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地域医療×まちづくり。住民と医療者がともに描く“地域と病院の共創モデル”
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株式会社FLOCAL(本社:千葉県南房総市、代表取締役:日下 伸明、以下「FLOCAL」)は、千葉県鴨川市の鴨川市立国保病院(所在地:千葉県鴨川市、病院長:小橋 孝介、以下「鴨川国保病院」)で2025年11月8日に開催された第2回「鴨国病院祭」において、企画・運営支援およびコンテンツ提供を行ったことをお知らせいたします。 |
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本祭は「結(ゆい)~未来を育むいのちと健康の輪~」をテーマに、健康チェックや体験コーナー、講演、学生による発表や合唱、地域団体による演舞・盆踊りなどを実施。市民が無料で参加できるイベントとして開催されました。 |
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地域住民の健康増進と次世代医療人材の育成を目的に、健康への関心を高め、自分らしく年を重ねられる地域づくりを目指す取り組みとして、多くの住民や医療関係者が参加しました。 |
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当日は職員約50名がスタッフとして運営に携わり、来場者は約300名(昨年200名)と前年を上回る盛況となりました。 子どもから高齢者まで幅広い世代が集い、地域と医療のつながりを実感する一日となりました。 |
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鴨国病院祭の概要 |
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日時:2025年11月8日(土)13:30~16:00 |
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場所:鴨川市立国保病院(病院内および屋外ロータリー)。 |
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テーマ:結(ゆい)~未来を育むいのちと健康の輪~。 |
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内容: |
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健康チェックや体験コーナー、FLOCAL代表 日下による健康講話、長狭学園生徒による発表・合唱、神楽や盆踊り、スタンプラリー等、医療を身近に感じられる多彩な催しが行われました。 |
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開会宣言に続き、小橋院長による病院紹介と鴨川市長の挨拶、長狭学園生徒の発表・合唱、日下医師の健康講話、そして屋外では朝日舞や神楽・お囃子、盆踊りが披露されるなど充実したプログラムでした。 |
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開催の背景 |
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地域医療とまちづくりが交わる「鴨川モデル」。 市民への感謝と健康啓発の場として医療と地域を結ぶ役割としての病院祭の開催。
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鴨川市は房総半島南部に位置し、人口約2万9,540人(2025年10月1日時点)と人口密度155人/kmの海辺のまちです。市内では、高齢化が急速に進んでおり、2023年4月時点で市全体の高齢化率は39.4%、長狭地区では48.0%に達しています。 |
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このような人口減少と高齢化の進行により、地域に根ざした医療や介護が重要な課題となっており、住民が健康に暮らし続けるための支え合いが求められています。また鴨川市には大規模医療機関である亀田総合病院と、地域密着型の鴨川市立国保病院が存在し、この人口規模では稀有な「医療の拠点」が整っています。ただし類にもれず人口減少、少子高齢化の現状に決して病院も自治体も経営状況が芳しいとは言えません。その中でも、地域住民の健康を担保するために、経営課題に真摯に取り組む病院にとって、病院祭は市民への感謝と健康啓発の場として医療と地域を結ぶ役割を担っています。 |
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鴨川国保病院は、無医村解消を目的に1948年に診療所として開設され、1950年に吉尾国保病院として病院へ昇格。その後、院舎の火災や自治体合併を経て長狭国保病院、市立長狭国保病院へと名称を変え、1973年に現在の場所へ移転しています。2021年に新病院が竣工し、一般・地域包括ケア病床60床と回復期10床の合計70床を持つ公設病院として、内科、小児科、整形外科、歯科口腔外科、耳鼻咽喉科、皮膚科、眼科、泌尿器科などの外来診療を行い、訪問看護ステーションやヘルパーステーション、ケアプラン作成事業所を併設しています。 |
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2022年10月から小橋 孝介病院長が就任し、赤字体質であった病院の経営課題に取り組むとともに、「地域住民の健康と福祉の確保・増進」であり、入院・外来診療だけでなく、患者の生活に寄り添う「生活伴走型医療」の実践を掲げています。総合診療の充実、医師の訪問診療や訪問看護、訪問リハビリに力を入れ、無印良品との協働での健康教室などの予防活動、地域イベントへの参加などを通じて住民と顔の見える関係を築いてきました。こうした背景を踏まえ、病院祭は医療者と市民が交流し、健康づくりや次世代育成の重要性を共有する場として位置付けられています。 |
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FLOCALの支援内容と成果 |
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実行委員としての開催支援 小橋院長より「地域のための病院祭開催を検討したい」という声をいただき、FLOCALは非常勤の実行委員として委員会組閣や企画運営のフローなどを提供しながら、開催支援を行ってきました。第2回ではより多くの職員が参加し、子どもたちが鴨川や病院の魅力を語り、来場者から「病院ありがとう!」という声が上がるなど、職員と住民の間で互いに感謝を伝え合う場となりました。 今回の開催ではスタッフ約50名が企画運営を担い、来場者は約300名と前年(200名)から大幅に増加。地域医療への関心の高まりと、病院と住民との信頼関係の深化がうかがえました。
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講演「鴨川地域での健康と医療体制~鴨国の使い方~」 FLOCAL代表の日下が健康増進と地域の医療体制をテーマに講演を行いました。健康増進のために医療とどう関わるのか、実際に住民視点だと気づきにくい鴨川地域がいかに医療に恵まれているか、加えて全国的な病院や地方自治体の赤字が言われている中で医療を起点としたまちづくりの視点を共有しました。職員からは「外からきた医師が思いを持って頑張ってるから一層頑張らないといけない」という声や、参加住民からも「健康増進のためにどう医療と関わればいいのか分かりやすかった」との声をいただきました。 |
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ふるさとカフェの開催 ~人材循環と学びの場~ FLOCALの取り組みの1つとして、地域病院で育った学生研修医が自らのふるさととして、帰って来るような人材循環を「行きつけのふるさと」として支援し、医療者が地域に戻る仕組みづくりに貢献しています。今回は、鴨川国保病院で育った学生・研修医などの卒業生が祭に参加して、健康相談やカフェの提供を行うイベントを開催しました。これは、現場で丁寧に教育した職員の努力の成果であり、感謝の意を伝え合うきっかけとなりました。 |
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自治体・地域へのPR 鴨川市は人口約3万人ながら、日本有数の医療機関である亀田総合病院へのアクセスが素晴らしく、鴨川国保病院のように地域に根差した病院も存在する「医療王国」ともいえます。FLOCALは市長や住民に向けて、この医療環境の価値をまちづくりの観点から伝え、将来にわたる地域医療のあり方を共に考える機会を提供しました。 |
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今後の展望 |
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第2回「鴨国病院祭」は、地域住民と医療者が共に学び、交流する貴重な機会となり、FLOCALが掲げる「行きつけのふるさと」の理念を体現する場となりました。 |
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同社は今後も鴨川市や南房総地域の医療機関、自治体と連携し、健康増進や人材育成、まちづくりと医療の橋渡しに取り組んでまいります。また、地域外の医療者が関係人口として鴨川に関わり続けられる仕組みを充実させる予定です。 |
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鴨川市立国保病院 病院長 小橋 孝介コメント |
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「「生活伴走型医療」を掲げる当院では、地域に開かれた病院として、子どもから高齢者まで幅広い世代の皆さまが集い、学び、交流する場を創ることを大切にしています。その一環として、昨年度より日下先生をはじめとするFLOCALの皆さまにご助力をいただき、「鴨国病院祭」を開催してまいりました。本年度は昨年を上回る約300名の方々にご来場いただき、地域の温かいつながりと、医療を通じた“まちの力”を改めて実感することができました。
鴨川市立国保病院は、地域の皆さま一人ひとりの生活や人生に寄り添い、それぞれが目指す健康の実現と安心を支え守ることを使命としています。これからも、医療・福祉・行政・教育・地域住民が一体となり、互いに支え合いながら「まちの健康」を未来へつないでいけるよう努めてまいります。」 |
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株式会社FLOCAL 代表取締役 日下 伸明コメント |
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「第2回となる鴨国病院祭では、医療とまちが自然に交わる光景を数多く目にしました。子どもたちが地域の魅力を語り、市民が“病院ありがとう”と声をかける――その一つ一つの瞬間に、地域医療の本質があると感じました。 医療は専門職の領域に閉じるものではなく、地域社会が共に育てる“文化”でもあります。鴨川市立国保病院のように、長い年月をかけて地域に信頼を築いてきた公立病院が、住民との共創によって新たな価値を生み出していく姿は、全国の地域医療の希望だと考えています。
FLOCALは、医療者だけではなく、学生、行政、そして地域住民が協働できる場づくりを通じて、“行きつけのふるさと”という理念を形にしていきたい。これからも、鴨川をはじめとする全国各地の地域の現場で、医療とまちづくりの橋渡し役を担ってまいります。」 |
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FLOCALは、地域医療の可能性を広げ、誰もが“行きつけのふるさと”を持てる社会を目指して活動を続けていきます。 |
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今後、公式noteでも活動報告やお知らせをしたいと思いますので、ぜひご登録ください。 |
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株式会社FLOCAL 公式note:https://note.com/flocal
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FLOCALについて |
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社名:株式会社FLOCAL |
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設立:2024年11月 |
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代表者:代表取締役 日下 伸明 |
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所在地:千葉県南房総市 |
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事業内容: |
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土地に縛られない地域医療プラットフォームの運営 |
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現場主義による医療経営支援 |
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URL: https://flocal.co.jp/
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当日は職員約50名がスタッフとして運営に携わり、来場者は約300名(昨年200名)と前年を上回る盛況となりました。
市民への感謝と健康啓発の場として医療と地域を結ぶ役割としての病院祭の開催。
今回の開催ではスタッフ約50名が企画運営を担い、来場者は約300名と前年(200名)から大幅に増加。地域医療への関心の高まりと、病院と住民との信頼関係の深化がうかがえました。