日本は“つながり不況”に? 社会人の6割が「新しい友達が欲しい」と回答も、半数以上が「この1年で友達ができていない」と明らかに
孤独・孤立が社会課題となる中、"新しいつながり"を生み出すサービスが注目!Timeleftが全国1,310人を対象に、人とのつながりに関する意識を調査
見知らぬ人とのディナー体験を提供する「Timeleft」を運営するTimeleft SAS(本社所在地:フランス、以下Timeleft社)は、全国の20代~50代の社会人を対象に「人とのつながり」に関する意識調査を実施しました。
その結果、多くの人が“新たな出会い”を求めながらも、現実にはその機会が限られていることが明らかになりました。
こうした状況のなかで、「偶発的な出会い」や「自然なつながり」を生み出す新しいサービスにも注目が集まっています。
 
新たな出会いの機会が限られていることが明らかに
偶発的な出会いを生み出すサービスTimeleft
近年、日本では孤独が深刻な社会問題となっており、2024年4月には「孤独・孤立対策推進法」が施行されました。こうした背景のもと、友人関係や人とのつながりに課題を感じる大人が増えています。
Timeleftでは、現代社会における人とのつながりの実態を明らかにし、孤独を解消し、より良い人間関係を築くためのヒントを得ることを目的に本調査を実施しました。
 
その結果、約6割(59.5%)が「新しい友達が欲しい」と回答する一方で、半数以上が「この1年で新しい友達ができていない」と回答。さらに、年齢を重ねるほど新たなつながりを築くことが難しいと感じる人が8割を超え、社会的な孤立リスクの高まりがうかがえました。
調査結果サマリー
半数以上の社会人が「新しい友達が欲しい」と回答。特に20代では77%と、若年層で高い傾向
新しいトレンド?!若年層を中心に “友活” への関心が高まる傾向。53%が前向き
しかし、現実はこの1年で新しい友達ができていない人が約6割!
18.2%が「社会人になってから新しい友達ができていない」と回答し、22.8%の社会人が「親しく付き合う友達はいない」と回答
調査結果詳細
◆6割が「新しい友達が欲しい」と回答。特に20・30代で顕著
「あなたは、新しい友達が欲しいと思いますか?」という問いに対し、「非常に思う」「やや思う」と答えた人は全体の59.5%にのぼりました。
この傾向は特に若年層において顕著で、20代では77%、30代では62.3%が「非常に思う」「やや思う」と回答。40代、50代では半数以下であったのに対し若年層では出会いを求める傾向が強く、ライフステージによって、”新たな出会い”に対する意識のあり方が大きく異なることが明らかになりました。
◆生成AIとの会話が増えても、人は“リアルなつながり”を求めている
一方で、近年は人との関わり方そのものにも変化が見られます。生成AIの進化により、恋の相談や仕事の悩みなどをAIに語りかける人が増えています。かつては友人に話していた内容をAIと共有することが、今では特別なことではなくなりました。
しかし、OpenAIとMIT Media Labの共同研究では、AIとの会話が長期的には孤独感を高める可能性があることも報告(注1)されています。では、人はAIとの会話に何を求め、どのように感じているのでしょうか。
 
「あなたは日常的にAI(例:ChatGPT、Gemini、AIキャラなど)と雑談などの会話をすることがありますか?」という質問に対し、約半数(50.9%)が「ある」と回答しました。
AIとの対話を好む理由としては、「相手に気をつかわずに話せる」「返答が早い」「緊張せずに気軽に話せる」といった声が多く、人との会話とは異なる“気軽さ”が魅力として挙げられました。
 
一方で、AIとの会話を楽しむ一方で「AIとの会話が増えても、実際の人間関係を求めたい」と回答した人が61.1%にのぼりました。
便利で気軽なAIとの対話が広がる中でも、人はやはり“リアルなつながり”を求めていることが浮き彫りになりました。
◆ “友活” に励む層も?
リアルなつながりをつくるため、実際に行動をおこす人も多いようです。「社会人になってから新しい友達をつくるために、情報を探したり、機会を探したりしたことがありますか?」という質問では、全体の33.8%が「ある」と回答。「興味はあるがまだ行動したことがない」と回答した人を含めると、半数以上(53.0%)が新しい友達づくりに前向きであることが明らかになりました。
 
この1年の間に実際に行動した人に内容を聞いてみると(複数回答)「趣味・イベント・コミュニティに参加した(49.2%)」が最も多く、積極的に新しい出会いの場に訪れようとする姿勢が伺えました。
◆ 自然な出会いを求める人が多数
新しい友達への関心は全体的に高い傾向にありますが、実際に「新しい友達が欲しい」と回答した779名に理由を尋ねたところ(上限3つまで選択)、「趣味や価値観の合う人と出会いたいから」(30.3%)が最も多く、次いで「仕事や家庭以外の繋がりを持ちたいから」(19.9%)が続きました。
 
注目すべきは、「特に理由はないが自然な出会いが欲しい」(19.1%)「新しい刺激や視野を広げたいから」(18.6%)といった回答が上位に入った点です。これらは、「一緒に出かけたり遊んだりできる仲間が欲しいから(16.8%)」や「自分をより理解してくれる人を見つけたいから(13.4%)」を上回っており、“弱い紐帯”(注2)のような緩やかなつながりを求める人が一定数存在していることが明らかになりました。
◆8割以上が「年齢を重ねるごとに友達づくりは難しくなる」と実感
新しい出会いを求める人が多い一方で、実際に新しい友達ができている社会人は少ないようです。
「この1年で新しい友達が何人できましたか?」という質問に対し、56.3%が「できていない」と回答。5人以上できた人はわずか16.2%と、新しい人間関係を築く機会が限られていることが分かりました。
実際に「新しい友達をつくることは、年齢を重ねるごとに難しくなったと感じますか?」という問いには46.0%が「常にそう思う」、36.6%が「ややそう思う」と回答し、8割以上が難しいと感じていることが明らかになりました。
特に20代でその傾向が最も高く、10代に経験した“学校”というコミュニティを離れ、社会人になることで生活リズムや人間関係の範囲が固定化し、学生時代とのギャップを強く実感していることがうかがえます。
◆約2割の社会人が「社会人になってから新しい友達はできておらず」、「親しく付き合う友達はいない」
「社会人になってから新しい友達ができるきっかけとして最も多いのはどれですか?(n=1310)」という質問に対し、最も多かったのは「職場・仕事関係」で34.0%でした。
次に多かったきっかけは「趣味・イベント(スポーツ、音楽、ボードゲームなど)」で17.3%でしたが、それを上回って「社会人になってから新しい友達はできていない」と回答した人が18.2%にのぼり、社会人になってからの友達づくりの難しさが浮き彫りとなりました。
 
また、「あなたの現在の交友関係の中心は、いつできた友人ですか。(最も多いものを1つ選んでください)」という質問では、学生時代と回答した人が最も多く(31.6%)、この傾向はいずれの年代でも共通していました。一方で、全体の22.6%が「現在、親しく付き合う友達がいない」と回答しており、年齢を問わず“人とのつながり”が希薄になっている実態が明らかになりました。
 
注1) Investigating Affective Use and Emotional Well-being on ChatGPTより
注2) 米国社会学者のマーク・グラノヴェッターが提唱した概念で、個人の社会的ネットワーク内の緩やかな関係のこと
 
“孤独社会”に光を灯すディナー体験「Timeleft」
新しい友人を求めながらも、実際にはその機会を得にくい--。多くの社会人が感じているこのギャップの背景には、「出会いの偶然性」の減少があると考えられます。
 
本調査でも、多くの人が“深いつながり”を望みながらも、まずはその入口となる“自然な出会い”を求めていることが明らかになりました。
 
見知らぬ人とのディナーを通じて新たなつながりを生み出すソーシャルダイニングサービス「Timeleft」は、こうした課題の中で、“弱い紐帯”という偶然のつながりを社会に取り戻し、強いつながりが生まれるきっかけを創出します。
 
「Timeleft」では、アルゴリズムによって、価値観は近いもののバックグラウンドが異なる5~6名がマッチングされ、指定されたレストランに集まります。お店選びやグループの組み合わせはすべてTimeleftが手配。ユーザーは希望する時間を選んで、指定されたレストランに向かうだけで参加できます。
どんな人が来るかは、行ってからのお楽しみ。
事前のやり取りや準備は不要で、まるで“偶然に導かれるように”新しい人と出会う体験が特徴です。
 
ディナーは世界中で毎週水曜日に開催されており、時差を超えて各地で初対面の人々が同じ時間を共有するというグローバルな一体感を味わえます。そのほかにも、「火曜日の女性限定ディナー」や「木曜日の乾杯ナイト」など、ユーザーのニーズに応じた多様な交流スタイルを提供しています。
 
2024年の日本進出からわずか1年で登録者数は3万人を超え、20代から60代まで幅広い世代が見知らぬ人とのディナーを楽しんでいます。
timeleftディナーの様子1.
timeleftディナーの様子2.
性格診断の結果をもとに「価値観は近いけれど、バックグラウンドが異なる」人同士のグループをアルゴリズムが作成
調査概要
タイトル:社会人の新しい繋がりに関する調査
調査期間:2025年10月10日~10月15日
調査対象:全国の20~50代男女 1310名
調査方法:インターネット調査(Fastask)
※本調査結果をご利用いただく際は、必ず『Timeleft 調べ』と明記ください。
Timeleft SASについて
共通の関心や価値観をもとにマッチングされた複数人が毎週水曜に集まり、食事を通じて交流する新しいソーシャルサービス「Timeleft(タイムレフト)」を開発・提供しています。テクノロジーの進化でリアルなつながりが希薄になりがちな今、日常に自然な出会いを求める都市で暮らす大人に、仕事でも恋愛でもない「第三の出会い」を届けます。
https://timeleft.com/jp/
会社概要
会社名:Timeleft SAS
設立 :2020年
代表者:Maxime Barbier
日本市場責任者:田中 りえ子
URL :https://www.timeleft.com/jp

こうした状況のなかで、「偶発的な出会い」や「自然なつながり」を生み出す新しいサービスにも注目が集まっています。

約6割(59.5%)が「新しい友達が欲しい」と回答する一方で、半数以上が「この1年で新しい友達ができていない」と回答。

半数以上の社会人が「新しい友達が欲しい」と回答。特に20代では77%と、若年層で高い傾向

◆6割が「新しい友達が欲しい」と回答。特に20・30代で顕著

20代では77%、30代では62.3%が「非常に思う」「やや思う」と回答。

それを上回って「社会人になってから新しい友達はできていない」と回答した人が18.2%にのぼり、社会人になってからの友達づくりの難しさが浮き彫りとなりました。

アルゴリズムによって、価値観は近いもののバックグラウンドが異なる5~6名がマッチングされ、指定されたレストランに集まります。お店選びやグループの組み合わせはすべてTimeleftが手配

事前のやり取りや準備は不要で、まるで“偶然に導かれるように”新しい人と出会う体験が特徴です。

登録者数は3万人を超え、20代から60代まで幅広い世代が見知らぬ人とのディナーを楽しんでいます。