東海汽船株式会社では、当社社員で貨物部所属の数歩庸春(スブ ツネハル)氏(52歳)が作成した『すとれちあ丸』の1/100スケール模型を2025年11月21日(金)より、2026年1月末までの期間、竹芝客船ターミナルの特設スペースにて展示をいたします。
 
 『すとれちあ丸』は1978年竣工後、東京~三宅島~八丈島航路に就航し2002年まで活躍した船で、コンテナ貨物に対応した次世代の大型貨客船として横揺れ防止のフィンスタビライザーや、バウスラスター(船を横方向に動かすための推進装置)、可変ピッチプロペラ(プロペラの羽根の角度を自由に変えられる装置)などを装備し、より安全で快適な船旅をコンセプトとして誕生いたしました。
 
 全高の低い安定した形が特徴的で、前後にトムソン型デリックを装備することで、日々多くの島民向け生活関連品の入ったコンテナ輸送を可能とし、一部車両輸送も行っておりました。
 
 1982年11月に昭和天皇が八丈島、三宅島の行幸時にご乗船をいただいたこともあり、また2000年9月に発生した三宅島雄山の噴火による全島民の避難の際にも島民の輸送に従事いたしました。
 
 現在竹芝客船ターミナルでは、同氏作の『さるびあ丸』ほか『高速ジェット船セブンアイランド』なども展示しており、この『すとれちあ丸』の模型は竹芝客船ターミナルでの展示後、航路に就航した三宅島や八丈島で展示も行う予定です。
 
模型『すとれちあ丸』 展示について
 
展示期間 2025年11月21日(金)15:00より2026年1月30日(金)
展示場所 竹芝客船ターミナル(東京都港区海岸1-12-2) 07:00~22:00入場無料
 
参 考
 
<船舶要目>  すとれちあ丸
竣工年月 1978(昭和53)年4月
建造 三菱重工業株式会社下関造船所
資格 近海区域
総トン数 3,708トン
全長×全幅 110.95m×15.2m
満載喫水 6.2m
航海速力 20.3ノット
主要航路 東京~三宅島~八丈島航路
1978年 就航前の『すとれちあ丸』
完成し、展示する模型(長さ1.1m)