ブラックボックス化していたケア現場をAIが解析。ケアの質向上・マネジメント効率化・間接業務の削減等を目指す。
訪問介護・看護の現場を、常にAIが支援する世界へ
株式会社ウメザワ(本社:東京都江戸川区、代表取締役社長:梅澤宗一郎)と株式会社ENBASE(本社:東京都中央区、代表取締役:無尽 洋平)は、訪問介護・看護事業のAI活用とDXを推進するための業務提携を締結します。
ENBASEが提供する音声アシスタントAI「スタンドLM」でケア現場の音声を自動解析し、解析結果をマネジメントや業務効率化に活用します。人手不足やDXの遅れが顕著な介護・看護業界において、AIによりスタッフが働きやすい環境の構築を目指します。
■業務提携の背景
訪問介護・看護業界は少子高齢化により需要が増加し続ける一方で、慢性的な人手不足が続いています。現場がブラックボックスのため以下のような課題があり、人材が定着しづらい要因にもなっています。
訪問介護・看護における課題の例
情報はスタッフの事後報告に依存するため、精度が低くマネジメントしづらい
ケアの質が属人的で、ばらつきがある。研修・引き継ぎも非効率
記録・報告等の事務作業の工数が大きく、残業が常態化
利用者からのハラスメントやトラブルが発生するが、対応が後手に回り予防策も不十分
ウメザワにおいても、手入力の訪問記録による勤務時間の増加や、ハラスメント/トラブルの発生が働きやすい環境づくりのハードルとなっていました。
 
そこで、ENBASEが提供する音声アシスタントAI「スタンドLM」を導入し、報告書作成の工数削減・ハラスメントの予防および記録・ケア状況の明確化等を実現、さらにオペレーションや経営全体のAI活用・DXを深化させるため、業務提携を締結することとなりました。
■両社の事業内容
株式会社ウメザワ
東京都江戸川区を中心に、教育事業、介護事業、医療事業、障がい福祉事業、地域支援事業を展開。
株式会社ENBASE
音声アシスタントAI「スタンドLM」を開発。会話音声をAIが自動解析し、必要な情報をレポート化。さらに、会話内容や顧客情報をもとにした必要な情報/タスクの提案、社内外の各種情報を自動連携し分析する機能も備えた、AIベースのCRMツール。
スタンドLMは、スマートフォンアプリで簡単に録音・AI解析が可能。
▼詳しくは以下のサービスサイトもご覧ください。
https://standlm.com/
■業務提携の内容と目指す姿
ウメザワの訪問介護・訪問看護スタッフが、スタンドLMを活用できる環境を整えます。
そのうえで、AIによるケアの質向上・業務効率化に向け、トラブル数や残業時間・離職率などのKPIを測定し、経営への寄与度を可視化します。
また、両社の間で定期的にディスカッションを行い、スタンドLMの機能開発はもちろん、経営課題を解消するために必要な支援をENBASEが提供します。
 
最終的には、AIが業務フロー全体で動作することで、以下のような状態を実現します。
必要なケアをリアルタイムで提案し、ケアの質が向上
スタッフ間や関係者間の情報格差がなくなり、常時マネジメントが可能
間接業務の大部分を自動化し、残業時間ゼロへ
ハラスメントやトラブルが事前に予防される、働きやすい環境を整備
AI活用&DXを前提とした訪問介護/看護の事業運営の新しい仕組みを、両社で構築してまいります。
■両社の企業情報
株式会社ウメザワ 概要
代表取締役会長 梅澤宣雄
代表取締役社長 梅澤宗一郎
設立 1975年5月22日
所在地 東京都江戸川区東小岩1−3−1
URL https://www.ume-care.com/index.html
株式会社ENBASE 概要
代表取締役 無尽 洋平
設立 2022年7月
所在地 東京都中央区日本橋茅場町1-8-1 茅場町一丁目平和ビル
URL https://enbase.jp/
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