~AIが動的環境下のリアルタイム経路再計算技術を自動特定~
リーガルテック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:平井智之)は、自律移動ロボットの障害物検知および経路計画アルゴリズムに関する特許出願において、自社開発の特許支援AIプラットフォーム「MyTokkyo.Ai」が活用されたことを発表する。本事例では、動的環境下におけるLiDARおよびカメラセンサの統合処理に基づくリアルタイム経路再計算アルゴリズムに関して、AIが特許化可能な構成要素を自動抽出し、出願ドラフトを生成した。
導入背景
自律移動ロボットは、倉庫や病院などで人や物体の移動が頻発する複雑な環境を走行する必要がある。従来の静的経路計画では、動的障害物に対応できず、安全性と効率性の両立が難しかった。開発チームでは、マルチセンサデータを融合した経路動的更新アルゴリズムを開発していたが、特許化すべき独自要素の明確化に時間を要していた。
MyTokkyo.Aiの採用理由
MyTokkyo.Ai」は、走行ログ・センサデータ・制御フロー図などの技術資料を解析し、AIが発明の本質を抽出する機能を備える。本件では、LiDAR点群データとカメラ画像ログを入力し、AIが「動的障害物分類」「経路再計算条件」「衝突回避パラメータ更新」の3要素を自動的に特定。先行特許との差異を明示した上で、発明提案書から出願ドラフトを迅速に生成した。
活用状況と効果
MyTokkyo.AiのChatTokkyo機能により、特許請求項の整理や先行技術との差別化点の検証を自動化。従来1か月以上を要していた特許化検討プロセスを約1週間に短縮した。
 
AIがセンサ統合処理の特徴量と制御フローの相関を解析したことで、発明の進歩性を根拠づける記載が強化され、出願文書の品質が向上した。
今後の展望
リーガルテック株式会社は、MyTokkyo.Aiを通じて、自律移動ロボット、物流支援ロボット、スマートモビリティ領域における知財創出を支援していく。今後は、環境認識AIや群制御アルゴリズムなどの高度制御技術にも対応を拡張し、ロボティクス分野の研究開発から特許戦略までを一気通貫で支援する方針である。
 
製品ページ:https://www.tokkyo.ai/pvt/
お問合せ:https://form.legaltech.co.jp/aos/tokkyo-ai/input/
会社概要
会社名:リーガルテック株式会社
設立:2021年3月
資本金:3億7,900万円(資本準備金含む)
代表取締役社長:平井 智之
所在地:東京都港区虎ノ門5-13-1 虎ノ門40MTビル4F
URL:https://www.legaltech.co.jp/
事業概要:特許調査・発明抽出プラットフォーム「MyTokkyo.Ai」、自社専用AIプラットフォーム「AI IPGenius」、共同開発支援プラットフォーム「リーガルテックVDR」の開発・提供