~アナログ業務からの脱却と戦略的な調達組織への変革事例~
株式会社Leaner Technologies(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:大平 裕介、以下「リーナー」)は、自動搬送設備メーカーである第一施設工業株式会社(本社:福岡県糟屋郡、代表者:松村 幸司)における調達DXの取り組み事例を公開いたしました。
▼事例記事はこちら▼
https://leaner.jp/usecase/daiichi-shisetsu
 
■導入の背景と目的
 
第一施設工業は、半導体・液晶工場のクリーンルーム向け「垂直搬送装置」でトップクラスのシェアを誇ります。しかし、調達チームでは以下のような課題を抱えていました。
非効率な業務プロセスと工数増大:サプライヤーからの見積回答フォーマットがバラバラで、取りまとめや比較に多大な工数が発生。コミュニケーションの無駄や、案件の進捗管理ができていないことによる対応漏れのリスクがありました。
情報管理の散在と属人化:図面データ、部品表、過去の発注実績、在庫情報などが複数のシステムやExcelに散在しており、必要な情報にたどり着くまでに時間を要していました。また、見積依頼先の選定や概算見積もりの算出はベテラン社員の経験や記憶に依存する、属人化も進んでいました。
外部環境の変化と業務継続性の危機:世界的な部品不足や半導体不足により業務が逼迫し、アナログで非効率な業務からの脱却が急務となっていました。
■リーナー導入後の主な効果
業務工数47%削減の達成:自動リマインド機能によるサプライヤーへの見積回収フォロー、比較表の自動生成による相見積結果の比較における業務工数を大幅に削減し、全体の業務工数47%の削減を実現しました。
1千万円超のコストインパクトを創出:リーナー上で相見積もりを徹底することで、コストダウン効果を定量的に測定可能となり、最高値と最安値の差額として算出したところ、1千万円以上のコストインパクトが生まれました。
業務の可視化とデータ蓄積:ほぼ全ての見積業務をリーナーで行うことで、業務プロセスのデジタル化を達成しました。サプライヤー様の活用率も99%となり、サプライヤー様とのチャット機能により、交渉内容や選定理由などがリーナー上に集約され、組織全体で知見として活用できる状態が実現しました。
第一施設工業株式会社様は、今回のDXで創出された時間リソースを、相見積もりや価格交渉の徹底、新規サプライヤー開拓、VA/VE、価格査定といった付加価値の高い戦略的業務にシフトさせ、データに基づいた価格査定の強化を図ることで、調達部門の更なる強化を目指します。
 
▼事例記事はこちら▼
https://leaner.jp/usecase/daiichi-shisetsu
 
■会社概要
【第一施設工業株式会社】
法人名:第一施設工業株式会社
代表者:松村 幸司
所在地:福岡県糟屋郡新宮町上府北3丁目9番22号
設立:1967年7月(昭和42年7月)
URL:https://www.daiichi-shisetsu.co.jp/
事業内容:
・先端コールドチェーン機器の製造・販売
・ファクトリーオートメーションの提案
・ロボットメンテナンス
 
【株式会社Leaner Technologies】
「調達のスタンダードを刷新し続ける」をミッションに、ソーシングの高度化を実現するソーシングDXクラウド「リーナー見積」、購買プロセスを一元管理する購買プラットフォーム「リーナー購買」を提供しています。
企業の調達部における過去のデータや取引先・社内関係者とのコミュニケーションなど、業務プロセスをデジタル化し、蓄積されたデータの活用を促進することで、調達部門の生産性と企業の利益率向上を実現するサービスを提供します。

株式会社Leaner Technologies(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:大平 裕介、以下「リーナー」)は、自動搬送設備メーカーである第一施設工業株式会社(本社:福岡県糟屋郡、代表者:松村 幸司)における調達DXの取り組み事例を公開いたしました。