わってみれば12アンダー58でラウンドし、2位に3打差をつけました。
最終日は、その川尻選手と2位タイの平岡空選手、平野靖之選手、安村翼選手の4名が最終組でプレーしましたが、ここから抜け出したのは、東京ヴェルディフットゴルフ所属の平岡選手でした。
この日の平岡選手は、10バーディ、1イーグル、ノーボギーの完璧なフットゴルフで、12アンダー58を記録。通算21アンダーとし、2位に5打差をつけてツアー初優勝を飾りました。
 
シニアカテゴリーでは、当協会強化部のメンバーでもある小林隼人選手が逆転勝利。2日目の終盤まで優勝争いを繰り広げると、16番、17番で連続バーディを奪って通算12アンダーとし、2位タイに1打差をつけて2日間大会を制しました。
 
また、シニア+カテゴリーでは、元横浜フリューゲルスでサッカー日本代表経験もある前田治選手が通算10オーバーでホールアウト。今季10勝目を手にし、年間王者へ王手をかけました。
 
一方、女子カテゴリーは前回、同会場で開催された愛知オープン2025でも優勝をしている板倉愛里選手が、初日にトップに立つと一度もその座を奪われることなく通算10アンダーで逃げ切り。板倉選手はこれで今季3勝目となりましたが、2日間競技での優勝は初めてで、着実に成長していることをうかがわせてくれました。
 
フットゴルフジャパンツアー2025は、12月のツアーチャンピオンシップ 2025が最終戦となりますが、来年5月末からメキシコ、アカプルコで行われる予定の「FIFGフットゴルフワールドカップ2026」日本代表入りを目指す選手たちの負けられない戦いはこれからも続きます。
 
 
 
フットゴルフジャパンツアー2025概要
ジャパンランキング
 
 
フットゴルフとは?
サッカー(フットボール)とゴルフ、この異なるスポーツを融合した新しいスポーツがフットゴルフです。サッカーボールの5号球を使い、ゴルフコースで9ホール、または18ホールをラウンド。「サッカーボールを蹴ってゴルフをする」ことをイメージすると分かり易いでしょう。
 
フットゴルフは、2009年にオランダでルール化されると、国際フットゴルフ連盟が設立された2012年にはハンガリーで第1回ワールドカップを開催。欧米を中心に既に40カ国以上で楽しまれており、急速に普及している現在最も注目されているスポーツとなっています。2016年1月にはアルゼンチンで26カ国が参加し第2回ワールドカップが開幕。そして、2018年12月には、モロッコで33カ国合計約500名が出場し第3回ワールドカップを実施。 2023年5月末から6月上旬にかけては、39カ国約1,000名により第4回大会がフロリダ州オーランドで行われました。(2020年9月末からは第4回ワールドカップが日本で開催されることが決定していましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により2021年9月末に延期され、その後、FIFG総会の決議により2021年1月28日に中止が決定しています)
 
また、フットゴルフ先進国のアメリカでは、既に600コース近くでフットゴルフがプレーでき、イギリスでもその数は200を越えており、欧米を中心にその認知度もアップ。国内では当協会が2014年2月に創設され、直後からジャパンオープンなど賞金トーナメントも開催。2017年には名門・軽井沢72ゴルフの南コースで国内初の国際大会も行われました。そして2025年3月現在、フットゴルフが楽しめるコースは国内で約30カ所となっています。
 
そして現在、フットゴルフはGAISF(国際スポーツ連合団体)のオブザーバー会員となっており、将来のオリンピック正式種目化を目指しています。
 
フットゴルフジャパンツアーとは?
当協会では、協会設立から約2ヶ月後の2014年4月14日に「第1回フットボールゴルフジャパンオープン」を開催。それから2年間は、“第○回”と回数部分を積み重ねる形で「ジャパンオープン」という名称はそのままにトーナメントを実施してきました。
 
現在のようにツアー化されたのは2016年からで、大会名が開催地や地域などにちなんだ名称、冠スポンサー様名となったのは2019年から。最後に「ジャパンオープン」という名で大会を実施したのは、同年7月26日から3日間行った「第40回ジャパンオープン」となっています。
 
また当協会主催のジャパンツアーの多くの大会は、世界フットゴルフ連盟が主催するフットゴルフワールドツアーの一部となっており、出場選手は大会の成績に応じてワールドツアーポイントを獲得 (ライセンス登録プレーヤーに限る) 。国内にいながら世界中のフットゴルファーと競い合える環境が整っています。
 
 
協会概要
名称:一般社団法人日本フットゴルフ協会
所在地:〒359-0034 埼玉県所沢市東新井町737-3 第3武井ビル3F
会長:松浦 新平
公認アンバサダー:高橋 陽一(キャプテン翼原作者)
特別顧問:林義規(元公益財団法人日本サッカー協会副会長)
育成アドバイザー:高島雄大(元鹿島アントラーズ育成部長)
協会設立:2014年2月
国際フットゴルフ連盟(FIFG)加盟:2014年11月
公式ウェブサイト:https://www.jfga.jp/