世界中の人々の夢を宇宙で実現させる民間宇宙サービスプラットフォームを提供する宇宙ベンチャー企業株式会社ASTRAX(アストラックス、以下 ASTRAX、本社:神奈川県鎌倉市、代表:代表取締役・民間宇宙飛行士 TAICHI(山崎大地))代表TAICHIは、2025年9月29日から10月3日にオーストラリアの都市シドニーにある「シドニー国際会議場(ICC)」で開催された世界最大の宇宙業界の国際会議、第76回国際宇宙会議(IAC 2025)において、「宇宙で食べるラーメンの開発」についての論文を発表しました。
【国際宇宙会議での論文発表】
今年の国際宇宙会議(IAC 2025)において、ASTRAXおよびASTRAXグループメンバーは、民間宇宙旅行産業の発展と人類の宇宙進出に向けて、さまざまな民間宇宙サービスについての革新的な論文を合計13本(ASTRAX代表山崎大地が8本、ASTRAXメンバーが5本)発表いたしました。
発表した論文について、今後順次発表してまいります。
【発表論文3本目】
■発表日:
2025年10月2日(木)
■論文タイトル:
DEVELOPMENT OF RAMEN EATEN IN SPACE
(宇宙で食べるラーメンの開発)
■著者(所属):
TAICHI(山崎大地)(ASTRAX・民間宇宙飛行士)
■共著者(所属):
川上泰子(ASTRAX・宇宙ワーママ)
■アブストラクト(日本語版):
NASAやロシア、JAXAが認定している宇宙食は400種類くらいあると言われている。2021年に民間宇宙旅行時代が始まり、今後多くの一般人が宇宙に行くようになると、宇宙食のレパートリーは格段に多くなっていくだろう。宇宙食の中で、無重力の環境の中で食べるものが難しいものとして、ラーメンなどの液体のスープに入った麺類がある。現在JAXAが認定している宇宙食用ラーメンは、麺は玉状で、スープはとろみがあり、味はラーメンでも、食べた時の感覚は全くラーメンとは別のものとなっている。ASTRAXでは、これから長期で宇宙旅行に行く人たちが、普段地球で食べているものを、地球で食べている感覚に近い状態で食べられるようにするために、様々な技術開発を行っており、宇宙ラーメンの開発もその一環である。このような開発は、これからますます発展していく民間宇宙旅行時代において、搭乗者のストレスを緩和し、食べることの楽しみを増加させるために非常に役立つと考えている。
本論文では、スープに入った麺類を無重力で食べるための方法についての検討結果とこれからの開発計画について発表を行う。
■Abstract:
Currently, there are approximately 400 types of space food approved by NASA, Roscosmos, and JAXA. Since the advent of the commercial space travel era in 2021, the number of civilians traveling to space has been increasing, and with it, the variety of space food is expected to expand significantly. Among the challenges of space food development, one of the most difficult to consume in a microgravity environment is noodle dishes with liquid-based soup, such as ramen. The space ramen currently certified by JAXA consists of spherical noodles and thickened soup. While the taste resembles traditional ramen, the texture and eating experience are entirely different from that on Earth. To address this issue, ASTRAX has been developing various technologies to allow long-term space travelers to enjoy familiar foods in a way that closely replicates their terrestrial experience. The development of space ramen is a crucial part of this initiative. Such advancements are expected to play a significant role in the evolving era of commercial space travel by reducing stress for travelers and enhancing their enjoyment of food.
This paper explores methods for consuming noodle dishes with soup in microgravity and discusses future development plans.
論文の全文は以下のリンクで参照いただけます。
【国際宇宙会議(IAC)とは】
国際宇宙航行連盟(IAF)が主催し、年に1度、開催される、宇宙業界では世界最大の国際会議です。今年は、2025年9月29日から10月3日までオーストラリアのシドニーで、オーストラリア宇宙産業協会(SIAA)がホストを務め、オーストラリア宇宙庁(ASA)とニューサウスウェールズ州政府が共催して、「持続可能な宇宙:強靭な地球(SUSTAINABLE SPACE : RESILIENT EARTH)」をテーマに、第76回国際宇宙会議(IAC 2025)が開催されました。
会期中99カ国から約8,000人が参加し、極めて多様で実りある議論が交わされました。技術プログラムでは、199セッションで2,200以上の口頭発表と1,000を超えるインタラクティブな発表が行われ、最新の研究や革新的なアイデアが紹介されました。IAC 2025 パブリックデーでは過去最多となる11,000人以上が参加し、そのうち1,500人は学生でした。
IAC 2025のホームページ:
IAC 2025のハイライト動画:
https://youtu.be/I1N3Tk-FLh0?si=fdbvMggjTC1VrYkK
来年は2026年10月5日から10月9日まで、トルコのアンタルヤで第77回国際宇宙会議(IAC 2026)が開催される予定です。
IAC 2026のホームページ:
IAC 2026のプロモーション動画:
https://youtu.be/x7MteS2eulU?si=uqsYxMbMm_wLygq4
ASTRAXは、民間の力でさまざまな宇宙サービスを生み出し民間宇宙旅行時代を牽引していくために、これまで発表してきたさまざまな国際論文についての研究や開発をさらに推し進めるとともに、新たなテーマにも挑戦し、来年の国際宇宙会議の場でもASTRAXの存在をアピールしてまいります。
ASTRAXでは、2026年のトルコ・アンタルヤでの国際宇宙会議での国際論文発表に向けて、2026年1月~2月末にかけて、ASTRAX国際論文申請講座を開催する予定です。国際論文を発表する際は、事前に申請を行い、審査を受ける必要があります。本講座は、申請に必要なアブストラクトの書き方から申請の仕方までしっかりサポートいたします。ご興味がある方はぜひご参加ください。国際論文を世界に発表して、民間宇宙開拓の第一人者になりましょう。
『宇宙といえばASTRAX!』
ASTRAXは、今後も人類全体の経済圏(生活圏)を宇宙に拡大させるとともに、地球上の平和と生活環境の改善や向上を目指し、民間の力で様々な宇宙サービスを提供してまいります。
【ASTRAX会社概要】
会社名:株式会社ASTRAX
代表者:代表取締役・民間宇宙飛行士 TAICHI(山崎大地)
所在地:神奈川県鎌倉市
URL:
事業内容:民間宇宙開拓事業全般及び宇宙サービスプラットフォームの提供
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