~代理店やブランドごとにフォーマットの異なる大量の広告レポートを生成AIで意思決定に“使える”データに~
 
広告データ分析クラウド「TVAL(ティーバル)」および「クロスメディアインサイト」を提供する株式会社スイッチメディア(本社:東京都港区、代表取締役社長:高山 俊治、以下スイッチメディア)は、生成AIを活用して多様なフォーマットの広告出稿データを統合管理するAIデータプラットフォームとして、「クロスメディアインサイト」を刷新いたしました。
 
「クロスメディアインサイト」リニューアル概要
従来、広告代理店や施策ごとにレポートのフォーマットが異なり、分析可能なデータ基盤を構築するには人手による集計・統合に膨大な工数を要するため、多くのケースでは過去の広告レポートは活用されずに埋もれたままになっていました。今回のリニューアルでは、生成AIの活用により異なるフォーマットのデータを低工数で統合管理することを可能にしました。これにより、従来は困難だった「異なる広告代理店が担当する複数のブランド・キャンペーン間を横断した分析」や「過去の施策とのパフォーマンス比較」を実現し、企業の迅速なデータドリブン・マーケティングを加速させます。
 
リニューアルの背景
近年、マーケティング領域においても生成AIの活用が急速に進んでいます。特に米国では、生成AIを活用して、広告主企業がマーケティング活動の主体者となり、データという重要な資産を社内に蓄積・活用するためのマーケティング業務の内製化の動きが加速しています。
一方、国内ではキャンペーンやブランド毎に担当広告代理店が異なるケースも多く、結果として広告主の社内ではデータやナレッジが分散・散逸し、蓄積しづらいという構造的な課題がありました。その結果、広告運用がブラックボックス化し、施策の妥当性評価や効率化が進みにくい状況が、多くの企業で見受けられました。
このような課題を解決し、日本企業のマーケティング活動を次のステージへ進めるために、この度のリニューアルを実施しました。
 
AIデータプラットフォーム「クロスメディアインサイト」の主な特徴
今回のリニューアルにより、「クロスメディアインサイト」は、社内に散在する広告データを企業の資産に変え、データに基づいた意思決定を可能にするAIデータプラットフォームへと進化しました。
 
1. 【生成AIによるデータ統合】フォーマットの統一による横断分析を実現
各広告代理店から提出されるレポートは、フォーマットやデータの定義が異なるため、横並びでの比較・分析は困難でした。新しい「クロスメディアインサイト」では、生成AIが各レポートのデータ定義を解釈し、比較可能なフォーマットへデータを整形することで、データベースでの統合管理を実現します。これによりブランドや担当代理店を横断した広告効果の分析が可能になります。
 
 
資産化された広告データ画面イメージ
※機能および画面は実際の仕様とは異なる場合があります。
 
2.【脱・ブラックボックス化】データに基づいた効果検証とKPI設定
従来、代理店から提示されたキャンペーンの目標KPIが妥当なのか、また、目標を達成した施策が本当に成功だったのかを客観的に判断するのは困難でした。
本ツールに蓄積された過去の膨大なデータと比較することで、実施したキャンペーンの効果検証が容易になることはもちろん、これから実施する施策の目標KPIが妥当なのかをデータに基づいて判断できるようになります。
 
3.【主体的なメディアプランニング】シミュレーションとノウハウの社内蓄積
過去の広告出稿データを分析可能な形式で蓄積し、いつでも可視化・分析できる環境は、未来の戦略を描く上で不可欠です。本ツールは、蓄積されたデータを活用し、次回のキャンペーンにおける最適なメディア配分のシミュレーションなどに活かすことができます。
これにより、データ分析のノウハウが社内に蓄積され、広告代理店との連携をデータに基づいて高度化します。これにより、社内のデータドリブンなマーケティング人材の育成にも貢献します。
 
 
当社は、AIデータプラットフォーム「クロスメディアインサイト」の提供を通じて、日本企業のマーケティングDXを強力に推進し、データドリブンな意思決定による事業成長に貢献し続けます。
 
 
 
本リニューアルに関するお問い合わせ
お問い合わせフォーム : https://www.switch-m.com/service-inquiry
 
お問い合わせ窓口 : 広報担当 E-mail: marketing@switch-m.com
 
 
スイッチメディアについて
株式会社スイッチメディアは、テレビCM+デジタル広告の出稿データを統一指標で一元管理し、過去比較やブランド横断分析を通じてメディア予算アロケーションを支援するSaaSプロダクト「クロスメディアインサイト」、また国内最大規模のテレビ視聴パネルから取得したテレビCM接触データとインテージ社の購買データ(SCI(R))をシングルソースで連携させ、テレビCMの売上効果の分析を実現するSaaSプロダクト「TVAL」の開発・運営を行っています。
社名 株式会社スイッチメディア(https://www.switch-m.com/
代表者 代表取締役社長 高山 俊治
事業内容 広告データ分析クラウド「TVAL」、「クロスメディアインサイト」および
現在放送中のテレビ番組視聴率がわかる「TVAL now」の開発・提供
WEBサイト TVAL:
https://www.switch-m.com/service/tval
クロスメディアインサイト:
https://www.switch-m.com/service/xmedia-insights
TVAL now:
https://tval-now.switch-m.com/
採用サイト:
https://www.switch-m.com/recruit
※記載されている会社名や商品名等は、各社の商標又は登録商標です。(出願中含む)