揚羽 執行役員 黒田天兵が、日立グループ「フラットチャンネル vol.64」で登壇
コーポレートブランディング支援を行う株式会社揚羽(東京都中央区 代表取締役社長:湊 剛宏 証券コード:9330)の執行役員 ブランドコンサルティング部長の黒田天兵は、2025年10月18日に行われたイベント「フラットチャンネル vol.64」で「JTC(Japanese Traditional Company)アップデート大作戦 パネルディスカッション」に登壇しました。
■「失敗を許さない文化」の払拭で更新を図る
「JTC(Japanese Traditional Company)」は伝統的な日本企業を指し、古い企業文化が残る大企業を揶揄する文脈で使われることもあります。しかし、それに対して黒田は、安定したビジネスモデルや既存の顧客基盤を持っていることを挙げ、スタートアップとは異なり「勝ちパターン」が存在していることは、素晴らしい点だと語りました。
 
一方で、真に企業文化をアップデートするには、“挑戦する風土の醸成”が最重要課題だと述べています。多くの日本企業では「失敗を許さない文化」が根強く残り、これが組織の停滞を招いていると分析しているからです。特に中間管理職層が新しい挑戦を避け、リスクを取らない傾向が強いことが問題だと説明しました。
 
そこで、企業アップデートの具体的な成功事例として、三菱地所レジデンス株式会社の組織風土改革を紹介。この事例では、経営層が明確なビジョンを示し、失敗を許容する文化を意図的に作り出すことで、組織全体の活性化につながったと解説しました。重要なポイントは、経営層のコミットメントと、現場レベルでの具体的な行動変容を促す仕組みづくりの両方が必要だという点です。
 
三菱地所レジデンスのプロジェクト詳細は、以下で紹介しています。ぜひご覧ください。
〈提供価値の言語化で「Try」する風土を醸成する〉
https://www.ageha.tv/works/mec-r_2/
 
■一足飛びの大変革ではなく、小さな成功を積み重ねる
続いて、風土改革、組織変革の方法論として、“段階的なアプローチ”を提案。いきなり大きな変革を求めるのではなく、小さな成功体験を積み重ね、それを組織内で共有することで、チャレンジする風土を徐々に醸成していくべきでしょう。また経営層だけでなく、現場のリーダーたちが自ら変化の主体となることの重要性を強調しました。
 
最後に、伝統的な日本企業のアップデートには時間がかかるだろうとしつつも、既存の強みを活かしながら、新しい取り組みや挑戦を取り入れることで、勝ちパターンが確立されているJTCにおいても、持続可能な成長が実現するはずだと前向きなメッセージを発信しました。
 
▼「フラットチャンネル」について
「フラットチャンネル」は2020年5月、緊急事態宣言下に日立グループ内の有志が始めたオンライン交流会が起点。当初は「緊急事態宣言 コロナに負けるな!」という名称でしたが、好評を受け継続を決定し「フラットチャンネル」に名称変更しました。テーマを決めた交流会(昼の部)と雑談を交えての懇親会(夜の部)を同日に実施するスタイルで、月1回の定例開催。現在は日立グループ外の参加も募り、オフライン会場もあるハイブリッドで実施中です。

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弊社は、コーポレートブランディング、マーケティングコミュニケーション(社外への情報発信)、インナーブランディング(人材の定着)、採用ブランディング(人材の採用)、デジタルマーケティング(顧客獲得)などの幅広い領域で、クライアントとともに汗をかきながら伴走支援しています。また徹底した課題導出をもとに、戦略策定からクリエイティブ、顧客体験、理念浸透まで、“一気通貫で支援”する姿勢を大切にしています。ブランディングやマーケティングにお悩みのある方は、ぜひ次のフォームよりお声がけください。⇒https://www.ageha.tv/contact/

【会社概要】
会社名:株式会社揚羽
市場:東京証券取引所グロース市場・名古屋証券取引所ネクスト市場(証券コード:9330)
資本金:2億7935万円(2024年9月30日時点)
所在地:〒104-0032 東京都中央区八丁堀2丁目12-7 八丁堀トーセイビルIII 3F
設立:2001年8月
代表者:代表取締役社長 湊 剛宏
ミッション:一社でも多くの企業のブランディングに伴走し、日本のビジネスシーンを熱く楽しくする!
事業内容:ブランディング支援全般
支援領域:コーポレートブランディング/パーパスブランディング/インナーブランディング/アウターブランディング/サステナビリティブランディング/採用ブランディング/製品・商品・サービスブランディング 等
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URL:https://www.ageha.tv/