日本システム技術株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:平林 卓、以下「JAST」)は、近畿大学大学院実学社会起業イノベーション学位プログラム(修士課程)の大学院生が代表取締役社長を務める大学発ベンチャー企業、株式会社やるかやらんか(本社:奈良県橿原市、代表取締役社長:西 奈槻、以下「やるかやらんか社」)と共同で開発を進めてきた、AIキャリアタイプ診断アプリ「MiraThin(ミラシン)」をリリースしました。また、リリースにあわせ、2025年10月16日に近畿大学東大阪キャンパス実学ホールにて、近畿大学 常任理事 世耕 石弘氏をお招きし、やるかやらんか社との合同イベントを開催しました。

■AIキャリアタイプ診断アプリ「MiraThin」とは?

大学を卒業した後「何者かになるために」どのようなキャリアを歩めばいいのか、自分にはどのような仕事が向いているのかを、AIが出す質問に答えることで自動診断します。質問に答えることで生成される15のキャリアタイプと、自身の志望するキャリアを記述式で入力し、その情報をベースにAIが今後のキャリアの歩むべき方向性を助言する、新しい進路選択を応援するAI問診サービスです。

「最近よく聞くブランディングってなんやねん~学生時代にしかつくれない自分ブランド~」をキャッチコピーとし、主に近畿大学の学生約50名が参加しました。合同イベントは、近畿大学 常任理事 経営戦略本部長 世耕 石弘氏、やるかやらんか社 代表取締役社長 西 奈槻氏、JAST 上席執行役員 落合によるトークセッションを実施しました。世耕氏からは、“自己ブランディング”をテーマに、学生が将来を見据えて行動するために必要な視点や、学生生活での意識の持ち方についてお話いただきました。また、近畿大学のブランディング戦略やその背景にも触れられ、参加した学生にとってこれからの就職活動やキャリアで「自分の価値を社会にどう伝えていくのか」を考える貴重な機会となりました。

トークセッションの後には、「MiraThin」の体験会を実施し、大学・学生・企業が直接交流できる場を設け、アプリの診断結果や就職活動の悩みを共有する機会を提供しました。

参加した学生からは、「自分の“未来”を診断するだけでなく、そこから逆算して“今何をすべきか”を提示してくれる点がとても魅力的だった」「AIを活用して未来像を導き出す仕組みが新しく、自分を客観的に理解できる良い機会になった」などの声が寄せられ、キャリア形成に対する意識を高める場となりました。

今後、「MiraThin」は利用者の声をもとに機能拡張を進め、より多くの就職活動やキャリア形成を支援できるサービスへと発展させます。また、学生や社会人へのインタビューを通じて「将来の夢」や「キャリア観」に関するリアルな声を収集し、TikTokを中心としたSNSで配信します。学生の等身大の想いや価値観を発信することで、同世代がキャリアを考えるきっかけを提供します。

本取り組みのように、JASTは創業50年で培った技術と知見を活かし、これからの時代を担う学生や若手起業家の支援を引き続き推進するとともに、「JAST VISION 2035」に掲げるVISION「誰もが知る課題解決企業へ」の実現に向けて、地域や地方経済が抱える課題の解決にひたむきに取り組み、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

今後も、新しいサービスや価値の創出を通じ、社会全体に寄与する「共創DX」を推進いたします。