八丈島最小の100年蔵・坂下酒造とアンフィルターが共同開発。火山島テロワールを映す島酒。クラフト市場・インバウンド市場、そして将来的な輸出へ挑戦
台風22号および23号により被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
 
株式会社アンフィルター(本社:東京都渋谷区、代表取締役:ビンセント・ニコル)は、2025年11月1日 「焼酎の日」に八丈島の老舗蔵元「坂下酒造有限会社」と共同開発したクラフト焼酎「罪人(ZAININ)」を発売いたします。
「罪人」は、八丈島の火山が育んだテロワール(土地固有の個性)と、江戸時代の流刑地としての歴史を背景に誕生しました。麹で仕込んだ八丈島産の芋(サツママサリ)と国産麦をスモールバッチで蒸留し、5対5でブレンドする希少な製法により、潮風や溶岩を想起させる力強いミネラル感を特徴としています。
 
約20年ぶりの成長機会となっている「第4次焼酎ブーム」。2024年には「東京島酒」がGI認定を受け、今後さらに注目が高まっています。
当社は「想いを届ける」という企業理念のもと、八丈島の風土と職人の情熱を通して、島焼酎の新しい魅力を発信していきます。若年層やインバウンド観光客など、これまで島酒に触れる機会の少なかった方々に東京七島の酒造りの深さと個性を伝え、10万軒以上あるといわれる東京の飲み屋のカウンターに、自然に島酒が並ぶ未来を目指しています。
 
■商品特徴: 火山島ならではの力強いミネラル感
八丈島の豊かな水と、蔵元自ら栽培したさつま芋「サツママサリ」、そして島酒ならではの麦麹を用いて仕込み、常圧蒸留で個性を引き出した芋焼酎と麦焼酎を同量でブレンドしています。
香り:焼き芋の甘み、焙煎麦の香ばしさ、湿った土や椿を思わせるフローラル。
味わい:潮風や溶岩を彷彿させる力強いミネラル感、明日葉のような青み、芋の甘みと麦のコクが重層的に広がり、すっきりとした喉ごし。
ブランド名・デザイン:「罪人」という名には逆境を生き抜いた人々の生命力と不屈の意志を込めています。ボトルに刻まれた「罪」の文字は牢と流木をモチーフとし、墨色のガラスは八丈島の溶岩石を想起させます。
おすすめの飲み方:ストレートでは、芋と麦が織りなす重層的な味わいをじっくりと堪能できます。炭酸で割る「罪なハイボール」では、力強いミネラル感と香ばしい香りが一層際立ちます。
 
 
 
■ 八丈島最小の蔵、坂下酒造と共同開発
製造を担う坂下酒造は、創業100周年を迎える老舗蔵元です。杜氏・沖山範夫氏は元バーテンダー、現在は島でさつま芋を栽培する農家でもあります。数年間休業状態だった蔵を2020年に再始動し、老舗の銘柄「黒潮」「黄八丈」「ジョナリー」に加える新たな酒造りに挑戦しています。
 
 
■ 商品概要
 商品名                罪人(720ml)
アルコール度数    25%
原材料                島産さつま芋「サツママサリ」、大麦(国産)、麦麹(国産)
製造数量             2500本
希望小売価格       2480円(税別)
販売者                株式会社アンフィルター
製造元              坂下酒造有限会社(東京都八丈島)
Webサイト          https://zainin.jp
Instagram          www.instagram.com/zainin_japan/
 
■ 発売日  2025 年11月1 日(土)
 
■限定先行提供と評価
発売に先立ち、都内のフレンチ、和食、フュージョンのレストランにて限定的に提供しました。シェフやソムリエ、そして来店客からは、料理と響き合うテロワール志向の味わいと、八丈島由来のミネラル感に高い評価が寄せられました。「罪人」は、食体験に深みをもたらす“語れる酒”としての可能性を示しています。
 
■ 開発者のコメント
 
株式会社アンフィルター 代表 ビンセント・ニコル 
唯一無二の「罪人」を実現してくださった沖山さん、そして本プロジェクトに携わってくださったチームの皆さんに、心から感謝しています。「罪人」は、私自身が長年抱いてきた島への思いの丈を込めた焼酎です。八丈島のテロワールと歴史に根ざした素晴らしい島酒文化を、これまで触れる機会のなかった方々へ広げるべく全力を尽くしていきます。
坂下酒造有限会社 代表 沖山範夫
この度は本プロジェクトを通して素敵な出会いをつくってくださったビンセントさん、そして携わって頂いたチームの皆様にたいへん感謝しております。改めてこの罪人を通して、焼酎とは人と人とをつないでくれる素晴らしいものだと実感しました。私の思いを信頼できる方々にお預けできることを幸せに思うとともに、島酒を通して素敵な出会いがたくさん生まれることを願っています。
 
 
■ 会社概要
株式会社アンフィルター(東京都渋谷区)
代表者:ビンセント・ニコル
「想いを届ける」を使命に、職人とともに日本の風土や歴史を映す「語れる酒」を手掛け、国内外へ届けています。日本在住20年以上のフランス人である代表ビンセントは、酒類業界のさまざまなトップブランドの成長に尽力してきました。