一般社団法人 新経済連盟(所在地:東京都港区、代表理事:三木谷浩史、以下「新経連」)は、高市新内閣発足にあたって、下記の通り代表理事コメントを発表します。
 
 1. 本日、高市内閣が発足しました。高市総理は自民党総裁選等を通じて、増税や財政健全化そのものを目的化するのではなく、経済成長による税収の自然増を目指すという大枠の考え方を表明されているほか、「年収の壁」引上げによる就労促進や労働時間規制の見直しにも言及されていることから、高市総理の経済政策の考え方は、新経済連盟がこれまで政策提言等で主張してきた考え方に沿う部分も多いと考えます。高市総理はこのほか、AIや半導体など戦略的成長分野への集中投資も掲げられており、新経済連盟が目指してきたデジタル経済に対応した産業構造を作ろうとする姿勢も感じられます。
 
2. 日本を世界から人・知・財の集まる国にし、持続的な経済成長を実現するには、税制改革、労働制度改革だけでなく、戦略的な国際人材の活用や既得権益にとらわれない大胆な規制改革も重要です。今回の連立政権においてこれらの改革や政策が推進されることを期待します。 
 
3. 経済成長、各産業の発展なくしては、日本の未来は明るくなりません。「民にできることは民に」を大原則とし、民による「独立自尊の精神」や「アントレプレナーシップ」を最大限発揮できるような環境を整備し、イノベーションを最大限引き出せるよう、強いリーダーシップのもとで、活発な政策論争が行われることを期待しています。