NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社のグループ会社である株式会社NXワンビシアーカイブズ(本社:東京都港区 代表取締役社長 高橋 豊 以下、NXワンビシアーカイブズ)は、滋賀県にて「さざなみ病理ネット」を運営する一般社団法人PaLaNA Initiative(所在地:京都府京都市 代表理事 真鍋 俊明 以下、PaLaNA Initiative)に会員として参画いたしましたので、お知らせいたします。
 
【参画の背景】
当社は、病理分野におけるデジタルおよびフィジカルサービスの提供を目指しており、その実現に向けて、より深い病理学および医療知識の習得が不可欠であると考えています。PaLaNA Initiativeへの参画はこうした知識の深化と、病理医療の現場との連携強化を目的としています。

【病理分野への貢献】
特に、病理分野のデジタル化においては、病理組織スライドのWSI(Whole Slide Imaging)によるデジタルスキャンが重要な技術であり、当社はこの分野への貢献を目指しています。WSIによって取得された高精細な画像は、AIによる病理解析の高度化や病理医の教育支援などに活用され、病理診断の質の向上に寄与する可能性を秘めています。
当社は、病理標本などの現物資料の厳格な保管体制を有しており、PaLaNA Initiativeとの連携を通じてWSIによって取得した画像の安全かつ長期的な保管・管理体制を構築し、デジタルとフィジカルの両面から病理診断の質の向上に貢献してまいります。

【ハイブリッドアーカイブソリューションの提供】
NXワンビシアーカイブズが提供する現物保管サービスは、温湿度管理やセキュリティ体制を備えた専用施設において、病理標本や関連資料を長期にわたり安定的に保管することが可能です。 これにより、WSIによるデジタル化と現物保管を組み合わせたハイブリッドアーカイブソリューションをご提供できる体制を整えており、病理医療現場における業務効率化と診断精度の向上に寄与するものと考えています。

【今後の展望】
今後もNXワンビシアーカイブズは、日本の病理業界における診断能力の向上と業界全体の発展に貢献できる企業として、技術と知識の研鑽に努めてまいります。