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ACFPロゴのイメージ |
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■背景 |
「がんは誰にとっても他人事ではない」時代となりました。一方で、近年治療の進歩により、必ずしも「がん=死」という構図が直結しなくなってきている反面、治療期間中およびその後も、患者・ご家族が直面する「医療費負担」「収入減少」「就労機会の喪失」など、いわゆる“経済的・社会的な負担(経済毒性)”は依然として深刻です。 こうした状況の中、医療知識・制度知識・保険・金融・ライフプラン・就労支援という領域を横断的に備えた専門家育成の必要性が、ますます高まっています。 |
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■資格設置と目的 |
私どもJCFPでは、このような背景を受け、「がんファイナンシャル・プランナー(Cancer FP)」という資格制度を設置しております。 その中でも、 2級 Cancer FP(ACFP:Advanced Cancer FP) は、3級(BCFP)を経たうえで、さらに高度かつ実務対応力を備えた専門家を想定した資格です。 この資格を通じて目指すのは、 |
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がんリスクが一般化した時代にあって、「早期のリスク評価・備えを含む支援」を行う“がんリスクマネジメント・アドバイザー”としての役割を果たすこと。 |
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患者・ご家族が直面する「医療・制度・保険・就労・ライフプラン」という複雑に交錯する課題を、横断的に整理し、提案できる専門家を社会に輩出すること。 |
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ライフプランの提案から、ACP、グリーフケアへと連携していくことを想定しています。 |
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■対象となる方(想定受験者) |
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2級 Cancer FP(ACFP)は、下記のような方々を対象に設計されています。 |
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FP・保険・金融の実務に携わり、がん特有のリスク対応力を強化し、お客様の保全活動に活用したい方。 |
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医療・福祉の領域で、がん患者・そのご家族の経済支援・制度案内を実践的に行いたい方。 |
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臨床心理士、MSW、アピアランスケア等を含む多職種連携やセカンドオピニオン支援に実践的に関与したい方。 |
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既契約の保全や見直しを“がん視点”で強化し、説明力・再現性を高め、お客様のがんリスクマネジメントを実務的に行いたい方。 |
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※金融系国家資格及び医療系国家資格をお持ちの方は、2級Cancer FPから直接受験可能です。 |
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■出題範囲・構成概要 |
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2級 Cancer FP(ACFP)の出題範囲には、3級(BCFP)で扱った基礎知識に加え、がんゲノム医療の領域や高度なFP知識・応用領域が含まれます。 |
主な章立ては以下の通りです。 |
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分野 |
主な内容 |
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第1章:プレシジョンメディシン概論 |
プレシジョンメディシンとは、がんゲノム医療の基礎 |
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第2章:がんゲノムプロファイリング検査と関連システム |
がんゲノムプロファイリング検査の理解、C-CATの役割 |
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第3章:がんゲノム医療を提供する体制 |
がんゲノム医療を提供する病院の種類と指定制度、チーム医療 |
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第4章:がんゲノム医療に基づく治療法 |
がんゲノム医療と分子標的薬・免疫療法 |
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第5章:医薬品アクセスと諸課題 |
ドラッグラグ・ドラッグロス、未承認薬・適応外薬 |
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第6章:情報リテラシーとエビデンスに基づいた意思決定支援 |
エビデンスレベルの理解、信頼できるがん情報の見極め方 |
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第7章:Cancer FPの職責と法的・倫理的留意点 |
医師法17条その他、倫理規定についての理解 |
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第8章:がんとファイナンシャルプランニング |
がん罹患者向けのライフプランニング、相続・贈与・事業承継・不動産売却・生命保険の保全機能など |
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試験概要:四肢択一80問(各1点)+多肢選択10問(各2点)=計90問/100点満点 |
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■学習・準備のポイント |
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問題集を用いた「章ごとの要点確認+演習」を反復し、時間配分も含めた模擬練習を実行すること。 |
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医療・制度・保険・就労等、多様な領域が横断的に出題されるため、単一分野だけでなく“接点”を意識した学びが重要です。 |
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試験はオンライン形式であるため、PC操作・ネット環境・時間管理を事前に整備しておくこと。 |
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本試験は医療判断を行うものではなく、「情報整理・制度活用・経済設計」を担う専門家を想定していることを認識し、実務での活用視点を持つこと。 |
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■合格後にできること・メリット |
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がん患者・ご家族に対して、がん特有の費用・制度・就労・保険という横断領域を整理して提案できるため、相談の質と説得力が向上します。 |
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多職種(医療・福祉)との連携を前提に、実務面で“がんリスク特化”の視点を持ちながら橋渡しができる存在となれます。 |
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既契約の保全・見直しの際、「がんというリスク」を前提にした保障過不足や請求対応・運用提案が標準化され、差別化が図れます。 |
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相続・贈与支援、生前整理など、患者・家族のライフプラン設計入口を“がん視点”で押さえることで、専門家連携への橋渡し機会を創出できます。 |
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社会的意義が強く、地域や職場で「がんの経済的負担軽減を目指す支援者」として信頼を得やすくなります。 |
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