~ アポエチルモルヒネの臨床試験に向けて毒性試験を開始へ ~
 自治医大発ベンチャーの株式会社キュアセル(本社:東京都中央区、代表取締役:中尾麻衣子、以下「キュアセル社」という)は、シード期(プレAラウンド・ファーストクローズ)としてECF(株式投資型クラウドファンディング)にて募集を行い、3,060万円の資金調達を行いました。
 プレバリュー(調達前評価額)9.5億円、ポストバリュー(調達後評価額)約9.8億円となります。
 
■ 資金調達の概要
 ラウンド   :シード期(プレA 1stターム)
 調達前評価額 :9.5億円
 調達金額   :3,060万円
 調達後評価額(時価総額):9億8,060万円
 
■ 株式投資型クラウドファンディングの実施概要
本資金調達は、大和証券グループ提携のイークラウド社にご協力頂き、特定投資家・個人投資家様向けの株式投資型クラウドファンディングにより実施しました。
 
 ●イークラウド社第56号案件
 ●チケットサイズ:個人投資家向け・10万円、20万円、30万円、50万円
          特定投資家のみ・100万円、200万円、300万円、500万円
 ●募集期間:2025年9月25日(木) ~ 2025年10月14日(火)
 ●約定日 :2025年10月24日
 ●適用税制:エンジェル税制A・B(見込み)
 
 * 2025年9月17日に関東財務局へ募集行為実施に関する有価証券通知書を提出しました。
 
■ キュアセル社のビジョン
 キュアセル社は、抗老化を通じて社会課題の解決に貢献するという企業理念のもと、様々な疾患に効く治療薬・予防薬を開発し健康寿命の延伸に貢献するというビジョンを掲げ、現在は、フェロトーシス阻害薬の研究・開発に注力しております。
 フェロトーシスとは、鉄依存性の過酸化物質の蓄積が細胞障害を引き起こす細胞死のことです。心筋梗塞、脳梗塞、パーキンソン病、アルツハイマー病、狭心症、心不全など100以上の疾患や症状にフェロトーシスが関連していると報告されています。
 キュアセル社では、この過酸化物質の蓄積を阻害することで病気の発症を抑えるという革新的なアプローチにより健康寿命の延伸と社会課題の解決に貢献して参ります。
 
■ 自治医科大学認定ベンチャー
 自治医科大学は、「国土の均衡ある発展」の一環として地方や僻地へ充実した医療を提供するため、1972年に自治省(当時)が設置しました。以来、全国の病院・診療所へ卒業生を送り届けるとともに、医学の発展のために研究・開発を進めてまいりました。
 自治医科大学では学内シーズの積極的な開発推進および製薬会社への導出のため、認定ベンチャー制度を設けてオープンイノベーションセンター・研究推進課などが全面的に研究開発の支援を行っております。
 
■ 社長コメント
代表取締役 中尾麻衣子
(株)キュアセル代表取締役の中尾麻衣子と申します。
 この度は、多くの皆様方にご支援を頂きまして、本当にありがとうございます。無事に終えることができ、ホッとするとと同時に、身が引き締まる想いでおります。
 アポモルフィン誘導体には細胞の活性を上げて再生を促進する作用があり、これは多くの難病患者様の希望になります。また、抗酸化と抗炎症の作用があるため、老化の予防や美容の促進にも繋げていける可能性を秘めています。

 まずは、臨床試験にむけて研究開発を積極的に行ってまいります。引き続き、応援のほど宜しくお願い申し上げます。
■ 担当者コメント
経営企画担当執行役員:
 多くの投資家の方にご応募を頂けまして感謝しております。また、無事に終えることができ、担当者として安堵しております。
 今回はイークラウド様に証券仲介業務をお引き受け頂きました。IPO前の監査法人による上場審査ほどではありませんが、過去の会計帳簿や契約書や株主総会議事録をすべて提出し、承認フローやコンプライアンス体制の確認に加え、審査部門からのヒアリングや指摘事項への対応に奔走しました。その過程で、会社組織のガバナンスを一段と高めることができました。
 今後も臨床試験に合わせて大型の資金調達を予定しておりますので、研究開発の進捗に応じて企業価値の向上に努めてまいります。
 引き続きご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
 
 
会社概要
 法人名  : 株式会社キュアセル
 代表者  : 代表取締役 中尾麻衣子(橋本麻衣子)
 所在地  : 東京都中央区築地2-12-8大広ビル2階
 設立日  : 2022年8月1日
 事業内容 : 医薬品創薬開発
 URL   : http://curecell-lab.com/