ダイナミックマッププラットフォーム株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO: 吉村 修一、以下「当社」)は、2025年11月13日(木)~14日(金)に沖縄サントリーアリーナで開催される「ResorTech EXPO 2025 in Okinawa」に出展します。なお、「ResorTech EXPO in Okinawa」への出展は当社として初の取り組みです。
 ResorTech EXPO in Okinawaは、沖縄で開催する1万人規模のIT・DX展示商談会です。沖縄県の全産業DX推進と、観光地沖縄から国内外へのビジネス創出を推進しています。
当社ブースでは、当社の高精度3次元データを活用した製品・サービスについて説明・展示します。またリゾート開発や、除雪支援システム「SRSS」の航空機のプッシュバック時のガイダンスへの活用など、沖縄県内にて利用価値の高い具体的な活用事例についてもご紹介する予定です。
 
 
<当社出展概要>
当社ブース ブース番号: R-37
出展内容 以下に関する説明・展示
・当社グループの提供する高精度3次元データ
・高精度3次元点群データの閲覧サービス「3Dmapspocket(R)」
・航空機のプッシュバック時のガイダンスへ活用できる除雪支援システム「SRSS」
当社詳細ページ: https://resortech-expo.okinawa/exhibitor/9877/
 
<当社展示内容>
高精度3次元データ(高精度3次元点群データ・高精度3次元地図データ)
 高精度3次元点群データとは、「モービルマッピングシステム※1」により、全国の高速道路/自動車専用道路と主要幹線道路を計測し、その膨大な計測データをひとつに繋ぎ合わせた点群データです。点の1つ1つが緯度・経度・高さの3次元座標情報を持っています。
 高精度3次元地図データは、この高精度3次元点群データから車の自動運転に必要な実在地物※2と仮想地物※3の情報を抽出し、生成したものです。車の自動運転や先進運転支援システム(ADAS)をはじめ、シミュレータ環境構築、インフラ管理等、幅広い産業での利用が可能です。
(左)高精度3次元点群データ (右)高精度3次元地図データ
※1 モービルマッピングシステム(MMS: Mobile Mapping System): GPS、カメラ、レーザスキャナ、IMU(Inertial Measurement Unit)などの計測機器によって道路や周辺の構造物を3次元計測できる車両搭載型測量システムのこと
※2 実在地物: 停止線や道路標識など現実世界に存在する目視可能な要素
※3 仮想地物: 車線中心線など現実世界に存在しない仮想の要素
 
高精度3次元点群データが閲覧可能なサブスクリプションサービス「3Dmapspocket(R)」
 3Dmapspocket(R)は、上述の高精度3次元点群データを使い、道路や周辺構造物などの閲覧・計測が可能なサブスクリプションサービスです。センチメートル単位で空間情報を把握でき、現地に行かずともWeb上で計測作業が実施できます。現在は交通事故調査やインフラ管理における業務効率化などで活用されており、省人化や効率化の実現、安心・安全な環境づくりに貢献する高精度位置情報プラットフォームとして、様々な用途での利用が可能です。
 広大な敷地や複雑な地形を持つリゾート開発においては、現地調査の負担を軽減し、計画段階から施工管理までのプロセスの効率化が期待できます。用地評価、アクセス道路や敷地内の勾配確認、重機搬入経路のシミュレーション、環境影響評価、防災計画の策定などに活用でき、効率的な開発と安全性の確保に寄与します。
「3Dmapspocket(R)」画面イメージ
 
航空機のプッシュバック時のガイダンスへ活用できる除雪支援システム「SRSS」
 除雪支援システム「SRSS」は、当社の高精度3次元地図データと高精度な位置情報を組み合わせ、除雪作業をはじめとする様々な作業のガイダンスを行うものです。道路の形状や道路構造物の位置、要注意箇所などの情報を専用の地図に落とし込み、タブレット端末上で道路状況を可視化します。
 SRSSは除雪支援から始まったサービスですが、トーイングカーによる航空機のプッシュバック※4時のガイダンスへの活用も進んでいます。プッシュバックは空港における日常的な作業でありながら、常に細心の注意と熟練した技術、そして関係者間の円滑な連携が求められる、非常に難易度の高い作業です。SRSSを活用することで、作業の効率化が期待されるとともに、作業中の事故リスクを大幅に低減し、安全かつ円滑に作業を進めることができます。日本有数の観光地であり、利用者数の多い沖縄県の空港において利用価値の高いサービスです。
(左)空港内高精度3次元地図データイメージ (右)航空機のプッシュバック時のSRSS使用イメージ
※4 出発の準備が整った航空機をトーイングカーという専用車により誘導路まで押し出していく作業
 
 
<「ResorTech EXPO 2025 in Okinawa」概要>
テーマ 沖縄が結ぶ。沖縄で広がる。
会期 2025年11月13日(木)、14日(金)
会場 沖縄サントリーアリーナ(サテライト会場:浦添市、うるま市)
主な来場者 全ての産業でテクノロジー・サービスを必要とする事業者、行政関係者、学生、マスコミ
連携イベント 県内:沖縄大交易会
国内:京都スマートシティエキスポ(京都)、CEATEC(千葉)
国外:InnoEX(香港)、ICT EXPO(韓国)、InnoVEX(台湾)、WAVE2025(台湾)、JOIN(韓国)
主催 ResorTech EXPO in Okinawa 実行委員会
公式サイト:  https://resortech-expo.okinawa/
 
 
<ダイナミックマッププラットフォーム株式会社について>
当社は日本政府によるバックアップのもと、国内自動車メーカー10社等の出資により設立されました。日本をヘッドクオーターに、北米・欧州・中東・韓国に拠点を持ち、26ヶ国で事業を展開しています。
現実の世界をデジタル空間に複製する高精度3次元データのプラットフォーマーとして、様々な産業分野におけるイノベーションを支えています。
 
設立: 2016年6月
本社: 東京都渋谷区
代表者: 吉村 修一
事業内容: 自動運転・ADASをはじめ多様な産業を対象とした高精度3次元データの提供
URL: https://www.dynamic-maps.co.jp/