Web3金融領域で日本が世界基準のリーダーとなるための基盤構築に向けた支援強化を図る
アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、マネージングパートナー・日本代表:原田 裕介、以下「ADL」)は、株式会社finoject(本社:東京都渋谷区、代表取締役:三根 公博、以下「finoject」)と日本におけるWeb3金融領域の戦略策定および実行支援を共同で推進するため、包括的提携を締結したことを発表いたします。
■ 戦略から現場実装、規制準拠、事業検証、業界基盤作りまで一体で担うパートナーシップを締結
 米国のステーブルコイン議論、欧州のMiCA(暗号資産市場監視)導入、シンガポールのデジタル資産ライセンス制度など、各地域で急速に規制枠組みが整備されているなか、グローバルなデジタル金融規制の進展に対し、日本は国際競争力を維持することが急務となっています。しかしながら、業界全体の段階的な準備不足、規制当局と実務運用の連携不備、および実現可能な支援施策の欠如などが、国際的なDX競争における日本の優位性を確保する上で大きな課題となっています。
 
このような状況のなか、本包括的提携締結は、両社が「戦略から現場実装、規制準拠、事業検証、業界基盤づくり」まで包括的に支援を行う革新的な取り組みとなります。
 
様々な取り組みが検証段階であるWeb3黎明期においては、特に銀行系DXとWeb3の組み合わせは規制内容から来る難易度も低くなく、手を付けたものの「ひろげた風呂敷をたためない」事例が見られます。 本パートナーシップは、ADLとfinoject両社の強みを掛け合わせ、各種ステークホルダーの視座を総合的かつ重層的に見極め、上流の戦略構想・金融規制対応から、下流のAML実務・ライセンス取得支援・事業化といった実装段階での具体的オペレート方法までを一貫してサポートすることで、「広げた風呂敷をたたむまで」を支援し、プロジェクトの実現可能性を飛躍的に高めることを企図しています。これにより、日本の金融機関がグローバルなDX競争において競争力を確保することを目指すとともに、日本がWeb3金融領域で世界基準のリーダーとなるための基盤構築に貢献してまいります。
 
<<「アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社」について>>
アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社は、1886年にマサチューセッツ工科大学のアーサー・デホン・リトル博士によって設立され、ベルギー・ブリュッセルの本社に加えたヨーロッパ21拠点、アメリカ4拠点、南米3拠点、中東4拠点、アジア・オセアニア14拠点を構える世界最古の戦略コンサルティングファーム、アーサー・ディ・リトルの日本法人です。アーサー・ディ・リトルでは、600万人以上のイノベーター、起業家、技術者、学者とのネットワーク、知識、知見を活かし、自動車、金融、ヘルスケア・ライフサイエンス、エネルギー、化学、テレコム、IT、製造業、建設業、消費・流通業、運輸・旅行業、公共サービスに対して創造性と実効性を伴うオープンコンサルティングを提供しています。
 
会社名:アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社
マネージングパートナー:原田 裕介
本社所在地:東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター36階
URL:https://www.adlittle.com/jp-ja
 
<<「株式会社finoject」について>>
株式会社finojectは、2021年9月に、日本興業銀行出身で元bitFlyerホールディングス代表取締役社長、元日本暗号資産取引業協会会長の三根公博により設立された、Web3×金融の分野を中心としたコンサルティングファームです。
finojectでは、代表三根を始めとするメンバーの、銀行・証券・暗号資産を横断する20年以上の実務経験とコンプライアンス・危機管理の知見を基に、日立製作所、野村ホールディングスなど日本を代表する企業との協業実績とネットワークを活かし、暗号資産交換業、金融商品取引業、銀行、通信事業、流通事業、FinTechスタートアップなどの皆様に対して、ステーブルコインやセキュリティトークンなどの商品開発・運用、AML/CFT態勢の構築・運用、各種ライセンス取得支援、戦略策定支援などの場面で、経営の立場と現場の実務の双方に支持される、実効性を伴うコンサルティングを提供しています。
 
会社名:株式会社finoject
代表取締役CEO マネージングパートナー:三根 公博
本社所在地:東京都渋谷区 代々木1-30-14天翔オフィス代々木 Annex 409号室
 URL:https://www.finoject.com/