| 世界40拠点に展開するフロスト・アンド・サリバンと提携し、スタートアップの成長支援・海外展開支援を強化 |
| 株式会社ZenX(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:後藤 正宏)は、スタートアップおよび中小企業向けに、経理・予実管理・資金調達・投資家対応を一気通貫で支援する新サービス「Finance BPaaS(※1)」(以下、本サービス)の提供を開始しました。 | |||||||||||||||
| 本サービスの展開にあたり、米国を本拠とするリサーチ&コンサルティングファームのフロスト・アンド・サリバンと提携し、スタートアップおよび成長企業向けにメガトレンド分析、テクノロジー分析、大企業との接点創出、資金調達支援、IPO支援などの包括的サポートを行います。 | |||||||||||||||
| ※1 BPaaS = Business Process as a Service | |||||||||||||||
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| ■ サービス提供の背景 | |||||||||||||||
| 近年、スタートアップや中小企業の経営現場では、会計・税務に関する制度対応の複雑化、資金調達に伴う開示義務の高度化、人手不足によるバックオフィスの機能低下など、財務業務に関する負担が大きくなっています。 | |||||||||||||||
| インボイス制度や電子帳簿保存法といった制度対応に加え、資金調達やM&Aにおいては、月次レポートや予実管理、データルーム運用などが求められ、現場の負担は急速に増しています。また、これらの業務は属人的になりやすく、データのばらつきやタイムラグが意思決定の障壁となるケースも少なくありません。 | |||||||||||||||
| 特に人的リソースや予算に制約のあるスタートアップでは、専任のCFOを雇うことも難しく、「戦略と実務を同時に回す仕組み」の整備が求められていました。 | |||||||||||||||
| ■ サービス概要 | |||||||||||||||
| ZenXの代表は、これまで投資銀行部門(IBD)でのコーポレートファイナンス業務を皮切りに、ユーザベース(※2)における金融機関からの資金調達やSaaS事業の開発およびアジア市場への展開、AnyMind Group(※3)にてシード期の個人投資家(エンジェル)からの資金調達、アジアの現地法人責任者として新規事業開発をリードするなど、国内外の資金調達・事業拡大の両面で豊富な実績を持ちます。 | |||||||||||||||
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その後、HR×AIスタートアップであるZenXの立ち上げを行い、経済産業省からの資金獲得や、プレシード、シード資金調達を実現するとともに、スタートアップを中心とした財務戦略の支援も行っています。これらの知見をもとに、AIによる業務自動化とCFO人材の知見を融合させた「Finance BPaaS」を通じて、次のような機能を包括的に提供します。 サービスサイト:https://financebpaas.zenx.jp/ |
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| ※2 株式会社ユーザベース:経済情報プラットフォーム「SPEEDA」やビジネスメディア「NewsPicks」を展開する企業。国内外でB2B SaaSおよびメディア事業を展開 | |||||||||||||||
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※3 AnyMind Group株式会社:2016年にシンガポールで創業し、アジアを中心にマーケティング支援、ECプラットフォーム事業を展開するテクノロジー企業。東京証券取引所グロース市場に上場 |
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| ■主な機能 | |||||||||||||||
| <スポットCFO人材のソーシングとアサイン→資金調達や上場に向けた専門家が、企業の成長をサポート> | |||||||||||||||
| ベンチャーキャピタルや、銀行・投資銀行、ベンチャー企業のCFO室などの出身者をソーシングし、クライアントにスポットでアサインします。CFOの正社員雇用難易度が上がる一方、さまざまな知見を持ったスポットCFOが財務計画や投資家の紹介、銀行対応など、ファイナンスの手が回りにくい部分をサポートします。 | |||||||||||||||
| <月次の早期締めと自動仕訳処理/BPOによる入力作業の代行→経営者の業務時間を週あたり約7時間(約75%)削減> | |||||||||||||||
| AIによる学習型仕訳・消込処理により、月末から10営業日以内の月次締めを実現します。 | |||||||||||||||
| <13週ローリング資金繰りの自動生成→キャッシュフローの可視化により、資金ショートリスクを大幅に低減> | |||||||||||||||
| 売上・請求・入金データをもとに、13週間先までのキャッシュフローを自動で見える化。乖離は例外検知により即時共有されます。 | |||||||||||||||
| <経営レポートの構造化とAIによる草案生成→資金調達や経営意思決定を定量的にサポート> | |||||||||||||||
| キャッシュポジション、ランウェイ、予実差異分析、KPI推移、シナリオ別資金見通しなどを標準化。レポートやQ&A、投資家レターの草案はAIが作成し、アサインしたCFOが内容を監修します。 | |||||||||||||||
| <VDR(バーチャルデータルーム)構築と海外投資家対応(オプション)> | |||||||||||||||
| レポートの英語化、データルーム整理、海外投資家との面談設定、現地の会計・法制度の助言まで、海外展開も視野に入れた支援を提供します。 | |||||||||||||||
| ■ Global as a Service(スタートアップの海外進出支援) | |||||||||||||||
| ZenXは、スタートアップの海外進出支援を「Global as a Service」として提供します。今回の提携により、フロスト・アンド・サリバンが有する世界40拠点超のネットワークを活用し、世界のメガトレンド・技術分析・デューデリジェンスをアーリー期からスタートアップおよび成長企業へ提供します。 | |||||||||||||||
| また、海外投資家との面談設定や現地パートナー候補とのインタビューセットなど、日本発スタートアップのグローバル展開を加速させるサービスを提供します。 | |||||||||||||||
| <面談アレンジ(例:シンガポール/インド/欧州VC)> | |||||||||||||||
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海外投資家や現地パートナー候補との面談をコーディネート。 投資・提携・市場参入などの目的に応じたグローバルリレーション構築を支援します。 |
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| <海外展開のための調査> | |||||||||||||||
| 海外進出を検討するスタートアップ・成長企業に対し、現地の市場構造・競合・規制環境を多角的に調査し、投資・提携・市場参入(Go-to-Market)に向けた実行戦略立案を支援します。 | |||||||||||||||
| <海外投資家Q&A・財務モデルブラッシュアップ> | |||||||||||||||
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海外投資家からの質問想定、さらに英語財務モデル・ピッチ資料の精度向上をサポート。 Investor Trustを高める"根拠あるストーリー"づくりを伴走します。 |
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| <データルーム運営> | |||||||||||||||
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AIとCFOの知見を融合し、デューデリジェンス対応のデータルームを構築。 投資家間での透明性・整合性のある情報共有を実現します。 |
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| ■ 提供プラン | |||||||||||||||
| 企業規模・成長段階・ニーズに応じて4つのプランをご用意しています。Global as a Serviceは、Advancedプラン以上で適用されます。また、Customプランは要件に応じて設計します。 | |||||||||||||||
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| その他、詳細は以下よりご確認ください。 | |||||||||||||||
| https://financebpaas.zenx.jp/ | |||||||||||||||
| ■ 今後の展望 | |||||||||||||||
| ZenXは、財務領域だけにとどまらず、経営・組織・人材といった“経営全体”をつなぐBPaaSモデルの拡張を進めています。今後は、グローバル展開への対応や業界特化型パッケージの展開も進めており、日本発スタートアップが世界に挑戦するための“経営インフラ”としての機能拡張を進めてまいります。 | |||||||||||||||
| ■ 両社代表コメント | |||||||||||||||
| 株式会社ZenX 代表取締役CEO 後藤 正宏 | |||||||||||||||
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「『時間がない』『人が足りない』『何が正解かわからない』―Finance BPaaSは、そんなスタートアップ経営の”あるある”を、財務から根本的に変える仕組みです。攻めるチームが、守りを気にせず走り続けられる環境をつくります」 フロスト・アンド・サリバン・ジャパン株式会社 代表取締役 山村 浩 |
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| 「Finance BPaaSは、日本のスタートアップが世界市場で競争力を高めるための新たな基盤になると期待しています。当社のグローバルネットワークとリサーチ力を活かし、ZenXとともに、次世代の成長企業を支援していきます」 | |||||||||||||||
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【株式会社 ZenX 企業概要】 |
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| ZenXは、AIと人の力を融合したBPaaS(Business Process as a Service)を展開する企業です。 HR・Finance・Globalの3領域で、スタートアップ・成長企業および大企業の経営課題を包括的に支援しています。 | |||||||||||||||
| 代表者: 後藤 正宏 | |||||||||||||||
| 設立: 2019年 | |||||||||||||||
| 所在地: 東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー15階 | |||||||||||||||
| 企業サイト:https://www.zenx.jp/ | |||||||||||||||
| 事業内容: AI解析によるタレントアセスメント「ZenTest」、HR BPaaS・Finance BPaaS・戦略・組織支援サービス「ZenStrategy」、企業の要件・組織文化・人材の希望、行動特性やソフトスキル能力、EQ(心の知能指数)をもとに、最適なマッチングを実現する採用・転職支援サービス「ZenMatch Agent」の提供 | |||||||||||||||
| 【フロスト・アンド・サリバン・ジャパン株式会社 企業概要】 | |||||||||||||||
| 成長パイプライン企業であるフロスト・アンド・サリバンは、クライアントが成長を加速し、成長、革新、リーダーシップにおいてクラス最高の地位を獲得することを可能にします。 | |||||||||||||||
| 同社の成長パイプライン・アズ・ア・サービスは、CEOとCEOの成長チームに変革戦略とベストプラクティスモデルを提供し、強力な成長イニシアチブの生成、評価、実装を推進します。フロスト・アンド・サリバンは、6大陸の40拠点を超えるオフィスから、グローバル1000企業、新興企業、投資コミュニティと提携してきた60年以上の経験を活用しています。 | |||||||||||||||
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