手書き不要でポチポチ入力できる新しい認知行動療法支援ツールを開発
 
認知行動療法カウンセリングセンター(運営:株式会社CBTメンタルサポート)は、2025年11月18日にうつの改善に向けた日々の振り返り・セルフモニタリングを支える、従来の「手書き式の生活記録表」から脱却した、ポチポチ入力型の生活記録表作成ツール 無料公開いたしました。本ツールは、クラウドファンディングの支援を受けて開発され、スマートフォン・PCから誰でも気軽にセルフモニタリングを続けられることを目指したデジタルフォームです。
 
■ 開発背景
うつや不安、気分の落ち込みなどの改善において、行動・気分・睡眠・対人関係などの日常を振り返る「生活記録」「行動観察」は、認知行動療法(CBT)における基盤的なアプローチです。
しかし紙での記録には、
・書く気力が出ない
・項目を考えるのが負担
・毎日続かない
・手元に記録表がないと書けない
といった課題があり、継続性に困難が伴っていました。
 
■ 開発の経緯
本ツールは、クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」にて、
2023年10月30日に募集開始 → 2023年11月24日に募集終了したプロジェクト
認知行動療法をより活用しやすくするためのツールやガジェットを作りたい
をもとに誕生しました。
本プロジェクトは、42名の支援者から 455,000円 のご支援を受け、目標金額(400,000円)を達成。
いただいた支援をもとに、従来の紙の生活記録表から、
スマートフォンやパソコンで選んで入力できる形式 のツールを開発いたしました。

■ 支援者の声(クラウドファンディングより抜粋)
クラウドファンディングには、多くの応援コメントが寄せられました。
その中から、一部を抜粋してご紹介します。
精神科訪問看護をしています。これは有効なツールだと思います
 
メンタルケアの助けになり、続けやすいツールが早く定着することを願っています。頑張って下さい
 
応援しています!使いやすい記録ツール、期待しています」

■ ツールの主な特徴
● 手書き不要、選ぶだけで記録できる
睡眠・食事・行動・休息・対人交流などを、
あらかじめ設定された選択肢からタップして記録できます。
記録に必要なエネルギーを最小限に抑え、継続しやすさを追求しました。
● スマートフォン・PC・タブレット対応で、隙間時間に記録しやすい
移動中、職場の休憩、支援施設での作業時間など、
日常のあらゆるタイミングで入力・振り返りがスムーズに行えます。
● 支援者との共有を想定した設計(CSV出力対応)
入力データはCSV形式で出力でき、
専門職・支援機関・医療職との共有や振り返りに活用できます。
臨床現場、福祉支援、企業のメンタルヘルス領域などでの利用を想定した仕様です。
● 想定される利用シーン・対象者
本ツールは、
「今まさに生活記録表をつけている方」
「認知行動療法に取り組んでいる方」
「日々の振り返りを習慣にしたい方」
にこそ、強く使っていただきたいという思いを込めて開発しました。
うつや不安に悩むと、
書かなきゃいけないと分かっていても手が止まる
生活記録が続かない自分に落ち込んでしまう
という状態が起こりやすくなります。
本ツールはその負担を減らし、「しんどい日でも続けられる」ということを大切にしています。
 
● うつや不安に悩む当事者のセルフモニタリング
・書く気力が出ない日でも、数タップで記録できる
・生活の中で起きた小さな変化に気づきやすくなる
・「自分の歩み」を見える形で残せる
といったメリットから、日常の自己管理を続けたい方に向いています。
 
● カウンセリングルーム・心理支援機関
・記録が途切れやすい方でも続きやすい
・相談時の振り返りがスムーズになる
・支援の方向性を共通認識にしやすい
支援者が「伴走しやすい」記録の形を意識して設計しています。
 
● 就労移行支援事業所
日々の活動量・休息・気分の変化などを手軽に可視化できるため、利用者さんの体調の波を把握しやすくなります。
 
● リワークプログラム(復職準備支援)
復職に向けて大切な
・生活リズム
・行動量
・ストレス反応
などの記録が簡単になり、再発予防の振り返りにも役立ちます。
 
 
● 企業の産業医・保健師・人事担当者によるメンタルヘルス支援
・本人の負担が少ない
・共有しやすい
・変化を数字で見える形にできる
こうした特徴から、
メンタルヘルス不調の早期気づきにも役立ちます。
 
● 「当事者にも支援者にも使いやすく」
このツールには、
苦しい状況にある人が、少しでも自分の状態を把握できるように
という願いと同時に、
支援者の負担も減らし、より伴走しやすくしてほしい
という思いが込められています。
負担を最小限にし、記録のハードルを下げる設計にしたことで、
幅広い支援現場や当事者の方々にとって利用しやすいツールを目指しています。

■ 無料公開についての思い
今回のツール開発は、クラウドファンディングを通じていただいた温かいご支援があったからこそ実現しました。
その感謝を形にするため、本ツールをすべての方に無料で使っていただけるよう一般公開いたします。
これは「限定的な支援者だけのもの」ではなく、
気分の落ち込み・不安・生活リズムの乱れなどに困っている方が、今日から使える実用的な道具として届けたいという想いがあるためです。
● 挫折しやすい「記録」を、少しでも続けやすくするために
うつや不安でしんどい時は、記録しようと思っても、
手書きの記録表を開くことや、書きたい項目を考えること自体が負担になりがちです。
そこで本ツールでは、
「選ぶだけ」で完了する
スマホで完結する
頭が回らない日でも負担が小さい
思いついた瞬間に数タップで記録できる
という点にこだわって設計しています。
がんばる前提ではなく、
しんどい日にこそ使いやすい生活記録ツールを目指しました。
● ひとりで抱え込んでいる方へ
ツールには、「ご自身の変化に気づくきっかけ」になってほしいという願いがあります。
行動量が少し増えた
休める時間が増えた
気分が少し和らいだ
人との関わりがちょっとだけ楽になった
こうした小さな変化は、記録してみると見える化でき、
自分の歩みを確かめる助けになります。
「自分は何もできていない」と感じてしまう時でも、
実はできていたことや変化の芽を見つけられるよう設計しています。
● 支援職・支援機関にも広く活用してほしい
また、支援者の方(精神保健福祉士、産業保健スタッフ、カウンセラー等)にも、
現場で使いやすいように、生活記録データをリアルタイムで閲覧可能、CSV出力や振り返りのしやすさも意識しました。
それぞれの現場で、
「ご本人の変化を一緒に可視化し、伴走できるツール」として使っていただければ幸いです。
 
■ 今後の展望
より多くの方が「行動を振り返る」「変化を感じる」体験を得られるよう、以下を検討しています。
記録データのグラフ表示・分析機能
スマホアプリ化
教育機関・企業・自治体向けパッケージ
AIを用いた行動振り返りサポート
また本ツールは、今後 自社が運営する各カウンセリングルームでも順次導入予定 です。
実際の支援現場で利用しながら、利用者の声や専門職からのフィードバックを取り入れ、
より継続しやすく・役立つツールへ改善してまいります。
今後も、誰もが取り組みやすいメンタルヘルスツールの開発を継続いたします。
 
■ 本ツールを使っていただくまでの流れ
1. 下記URLより Googleフォーム にアクセスしてください。
https://forms.gle/6bk3z4PxEVupssHf9
 
2. フォーム内で、以下の項目をご入力のうえ送信してください。
・お名前(ニックネーム可)
・ご利用種別(当事者として利用/支援者として利用)
・メールアドレス
・今後の弊社からの情報配信の可否
※ ご入力いただいた情報は適切に管理され、外部へ渡ることや無許可で利用されることはありませんのでご安心ください。
 
3. 3営業日以内に、ツール本体のURLと使用方法のご案内を
弊社メールアドレス(cbtmental01@gmail.com)よりお送りします。
 
■ 注意事項
キャリアメール(SoftBank/au/docomo) をご利用の場合、受信エラーが生じることがあります。可能であれば、GmailやYahoo!メールなどのPCメールアドレスのご入力を推奨いたします。
当社からのメールが 迷惑メールフォルダに振り分けられる場合 がございます。受信設定をご確認のうえ、お申し込みください。

■ 代表コメント
 
「このツールは、CAMPFIREを通じてご支援くださった42名の皆さまのお力で形にすることができました。
つらい日でも負担をできるだけ小さくし、記録しやすいように設計しています。
これまでにしんどくて、生活記録表を続けることが難しかった方や、現在生活記録を付けているものの、もっと楽に生活記録を付けたいという方にご利用頂けたら嬉しく思います」

株式会社CBTメンタルサポート 代表取締役
岡村 優希

■ 協力会社
●システム開発
ゴロゴロシステムズ
ゴロゴロシステムズ
ゴロゴロシステムズは、労務・人事・業務効率化、メンタルヘルス領域に特化したDXソリューションを提供する個人事業の屋号です。
企業の組織が抱える複雑な業務課題を、AI・IoT・WEB技術を活用したシステム設計・実装によって解決します。
勤怠管理や業務自動化、メンタルヘルス支援ツールを通じて、「はたらくテクノロジ基盤」 をつくることをミッションとしています。
現場の負担を減らし、働く人がムリなく続けられる環境づくりを支援しています。
URL:https://5656systems.com/
本ツールの開発におけるツールの設計・実装を担当。
●臨床ツール開発サポート
株式会社ケアのバトン
株式会社ケアのバトン
株式会社ケアのバトンは、介護・福祉・医療業界に特化したAI×事業継承プラットフォームを運営する企業です。倒産・廃業が増加する介護福祉業界の円滑な事業継承を支援し、質の高いケアを次世代に繋ぐことをミッションとしています。
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/172208
開発中の事業承継マッチングサイト(2025年12月公開予定):https://care-baton.jp/

■ 会社概要
株式会社CBTメンタルサポート(認知行動療法カウンセリングセンター)
所在地:〒607-8016 京都府京都市山科区安朱中溝町25浜野マンション302号室
URL:https://cbt-mental.co.jp/
お問い合わせ:cbtmental01@gmail.com
◆オンラインコミュニティ「認知行動療法の学校」
https://community.camp-fire.jp/projects/view/590151
【拠点一覧】
認知行動療法カウンセリングセンター
■ 認知行動療法カウンセリングセンター広島店
〒730-0853 広島市中区堺町2丁目4-16 堺町Yビル402号室
アクセス:広島電鉄 小網町駅 徒歩1分/土橋駅 徒歩3分
WEB:https://hiroshima.cbt-mental.co.jp/
 
■ 認知行動療法カウンセリングセンター山口店
〒753-0055 山口県山口市今井町4-10 山根ビル201号室
アクセス:JR湯田温泉駅 徒歩1分
WEB:https://yamaguchi.cbt-mental.co.jp/
 
■ 認知行動療法カウンセリングセンター東京品川店
〒141-0031 東京都品川区西五反田2丁目14-10 五反田ハイム607号
アクセス:JR山手線 五反田駅 徒歩5分
WEB:https://tokyo.cbt-mental.co.jp/
 
■ 認知行動療法カウンセリングセンター大阪店
〒543-0001 大阪府大阪市天王寺区上本町5-7-21 早川ビル303号室
アクセス:近鉄難波線 大阪上本町駅 徒歩2分
WEB:https://osaka.cbt-mental.co.jp/
 
■ 認知行動療法カウンセリングセンター静岡浜松店
〒430-0944 静岡県浜松市中央区田町231番地8 プレイスワン田町301号室
アクセス:遠州鉄道 遠州病院駅 徒歩3分
WEB:https://hamamatsu.cbt-mental.co.jp/
 
■ オンライン性犯罪再犯防止カウンセリングセンター
WEB:http://addiction.cbt-mental.co.jp/
※ すべての店舗でオンラインカウンセリングにも対応しています。

精神科訪問看護をしています。これは有効なツールだと思います

メンタルケアの助けになり、続けやすいツールが早く定着することを願っています。頑張って下さい

応援しています!使いやすい記録ツール、期待しています」

「ご本人の変化を一緒に可視化し、伴走できるツール」として使っていただければ幸いです。

1. 下記URLより Googleフォーム にアクセスしてください。

2. フォーム内で、以下の項目をご入力のうえ送信してください。

弊社メールアドレス(cbtmental01@gmail.com)よりお送りします。